10月からの消費税率変更に伴い、いろいろ価格改定があるわけだけど、郵便料金も当然のことながら変わる。
消費税率の改定に伴う郵便料金の変更認可申請および変更届出などについて (日本郵便)
定形外はちょっと意外なところもあったが、だいたいこんなもんだよね。
使用頻度の高いところでは次の通り。
- はがき・ミニレター 62円→63円
- 定型25g/50g 82円/92円→84円/94円
- 定形外(規格内)150g 205円→210円
- レターパックライト/プラス 360円/510円→370円/520円
- 速達250g以下 280円→290円
- 簡易書留 310円→320円
- 一般書留・現金書留(基本料金) 430円→435円
はがき・ミニレターが中途半端に1円値上げというのがちょっとなぁと思ったが、62/1.08×1.10=63.1円だから妥当ではあるんだよね。
定型郵便の2円値上げは想定通りですね。
定形外が意外と書いたのは、規格内の50g以下(120円)と100g以下(140円)に値上げがなかったこと。
この2区分は消費税率5%のときから変わっていない。なおかつ、定形外では使用頻度の高い料金帯である。
中途半端に5円単位になっていた150g以下は5円値上げだが、250g以下(250円)は今回改定なしとなっている。
なんでかなと思ったんだけど、レターパックライトの値上げ幅が大きいんだよね。
消費税率5%のときの350円を基準に取ると、350/1.05×1.10=367円 ということで少し上げすぎになる。
定形外郵便というグループでのバランスを考えると、他はそこまで値上げしなくていいから、できるだけ10円単位でという判断もあったんだろう。
普通に考えれば 120/1.05×1.10=126円 ですからね。5円値上がりでも不思議ではないところだ。
書留もそうだったのかな。簡易書留が10円値上げに対して、一般書留・現金書留の基本料は5円値上げになっている。
金額が小さいのが値上げ幅が大きいというのは一見おかしいけど、簡易書留を上げた分、他は押さえたのだろう。
簡易書留とて 300/1.05×1.10=314円 とすると、値上げしすぎとまでは言えない。
315円というのはあったかもしれないが、簡易書留はかろうじで切手の需要もあるし、あんまり中途半端にするのもとは考えたのだろうか。
その代わりに一般書留・現金書留に5円の端数が付いたが、こっちは窓口で払うだろうと考えているのではないか。
(実際、2013年の料金変更時に当時の一般書留・現金書留の基本料金に相当する420円切手は後継なく廃止されている)
変な気はするけど、物量が圧倒的に多い簡易書留にあわせて、一般書留・現金書留の料金が決まったのが実情ではないか。
この結果として、62円・82円・84円・205円・280円・310円切手の代替として、63円・84円・84円・210円・290円・320円切手が出る。
63円・84円・84円切手は題材は引き継がれるが、絵柄は変わる。
すでに52円切手→62円切手で経験しているけど、ソメイヨシノという題材は変わらないが、絵は全く違う。
一方の210円・290円・320円切手は題材が変わっている。
200円以上(1000円を除く)の切手は国立公園が題材となっていたが、他の国立公園に題材が変わるということ。
従来の料金との差額調整だが、はがき・ミニレターは1円貼り足し、定形郵便は2円貼り足しになる。
2円切手はすでにおなじみのエゾユキウサギが使える。その点でも2円値上げは妥当なんだよね。
一方のはがき・ミニレターの1円値上げに対応する1円切手は「日本近代郵便の父」前島密の肖像である。。
肖像画というのは切手の題材としては異質なので、他の切手などとの組み合わせがよくないのではという声もあるが、
2015年に普通切手を一新したときも、1円切手だけは字の配置の見直しぐらいしかしていないほどで、けっこうなこだわりがあるようだ。
ちなみに50円の頃のハガキとの差額調整には、10円切手(トキ)と3円切手'(シマリス)を貼ることになる。
3円切手というのは以前からあったんだよね。ずいぶんマイナーな存在だったと思うが。
余談だけど、2017年頃から50円以下の切手の印刷方法が変更になっているらしい。
切手の印刷方法としてはグラビア印刷が一般的で、表現力が高く、偽造防止技術も取り入れやすい。
コスト面でもそこまで悪くないらしいのだが、やや高価という見方もあるようだ。
一方で、切手の印刷方式としてはオフセット印刷も活用されている。
これは一般的な雑誌などの印刷に使われる方式と同じで、といってもインクとかは特殊みたいだけど。
コスト面などから記念切手はオフセット印刷が一般的で、あとシール式の切手もオフセット印刷だね。
それでどうも2017年頃から少額の普通切手はコスト面からオフセット印刷への切替をしてたらしい。
といっても見た目でわかることはあんまりないらしいんだけど。印刷所の名前が変わったのが最大の識別方法だとか。
そりゃ1円・2円・10円とかの切手に多大なコストをかけても仕方ないしね。利用者からしてもそんなに変わらないし。