日本武道館ってどれぐらいの人数が入るの? と気になって調べたことがある。
固定席は1階席・2階席の合計で11045席とのことで、武道場としての定員はこうなる。
常設の武道場としては最大規模なんじゃないかなぁ。
柔道や剣道の大会をするのに、一般的な体育館や展示場を使うこともそれなりにあるので、
武道場という枠組みで大規模であることはあまり重要ではない気がするけど。
一方、コンサート会場として使う場合は、定員の考え方がだいぶ変わってくる。
まず、武道場として使う時には使えなかったアリーナ部分が客席として使えるようになる。
逆にステージの裏になる部分の固定席は客席として使えない。
通常は北側にステージを設置して、北・北西・北東の3ブロックをつぶすようである。
典型的にアリーナ席は2500人程度、固定席は8ブロック中5ブロック使うとすると、2500+11045/8×5=9400人程度と求まる。
上はおおざっぱな計算だが、実際そんなもんらしく、コンサート会場としての定員は1万人弱と考えるのが妥当なようだ。
ただし、上で書いたのは典型例であって、実際には客席の配置によって、この定員は増減する。
先日行われた、アイドルマスター ミリオンライブの4thライブが日本武道館であった。
ボタン電池の話を書いたつもりが、半分ぐらいミリオンライブのステージとゲームの話になっちゃったけど。
このときは、北西・北東ブロックにも観客がいたらしい。
実際、写真を見てみると、ステージの横から斜め後ろにかけて観客がいるように見える。(cf. 写真ニュース(1/1): 泣き虫たちがたどり着いた武道館のステージは? 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」DAY2レポート (BIGLOBEニュース))
もし、北西・北東ブロックの全てに観客がいたとすると、2500+11045/8×7=12000人ほどとなる。
全部を観客で埋めたわけではなく、極端に見にくいところは避けたようだから、さすがにこれよりは少ないんだろうが。
とはいえ、北西・北東ブロックからの観劇は厳しい面もあったようだ。
北西・北東ブロックだとステージを斜め後ろからみるようになる座席が多かったようだ。
もともと四方八方から見ることを想定したステージならともかく、正面から見ることを想定したステージだったので、演出上、厳しい面がある。
せめて死角をカバーする大型ビジョンがあればよかったのだが、そういうものも十分ではなかったようである。
ただし、ステージを斜め後ろから見るという珍しい経験ができたことを楽しんでいた人もいたようで、
さながら舞台袖からアイドルを送り出すプロデューサーのような視点だ、なんて話も。
確かに実際に現地にいたからこそ見られる景色で、その点では値打ちはあったのかもしれない。
実情は分からないけどね。なにしろ会場で見てないんだから想像するのも難しい。
ミリオンライブの最初の曲「Thank You!」にこんな歌詞があった。
みんなでつくったの
遅くまで残って
手作りの「ぶどーかん」
ミリオンライブのゲームは、765プロライブシアターという架空の劇場を立ち上げるところから始まる。
この歌詞に出てくる「手作りの『ぶどーかん』」って言うのはゲーム初期のテントの劇場のことを表しているとされている。
現実の日本武道館のことを表しているわけではないが、自分たちの劇場の目指すところは武道館のようなところなんですよと言ってたわけだ。
そんな中で、現実の日本武道館での公演が実現したわけである。
これは単純に当初歌った目標を達成したと捉えることもできるのだが……
実際のところは、当初「手作りの『ぶどーかん』」と歌った自分たちの劇場を現実の武道館に再現したという色が濃かったように思う。
そうやって書くと華々しいんだけど、実際には上で書いたような問題もあったらしいということですね。