たくさんのLR44が灯す

ボタン電池もいろんな種類があるが、使用されることが多いのがLR44とCR3032の2種類。

CR3032は起電力3.0Vのリチウム電池で、直径30mm・厚さ3.2mmだから3032って言うらしい。薄くて大きい。

LR44は起電力1.5Vのアルカリ電池で、直径11.6mm・厚さ5.4mmということで、少し大きめの錠剤みたいな感じ。

CR3032は1個で大きな起電力が得られるので、バックアップ電池のような用途で機器に組み込まれているのを見る。

LR44はよく使う乾電池の小さい版という感じで、小型な機器で使われているのを見る。

けど、普段の生活ではそんなに使うもんではないよね。


ところがこのLR44を何十個も買いたいという人もいて、その用途はコンサート用のペンライトである。

LR44は小型・軽量なので、ペンライトの電池として使われることもそれなりにあるらしい。

入手性のよい単4乾電池を使うものもあるのだが、それよりはるかに軽量になるというところにメリットがある。

ただ、ペンライト1本で使うLR44は3個か6個か、せいぜいその程度である。(それでも入手に苦労することもあるようだ)

しかも最初に入ってるものでも、それで10時間以上は持つって話だから、交換頻度がさほど高くないとも。

にも関わらず、それを大きく超えて、何十個も買いたいというのはちょっと変わった人たちだとされている。


そのちょっと変わった人ってのが、アイドルマスターのライブに参加する人。

使用するサイリウムは、化学式またはボタン電池式で一定の寸法内に収まることが要請されている。

なおかつ、やたらと多数の色で光らせたいというニーズがあるというのは珍しいことのようだ。

ここで選択肢は2つあって、1つは色を可変できるLEDを組み込んだペンライトを使うという方法。

単4電池を使うタイプのものはいろいろあるが、ボタン電池でって言われるとかなり限られているそうだ。

代表例が「ミックス・ペンラ-PRO」だが、「Proっていうのはプロデューサー(アイドルマスターのプレイヤー)向けってことらしい」なんて噂も。


もう1つの選択肢が、単色のペンライトを多数使うという方法。

公式グッズとしてキャラクタのイメージカラーのものが売られていて、これが1本1100円で何十種類と売られている。

これは「キングブレード iLite」のカスタム品と言われていて、標準品だと1本700円程度である。

公式グッズにしても標準品にしても、そんなに高いもんじゃないからと、色数が欲しければ何本も買おうという話が出てくるのである。

公式グッズのカスタム品は独特な色味のものも多く、他に代えがたいと考えて使っている人もいるようだ。

中には13本とか37本とかとてつもない本数のペンライトを器用に使い分ける人もいて、

それに必要なLR44の個数はというと、13本だと39個、37本だと111個っていうとんでもない数になる。

さすがにそこまでする人はかなり限られるとはいえ、いないわけではない。


上に書いたとおり、LR44の入手性というのは決してよいものではない。

1個、2個買うぐらいならなんとでもなるのだが、何十個も欲しいと言われると困る。芝川

そこで、よく注目されるのが電子部品商である秋月電子通商である。

秋月電子では電子工作用の材料って意図かは知らんが、いろんな種類の電池も置いてあって、

その中にはLR44もあるんだけど、10個で100円というのは最安水準と言われている。

そういう時期になるとLR44を大量に買い求める人が出ることは店側も知っていて、

東京・秋葉原の店には「LR44が大量に御入用の場合はレジにお申し付けください」なんてことも書いてあった。

僕もLR44と006P(9Vの積層電池)を買うときは秋月電子に行くけど、圧倒的に安いですからね。

ちなみに006Pは家で使ってる携帯型デジタルマルチメーター用ね。ほとんどペンライトに装填してるLR44の電圧測定にしか使わないが。


こんなこと書くってことは、ちょうどこの週末が「そういう時期」だったって話である。

この週末、金曜~日曜の3日間でアイドルマスター ミリオンライブの4thライブが北の丸公園にある日本武道館で行われたと。

当初は参加するつもりはさほどなく、応募券の付いたドラマCDが中古市場にあふれて、200円とかで買えて喜んでたぐらいだ。

ところが、ライブビューイングをやるという話になって、これは見に行くべきか? と考えた。

結果的には3日とも行ったのだが、そんな3日も行くほどか? という葛藤は直前まであったのだ。

ただ、実際は「約20時間の休憩2回を挟んだ一続きの公演だったんだ」という話があったほどで、3日参加してこそのものがいろいろあった。

ライブビューイングという形でも参加できたことはとてもよかった。


あと、これは書いておこうと思ったんだけど、3日目の最後でスマートフォン向けの新作ゲームを出すって話が出てきた。

以前も書いたが、アイドルマスターは2005年にアーケードゲームで始まった。(cf. 7年目のアイドルマスター)

その後に家庭用ゲームになって、TVアニメになって、派生したソーシャルゲームができて、かなり知名度は上がったが、原点はそこだと。

アイドルマスター ミリオンライブは派生して生まれたソーシャルゲームの1つだった。

家庭用ゲームの頃からいた13人のキャラクタに加え、37人の新規キャラクタを加えて始まったわけだが、

どうしても13人と37人の間には展開にギャップがあって、どっちが遇されているとかそういう話ではないが、扱いに差はあった。

宣伝で「765プロの未来はここにある」(765プロは作中で50人が所属する芸能事務所)と連呼するのも、本当にそうかなぁって。


そんな中での新作ゲームの発表だったわけだが、これが765プロの未来ってことなんかなとやっとこさわかった気がする。

というのも、アーケードゲームとソーシャルゲームは買切ではないという点で似たような性格があるようだ。

ところが従来のソーシャルゲームは基本的に絵と文字の世界、音は多少付けられるが、その程度。

それに対して今のスマートフォンはリアルタイム3Dレンダリングにも対応できるようになってきている。

ということで当初アーケードゲームでやってたようなことは、ほとんどスマートフォンならできるようになったと。

なおかつ、当時のアーケードゲームでは画期的だったらしい、E-mailでのプッシュ機能だとかは、スマートフォンの方が得意だ。

ということで、50人の765プロを舞台にして、かつてアーケードゲームで実現していたようなゲームが実現できるってことなんじゃないかなと。

そういう新しいプラットフォームになるのかなぁと僕は期待してるんだけどさ。実際のところは知らんけどさ。