先週、新しいセゾンカードを申し込んで、今日プラスチックカードが届いた。
といってもこのカードを申し込んだ後、1つ解約しているので、
セゾンカードの枚数としては1増1減である。
というのもこの話があったからである。
カードのご利用がないお客様へ「カードサービス手数料」のご案内 (クレディセゾン)
元々年会費永年無料だと言っていたカードに1年間全く利用がなければ手数料を請求すると。
それ年会費って言うんじゃないかね。ただ、対象は下記3種類に限られている。
- セゾンカードインターナショナル
- セゾンNEXTカード(元々年会費が設定されているAMEXブランドを除く)
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(旧ウォルマートカード セゾン)
3.は言うまでもなく元々は西友の提携カードだったものである。
1.も歴史的には西友の提携カードとして発行されることが多かったはず。
2.も提携先がなくなったセゾンカードを継続利用する場合に発行されている。
というわけでいずれも、元々どこかの提携カードだったのだが、
提携先を失って、それでも継続利用してくれている人はいいけれど、
年会費無料なのをよいことに全く利用されず放置されているカードも多いと。
そういう問題が西友との提携関係がなくなったことでかなり顕在化してきた。
こういうことではないかと予想している。
ただ、ウォルマートカードを勝手にゴールドカードに切り替えた挙げ句、
年会費2200円にしてくるというのもどうなのかという気はする。
もちろん年1回以上支払いに使っていれば無料なんだけどさ。
で、特に元ウォルマートカードのセゾンAMEXの必要性はないので、
うっかり年会費が請求されるようなカード持っているのも考え物と、
サクッと解約してしまおうかと思ったのだが、永久不滅ポイントが気になってしまった。
セゾンカードとしてはSoftBankカード(2015年発行停止)もあるが、これは永久不滅ポイントの対象外である。
永久不滅ポイント対象のセゾンカードが他に何か1枚あれば解約しても引き継げるが……
というわけで検討してみた。条件はAMEXで年会費永年無料と。
なんでAMEXなのかというと「セゾン・アメックス・キャッシュバック」を使うことがあったから。
おいしいキャンペーンはそうそうないけど、時々おいしい思いをしてきた。
年会費永年無料のセゾンAMEXというのはわりと限られた存在であって……
でも、あることは確かで、その1つが「SAISON CARD Digital」だった。
これの入会キャンペーンが手厚いこともあって、これのAMEXを申し込むことに。
「国内初”完全”ナンバーレスカード」と書かれているが、確かにそうだった。
SMSが受信できるスマートフォンがあり、オンライン口座振替の手続きができる場合は、
即日でバーチャルカードが発行されるというのも特色である。
すでにセゾンカードを持っていればNetアンサーでログインして進めると早い。
審査らしい審査もいらないこともあって数分でカードの発行手続きが完了した。
セゾンPortalのアプリをインストールして、ポチポチ手続きをすると、
カード番号が表示されて、これですでにインターネットの加盟店では使えると。
永久不滅ポイントも自動的に名寄せされていて、新しいカードで従来からのポイントが見えている。
というわけで元ウォルマートカードのセゾンAMEXは解約することに。
Netアンサーでポチポチで解約できてしまうのは楽だけど、
間違えて別のカードを解約してしまわないか心配になってしまう。
カード番号の末尾2桁が合っていることを確認して解約した。
ちなみに解約フローの中でも永久不滅ポイントへの言及があり、
他のセゾンカード作っておけば、解約しても永久不滅ポイントは維持されるよと紹介されている。
プラスチックカードも不要としない限りは追って届く。
正直なところあまりクレジットカードっぽくない見た目である。
エンボスレスなのは今どきはあまり珍しくないかもしれないけど、
表面にはSAISONとAMEXのマーク、そして自分の名前が普通のゴシック体で書かれている。
裏面はサインパネルがなく、問い合わせNo.と発行年月日が書かれている。
この問い合わせNo.がこのカードに書かれた唯一の識別番号である。
ICチップや磁気ストライプの中にはアプリで確認出来るのと同じカード番号が入っているのだが、
外から見ると全くわからないようになっている。
伝票に末尾3桁とか表示されるけど、それとの対応関係すらわからない。
あとホログラムもないけど、これは他のセゾンAMEXと同様である、
こんなの本当に使えるのか? と思ってしまうけど、問題ないから発行されているのだし。
最近は表面に番号を書かないカードは多いけど、そんな中では名前は表面なのは意外だった。
同じくナンバーレスでサインパネルもないメルカードだけど、
これは名前も裏面だし、JCBのブランドロゴ(+ホログラム)も裏面である。
J-WESTカードは番号・有効期限・氏名などはすべて裏面記載になっている。
こちらは普通にサインパネルもあり、単純に記載事項が裏面に寄せられただけである。
あと最近はJCBカードが発行されて(この話はまた改めて書くが)、
これは氏名は表面、番号・有効期限は裏面で、サインパネルもあるという形。
氏名だけ表面という点ではこういう考えもあるのかなという感じである。
ともあれプラスチックカードがあれば実店舗で使うのも問題ないはずで、
セゾンAMEXキャッシュバックのキャンペーン狙いで実店舗で使うのも可能と、
一応は従来のセゾンAMEXで時々使うことがあったやり方にも対応できる。
あとは永久不滅ポイントを維持するという点でも当然問題ない。
セゾンカードが年会費無料のカードを減らしていく方向になるのか?
というとなんとも言えないところはあるが、提携先ありきで発行されるカードは今後も年会費永年無料で行くのでは?
今どきクレジットカード以外のキャッシュレス決済手段も増えているが、
やはりクレジットカードを持って買い物してほしいというニーズはあるはずで、
そこの敷居を下げるという点では年会費無料というのは大きな呼び水ではないか。
ただ、今回対象のカードのようにもはや提携先がなくなったカードで、
なおかつあまり使われていないとなれば、これは厳しいのではないかと思う。
クレディセゾンの決算説明会の資料とか見ると「年会費等収益」を伸長させていきたいことが書かれており、
今回の手数料導入もその一環? という見方もあるかもしれない。
ただ、本線はそちらではなく、プラチナカードとかビジネスカードとかなんだろう。
もちろん一般カードからグレードアップしてという展開もあって、
それはまさに今回解約した元ウォルマートカードのセゾンゴールドAMEXなんだけど、
それよりプレミアムな高額な年会費を払うに値するカードを考えているはずである。
そんなこと言っても僕にとってのメインのカードはSoftBankカードなんだけどね。
これも新規発行が止まって長いわけで、いつまで続くのかと気にはなるが、
nanacoクレジットチャージの経過措置もあり、なおさらやめられないカードになっている。
nanaco以外は代替策はあるし、nanacoもこれがだめになれば別の手段を考えますけど。