特定試合シード同士の対決

東京ドームでは都市対抗野球が行われていて、

明日の決勝戦は トヨタ自動車(豊田市) vs ヤマハ(浜松市) とのこと。

三河と遠州だからえらいご近所同士の対決である。


都市対抗野球の1回戦で トヨタ自動車 vs Honda(寄居町・小川町)という試合があったそう。

同業同士の対決ということで応援にも熱が入ったか。

ただ、実はこの組み合わせ、抽選で決まったわけではないらしい。


都市対抗野球の1回戦では「特定試合シード」という制度があるそう。

一定以上の動員ができるチームの試合日程を指定できるものである。

通常は観戦に便利な休日や平日ナイターを指定するという。

大会を盛り上げるための制度であるとともに、チケット収入を確保するための策であるとも言われている。

今年は1万人以上の動員ができる場合に特定試合シードを申請できることになっていたそう。


で、どうも今年は14チームが特定試合シードの申請を行ったと。

これは例年に比べて多かったらしい。

そしてこの多くが7/15~17の3連休に行われる9試合を指定したという。

この中には特定シードの2チームが同じ日程を指定するものもあった。

この場合は抽選するまでもなく、その2チーム同士の試合になると

実はトヨタ自動車とHondaは特定シードで同じ日程を指定したチーム同士だったのだ。

なので組み合わせ抽選の前には同業対決は決まっていたわけである。


これまでの都市対抗野球では特定試合シードを申請するチーム同士は1回戦で当たらないのが通説だった。

特定シードを申請できるチームは資金力があり、強豪であることが多い。

このため特定シードは1回戦で強豪同士がつぶしあいをするのを防ぐ効果があるとされていたそう。

ところが今年がこの逆が発生したというわけである。


特定シードを申請するチーム同士では事前調整を行っているそうだから、

同業対決というのは思っている以上に仕込まれたものだったのかもしれない。

一応はお互い都合のいい日程が被っただけとなってますが。


学生以外のアマチュア野球の大会で都市対抗野球ほど盛大に行われるのはなかなかないんじゃないかね。

そもそも社会人野球という概念が日本と台湾ぐらいしかなさそう。

アメリカはマイナーリーグの裾野が極めて広いし、韓国では実業野球は廃れたらしい。

高校野球もそうですけど、予選から勝ち上がった先に本大会、全国優勝があるのは大きいですよね。