おととい、京都市バスの観光系統が休止になっている話を書いた。
見落としてたのだが、急行100系統は銀閣寺道まで走っていて、
そうするとその区間の代替も必要で、観光シーズンには5系統の増発を出しているそう。
以前は100系統で対応していたが、今は86系統+5系統で対応する傾向があると。
それってどうなんだよと思ってしまうけど。
5系統といえば、京都市バスの中でも特に乗りたくないという思いはある。
京都駅から四条河原町・三条京阪を経て、白川通方面、国際会館駅・岩倉操車場まで向かう。
沿線に平安神宮・南禅寺・銀閣寺などがあるため観光客が集中する上、
白川通沿いの生活路線としての役割も大きいため、とにかく混む。
道路状況もよいとは言えず、混雑も相まって遅れも積み重なりやすい。
そんな5系統だが、四条通(烏丸~河原町)の2車線化・歩道拡幅のときに、
半分は従来通りの 京都駅~四条烏丸~四条河原町~岩倉 での運行、
半分は「五条通5」の表示で 京都駅~烏丸五条~河原町五条~四条河原町~岩倉 となった。
この背景には四条通を走るバスを減らして渋滞緩和を狙ったのもあるけど、
新ルートの沿線にホテルがいくつかあることや、着物のレンタル店があるとか、
観光客のニーズに合っているという考えもあったのだという。
この2ルートを概ね交互に運行しているのだが、
そうすると不等間隔になって不都合はないのか? という疑問はある。
調べてみると時刻表上は京都駅・四条河原町のどちらで見ても等間隔になっている。
すなわち、京都駅~四条河原町は両ルートの所要時間は同じということですね。
当然のことながら、四条烏丸経由の方が遅れやすいのは言うまでもない。
五条通経由が四条通経由に追いつくのは日常的に起きているらしい。
あるいは追い抜くケースもしばしば発生しているよう。
四条烏丸に行かない点で五条通経由を使わない利用者も一定おり、
そのような乗客の偏りも等間隔での運行が出来ない理由だと思われる。
観光シーズンの増発便については、両ルートとも出ているらしいが、
どちらかというと「五条通5」の方が多く設定されているよう。
京都駅・四条河原町に着目すればそっちのほうが効率的なのは違いない。
それでも四条通経由も走らせているのは、そっちの利用も多いということなんだろうね。
このあたりに5系統の難しさが詰まっているような気がする。
あと、100系統の代替手段として書いた86系統だが、往復でルートが違うらしく、
京都駅→五条坂→祇園→東山三条→岡崎公園・動物園前→東山三条→三条京阪→四条河原町→祇園→五条坂→京都駅
というわけで、岡崎公園→祇園は四条河原町経由になっている。
京都駅→東山三条では206系統、岡崎公園→四条河原町では5系統、四条河原町→五条坂では207系統と同じに見えるようにしたということなのかな。
五条坂→四条河原町の向きは207系統に加えて80系統も使えるが、
それがない四条河原町→五条坂は207系統の混雑がひどいと聞いたことがある。
そこを緩和することを目論んだ? と思ったけど真相はわからない。
ところで「五条通5」という表示、そもそもわかりにくいという話はあるが、
京都というのは外国からの観光客も多く、すると漢字というのはなおさら問題である。
北1系統(北大路BT~鷹峯)など観光客の利用が多い系統では「北」にNorthと付ける対策が取られていた。
特に観光客の利用が想定されない洛西方面の「西」の系統はそのままだけど。
ただ「五条通5」はまさに観光客向けの系統なのに、そういうのないんですよね。
四条烏丸経由と五条河原町経由だと宿に帰れるか帰れないかぐらいの差はあるのに。
実はさっき出てきた86系統も観光客対策で付けられた系統番号だった。
もともとこの系統のルーツは「水族館・東山ライン」にある。
水族館というのは梅小路公園の京都水族館のことである。
当初は烏丸七条を通り、京都駅には入らない強気のルート設定だったが、
後に京都駅経由に改められて、このときに86系統と付けられた。
2020年に洛楽東山ラインの表示も「臨」から「86」に改められた。
いずれも漢字表記の系統名を数字に改めるという流れだった。
ただ、実はそこにもほころびがあって、2021年に86系統のルートが岡崎公園経由に改められたことである。
この結果、旧来の洛楽東山ラインのルートが復活したのである。
これらは「臨」の表示で走ることになるので2020年以前に逆戻りである。
というわけで、どうにもわかりやすい表示が定着しないのが実情である。
なんとかならんものなのかね。