外国からの観光客も増えだしているという話はありますが、
春の京都は国内外からの観光客が集まって、バスの混雑がひどいとか。
そうなるとバスを増発して対応という話もあろうと思うけど、
そこで気になったのが市バス100~111系統が休止されたこと。
京都市バスの100番台の系統は観光客向けの急行バスだった。
これらは全て昨年1月に休止されている。
当時、これらのバスが走ってなくても他の系統で対応可能という判断があった。
この休止というのは運行便数が0になったというだけで、
今後、必要時に増発できるように路線図には残しておくのだと思ったが、
この前、京都に行ったときほとんど跡形もなく消えていたので驚いた。
こうなると臨時バスとしてこれらの系統を走らせることも難しそう。
昨年休止された系統は下記の6系統である。
- 急行100 : 京都駅~五条坂~平安神宮~銀閣寺前
- 急行101 : 京都駅~二条城前~北野天満宮前~金閣寺道~北大路バスターミナル
- 急行102 : 北大路バスターミナル~金閣寺道~銀閣寺道~錦林車庫前
- 急行105 : 京都駅~稲荷大社前~竹田駅(~中書島~横大路車庫)
- 急行106 : 京都駅→五条坂→祇園→四条河原町→京都駅 (祇園Express)
- 急行111 : 京都駅~二条城前~堀川今出川~金閣寺道 (二条城・金閣寺Express)
100・101・102系統はかつて「洛バス」と呼ばれていた時代もあって、
外国人観光客の利用も想定して外国語での案内を充実させていた。
今となっては他の系統も外国語での案内が充実しましたけどね。
もちろん休止することにはそれなりの理由はある。
急行100系統は京都駅~五条坂~平安神宮の区間には86系統が設定されている。
100系統自体が京都駅~東山通方面の206系統の増発便の意味が強かったが、
その中でも利用者が多い区間に86系統が設定されたので、今後はこちらの増発でカバーするということだろう。
急行106系統も京都駅~祇園に着目すれば86系統や206系統で対応可能。
急行101系統は京都駅~北野天満宮では50系統の増発便だった。
急行102系統はそもそもそんなに利用者が多い系統ではなかったが、
金閣寺~銀閣寺を結ぶという点では北大路通経由で204系統、
今出川通のバスという観点では203系統で代替可能である。
急行105系統は南5系統の増発便である。
電車の方が便利な伏見稲荷にあえてバスで行きたい人向けのバスなので……
急行111系統はもともと季節運行の二条城・金閣寺Expressで重要度は低い。
京都駅~二条城は9系統、京都駅~金閣寺は205系統、二条城~金閣寺は12系統で対応できる。
というわけで一見問題なさそうなのだが、101系統だけは気になるのだ。
さっき101系統は50系統の増発便だと書いたのだが、
50系統はかつての路面電車のルートを継承した都合でクネクネ走る。
101系統は50系統のルートを直線的にしたものでより効率がよい。
50系統は立命館大学発着である一方、101系統は金閣寺道を通るため、
通勤・通学の利用も大変多い京都駅~西大路通方面の205系統の混雑緩和に多少なりとも寄与していたはずである。
だから、101系統だけは必要になればいつでも復活できるようにしとくべきだったと思うんですよね。
100系統は86系統で代替可能だし、より効率的な路線だと言える。
(五条坂~銀閣寺道を乗り換え無しで移動する手段は失われたのだが)
102系統はもともと限られたニーズで、ルートは違えど代替手段はある。
あとはあってもなくてもという系統ばかりなので。
京都市としては観光客のニーズにバスだけではなく、地下鉄も含めて対応したいということはあると思う。
そういう意味では観光系統のありかたは変わっていくべきなのかもしれない。
バス1日券が廃止されたぐらいでそんな変わるか? とは思いますが。