日本ハムファイターズの本拠地が今シーズンから北広島のエスコンフィールドHOKKAIDOに移転した。
北広島駅から歩けるがやや遠いという立地が気になるとは元々言われていた。
フタを開けてみるとやっぱり大変らしい。
アクセスルートの1つに新札幌駅からのバスがあるそう。
地下鉄東西線の終点からのバスということでニーズがあるんだろうか。
ただ、これが大変らしい。
便数が足りてないというのもあるが、運賃の支払方法にも問題があり、
Visaタッチ決済ならばそのまま乗車できるが、それ以外だと券売機で現金できっぷを買わないといけないと。
この行列が相当長く、さらにバスの列も長くてダブルパンチだと。
なんでそんなことになってんだ? と気になってたが……
日本ハム、新球場のアクセス問題「日々、検証しながら徐々に良くしていきたい」 シャトルバスなど増便 (Yahoo!ニュース)
「シャトルバスを運行している北海道バス清田営業所」という記載がある。
北海道バスは大阪バスのグループ会社である。
貸切バスが主だが、高速バス4路線、函館市内の一般路線バスを運行している。
今回、Fビレッジ(新球場を含む北海道ボールパークの愛称)関係で4路線が新設され、
- 北広島駅~Fビレッジ : 北海道バス・千歳相互観光バス
- 新札幌駅~Fビレッジ : 北海道バス・エルム観光バス
- 新千歳空港~Fビレッジ : 北海道バス
- 野幌駅~Fビレッジ : エルム観光バス(試合日のみ運行)
といった具合である。下2つは便数は少なめ。
千歳相互観光バスは元々千歳市内で路線バスを走らせているが、
そうはいっても観光バスを主とする会社を束ねているわけである。
なぜ、こういう体制になったのかはよくわからないが……
普通に考えれば北海道中央バスやJR北海道バスが走らせそうなものだが、
何らかの理由でそうはならず、北海道バスを中心とした3社体制になったと。
問題はこの3社は札幌市のICカード乗車券、SAPICAを導入していないこと。
SAPICAを導入していれば、SAPICA・Kitaca、あるいはSuicaエリアで使えるICカードが利用できる。
そうでないからVisaタッチを導入したのかもしれないが、普及率はそこまで……
結局は券売機で現金できっぷを買って乗らざるを得ないということになる。
北広島駅発着便だけは現金直投入ができるらしいが。
観光バスタイプの車両で現金精算をしたくないという意図があるのでは?
冒頭に書いたように北広島駅とは徒歩20分程度で歩いて移動できる距離。
でも、こちらは北広島駅というのが大きな問題である。
北広島駅の時刻表を見ると多くが快速エアポートが占めている。
快速エアポートは札幌~新千歳空港のアクセス列車であるとともに、通勤電車の主力である。
増発便も多少はあるのだが、大きく本数を増やすことは難しい。
このため快速エアポートでの往来が主となるが、ひどい混雑になる。
その上、北広島駅の多客対応が不十分で混雑がなかなか捌けないようだ。
札幌市民は普段JRを使うことが少なく、SAPICAしか持ってないから、
JR利用時は切符購入する必要があり、これが混雑の一因という指摘も。
まだ来場者・交通機関ともども慣れていない状況なので、お互いに工夫して緩和できる部分はあると思う。
ただ、根本的に難しい部分が多々あることは確かである。
Fビレッジ付近に新駅を作る計画もあるのだが、そもそもJRの輸送力が厳しい気がする。
そうすると新札幌ルートへの期待は大きいのではないかと思う。
ここをSAPICAで利用できればけっこうスムーズに使えそうなもんだが、
運行会社の都合でそれが実現できていないということである。
アクセス面の課題は元々言われていたことである程度覚悟していたと思うが、
一方で新球場の観戦環境は札幌ドームよりはるかによいらしい。
札幌ドームは野球・サッカー共用ゆえの難しさもあった。
そこを打開するため新球場建設にはやはりそれだけの価値はあったということ。