昨日、いきなり速達で「修了証明書」を送ってもらった話を書いたが、
そもそもなぜ修了証明書を取り寄せたか書くの忘れてましたね。
ことは数ヶ月前、上司に言われてとある資格試験を受けるように言われた。
けっこう急な話で、社内で行われた勉強会の動画を見て連日勉強して……
試験の手応えはそこそこだったが、合格基準が意外と高くどうかなと思ったが、
ちゃんと合格していたので、資格取得のための書類を作成することに。
この資格はテストで合格するだけでは取得できず、一定年数の実務経験と、工学・理学の大学を卒業している必要がある。
ただ、ご存じの方もおられるかも知れないが、僕は大学の学部は卒業していない。
高専専攻科から学位授与の試験を受けて学士の学位を取得したためである。
これが最終学歴だと資格取得に不便したかも知れない。
でも、僕はそこから大学院に進学して博士前期課程修了、修士の学位を取得している。
取得書類の記載例も修士で書かれていたし、大学院の修了証明書を提出すればよさそうだ。
提出するのは修了証明書のコピーでよいから、手元にあるのをコピーすればよい。
と、帰宅して通信簿など入ったファイルを確認してみたが……入ってなかった。
そういえば、大学院の修了式の日には証明書は1部しかもらえず、
それ以上の修了証明書は修了式翌日以降しか取得できることになっていたが、
修了式翌日には社宅入居のために移動しなければならなかった。
修了式当日に受け取った証明書は就職先に提出したから、手元にはないのだ。
そんなわけで急遽、修了証明書を取り寄せることになったのである。
書類の提出期限がやや厳しく、一番悪いパターンでは速達での返送でギリギリ。
こうして赤い線を引いた返送用封筒と申請書と本人確認書類を送ったのである。
返送用封筒には料金分の切手を貼らないといけない。
証明書取り寄せにかかる郵送料は会社に払ってもらうことにしたが、そのためには切手代の領収書が必要で……というのが以前の話。
これとは直接関係ないのだが、学士の学位についても証明書を取り寄せることにした。
高専専攻科修了時に、学位記とともに証明書1通を受け取ったはずだが、
その証明書というのは大学院入学時に提出しているから手元にない。
大学院や高専専攻科の修了証明書があれば、特に出番はなさそうだが。
申請にあたっては学位記番号を書くとスムーズなようで、学位記を出してきて番号を転記した。
ちなみに大学改革支援・学位授与機構(僕が学位を受けたときからは名前が変わっている)の本部は小平市にある。
わりと近いが、そもそも郵送でしか申請は受け付けていない。
届いた証明書を見比べてみると、なかなか多様である。
まず、大学院の修了証明書、全部箇条書きなんですよね。
この記載事項の中に「学位: 修士(工学)」となっているので学位の証明にもなっていると。
英文版も取り寄せたのだが「CERTIFICATE OF GRADUATION」という表題だった。
特におかしくない気がするが、大学院の英語表記って「Graduate School」なんですよね。
日本語では卒業というのは本科(学部)にしか使わず、それ以外は全て「修了」と言うんだけど、英語では卒業も修了も”Graduation”みたいですね。
もう1つ取り寄せた学士の学位授与証明書だが、日本語と英語で全然違う。
日本語の方はこんな感じ。わりとシンプル。
学位授与証明書
(氏名・生年月日)
上記の者は、本機構から平成25年3月4日付けで,学士(工学)の学位(学位記番号――)を授与されたことを証明する。
英語版は字体が筆文字のようになっていて、かなり派手である。
CERTIFICATE
This is to certify that
(氏名) born on (生年月日)
was awarded the degree of
Bachelor of Engineering
(Gakushi-Kogaku)on March 4th, 2013
by National Institution for Academic Degrees and Quality Enhancement of Higher Education
(Daigaku-Kaikaku-Shien Gakui-Juyo Kiko)
“Bachelor of Engineering”と書かれた書類は初めて見た気がするな。
これに対して”Gakushi-Kogaku”というローマ字表記があるが、意味わかるかね。
あと、もう1つ驚いたのが理事長の肩書きで”D.Eng”と博士号を付けている。
博士はともかく、専門分野を書く必要があるのかはよくわからない。
ともあれ、目的の書類に付ける修了証明書は無事に入手できた。
実務経験の証明(なんと自己申告)も書いて、くっつけて送った。
これでおそらく問題なく発行されるはず。
大学学部は卒業してないけど、大学院博士前期課程修了してれば特に詮索もされないでしょう。