7月23日、ロッテ浦和球場でのロッテvsオリックスのファーム公式戦、
熱中症で体調不良を訴える選手が続出し、両チーム合意の上、ノーゲームとなったのだった。
猛暑ノーゲームという前代未聞の事態が発生したのだった。
夏は野球の季節なのかは知らないけど、アマチュアの大会は多いですよね。
前に書いたけど、甲子園での高校野球の全国大会が午前1試合・午後3試合という形になる。
午前の熱中症リスクは高い
これは気温が上昇する昼前の熱中症リスクが思っていたより高かったためで、
ただ2試合目の開始が13時半だとずっと暑いという感じはする。
でも、だからといって午前1試合・午後2試合では日程が入らない。
日程の制約が大きいこともアマチュア野球の難しさである。
そもそも猛暑ノーゲームというのが許されたのもプロだからだろう。
アマチュアなら熱中症で体調不良でもなんとかやりきるしかない。
他の日程というのは基本的にはないわけだから。
そして、この猛暑に対してとりうる策もアマチュアとプロでは異なる。
この時期のプロ野球、1軍戦は屋外球場ならずっとナイターである。
では2軍戦は? というといろいろな事情でデーゲームというのが通説だったが、
現在はナイター設備が整えられた2軍本拠地が多く、ナイターが多くなっている。
阪神タイガースの2軍の日程を見ると7月~9月中旬ではデーゲーム11試合・ナイター44試合という状況である。
タイガースの2軍本拠地、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 は当初よりナイター設備がある。
同様にソフトバンクホークスの2軍本拠地にもナイター設備がある。
オリックスバファローズの2軍本拠地にはナイター設備はないが、
今年は8月に9試合、ほっともっとフィールド神戸 でナイターでの開催がある。
西地区でナイターで2軍戦を全く主催しないのは広島カープぐらいである。
中地区のチームとの試合も多いが、DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツ、ハヤテベンチャーズ と本拠地にナイター設備がある。
実のところ、ロッテは2軍本拠地を1軍本拠地(千葉マリンスタジアム)に近い君津市に移転する計画が進んでいる。
移転後はナイター設備が付くため、以後はナイターでの開催が増えるとみられている。
ナイター設備に限った話でもないと思うが、古い球場のため暑さ対策が難しいのではないかと思う。
同様に老朽化の問題があるヤクルト戸田球場も来シーズンには守谷市に移転する。
守谷移転後はナイター設備が付くため、これもナイター対応になる。
また、西武ライオンズは西武ドームの横に西武第二球場(CAR3219フィールド)がある。
ここが2軍本拠地だが、今シーズン終わったらナイター設備を付ける工事を行うという。
そもそも現在もドームでの2軍戦が多い。これが現状の酷暑対策ですね。
冒頭のようなことが起きたのは事前の準備が足りてなかったということで、
これは反省するべき点が多く、翌日以降の試合では室内練習を増やすなどの対策をしたそうだ。
ただ、そもそもナイターでやればリスクは大きく軽減できる。
そのための投資は順次行われているということである。
鎌ケ谷を本拠地とする日本ハムファイターズの2軍は1軍本拠地のある北広島のお隣、恵庭市に移転するのが決まっている。
中日ドラゴンズと楽天イーグルスはともに2軍本拠地移転の公募を行っている。
おそらく移転後はナイター対応になるだろう。
ただ、よくわからないのが広島カープの由宇練習場(岩国市)ですよね。
ここは他の2軍本拠地と違って、選手寮や室内練習場とは大きく離れた場所にあるんですね。
バスでの移動で1時間ほどかかるようである。
廿日市市にある選手寮・室内練習場は近隣での移転計画が進んでいる。
でも、由宇練習場については今後も変わる予定がない。
すなわちバス移動でグラウンドにいく状況は今後も続く。
由宇練習場での暑さ対策は試合開始時刻を早めること。10時半プレーボールである。
それはそれで熱中症リスクが高いと思うのだが……
というわけで2軍戦ももうナイターでやっているという話である。
もっともナイターは設備以外の問題もあって、それが選手の移動である。
その日のうちにバス移動で来て試合、試合してその日のうちにバスで帰る、
そういうことをやろうとするとデーゲームの方がいいんですよね。
でも、夏はこのあたりでコストが余計にかかるのは仕方ないと受け入れる方向ではないだろうか。
安全に試合ができることの方がずっと重要でしょうから。