新しい郵便料金と新しい切手

ニュースでも話題になっているが、来年4月の消費税率引き上げに際して、

郵便料金の変更とそれに応じた切手の変更が行われる。

郵便料金の変更認可申請及び変更届出等 (日本郵便)

新料額の普通切手及び郵便葉書等の発行等 (日本郵便)


まず料金の変更だが、一番の話題ははがきと定形だよね。

はがき:50円→52円 定形25g:80円→82円 定形50g:90円→92円 簡易書簡:60円→62円

と、いずれも2円の引き上げ、これに応じて2円切手が復活するのは確実だななんてことはわりに早い段階から言われていたが。

定形外については、

50g:120円→120円 100g:140円→140円 150g:200円→205円 250g:240円→250円 500g:390円→400円
1kg:580円→600円 2kg:850円→870円 2kg超:1150円→1180円 レターパックライト:350円→360円 レターパックプラス:500円→510円

よく使う50g・100gは値上げなしなのね。

120円、140円の1.05/1.08倍は123.4円、144.0円、120円が値上げ無しなのはなんとかわかるが、140円は5円値上げにしなかったのね。

150gでは205円と5円の端数が付くが、あとは10円単位になっている。200円台前半までは5円単位での値上げを行っているようだ。

それ以上は10円単位での値上げになっている。まぁそんなもんだろという数字だな。

レターパックの値上げ分の調整は10円切手を貼り足せばOKなのかな。レターパックは切手を貼り足すことがあり得なかったからな。

あと特殊は、速達(250g以下):270円→280円、(500g以下)370円→380円、簡易書留:300円→310円、通常・現金書留:420円→430円

まぁそんなもんだろうという数字だね。全体として増税分に相当する値上げになっているのだろう。

全体でバランスを取らないと便乗値上げとか言われてしまいかねないからな。定形外50g・100gの値上げがないのもそういうことだろう。


それに応じて切手のラインナップが変更されるが、全体としては切手の種類が減るようだ。

  • 継続 : 1円・3円・5円・10円・20円・30円・50円・100円・120円・140円・500円・1000円
  • 新規 : 2円・52円・82円・92円・205円・280円・310円
  • 廃止 : 80円・90円・200円・270円・300円・70円・110円・130円・160円・350円・420円

2円切手というのは2002年の整理で9円切手・18円切手などとともに廃止された。

実用面で廃止が惜しまれたのは15円切手(通信教育用郵便物の料金)だが、デザインで惜しまれたのは秋田犬の2円切手だろう。

これまで簡易書留の料金変更に応じて300円切手が復活したときには旧300円切手のデザインを元にしていたから、

てっきり秋田犬の2円切手が今風のデザインで復活するのかと思いきや、まったく新しいデザインで作ることにしたようだ。

2円:エゾユキウサギ 52円:ソメイヨシノ 82円:ウメ 92円:スミレ 205円:縄文杉 280円:那智の滝 310円:利尻島

2円切手はウサギなのね。52円・82円・92円は花、205円・280円・310円は国立公園といずれも日本の自然を表したものになっている。


80円切手はキジバトになったのがつい最近なのに廃止されるのか。350円切手もリニューアルしたのに廃止だ。

料金変更で使い道がなくなったのが大半だが、使い道がなくなっても50円切手はキリがいいから残るようだ。

一方で、国際郵便は消費税非課税なので料金変更はないわけだけど、その国際郵便用の切手が軒並み廃止にされたのはいただけない。

70円(航空便はがき)・90円(定形25g 航空便第1地帯)・110円(第2地帯)・130円(第3地帯) がそう。

90円切手は定形50gの印象が強いが、航空便の封書では一番安い料金という側面もある。

これを機に国際郵便用にふさわしい日本らしいデザインの切手を作ってくれればいいんですけどねぇ……

50円+20円、50円+20円+20円、100円+10円、100円+30円 とかペタペタ貼らないといけないんですかねぇ。ちょっとそれはいただけんなぁ。

160円切手は特定記録に対応してるだけだから切手としての需要はほぼないし、通常・現金書留に対応してる420円もそうだろう。

それはいいんだけど、定形25g+速達の350円切手が代替なくなくなるのは惜しいなぁ。

定形25g+速達は変更後は362円になるのだが、さすがに362円切手は中途半端過ぎると思ったのだろう。

変更後は82円切手+280円切手とそれぞれの料金に対応した切手を合わせて貼ることになるだろう。ちょっとめんどくさい。


さて、新料金に対応して切手を常備するならどうするのがよいか。

定形外も速達も出すようなところなら、10円・52円・82円・92円・120円・140円・205円・280円と過渡的には2円があればいいんじゃないかと。

200円→205円の5円切手はなくてもいいような気がする。5円切手あってもそれしか使い道ないし、200円切手は新しく入手できないし。

定形外150g以下は205円切手を使うことにして、200円切手は複数貼り合わせるときに使うのが得策ではないかと。

定形外250gの250円は新ラインナップの切手では120+120+10かなぁ。

200円切手と50円切手があれば200+50がきれいなんだけど、新ラインナップでは2枚で済む組み合わせはないから将来的には3枚でやるしかない。

定形外500gの400円は280+120がよいだろう。過渡的には350+50とか270+120+10とかいうのもあるけど。

速達については定形外150g以下はさっきも書いたけど280円切手と82円とか他の切手を貼り合わせるしかないだろう。

過渡的には350円切手に10円と2円を貼り足して362円とかやってもいいけど。

定形外250g速達の530円は205+205+120はいかがだろうか? 一番少ないのは500+30だけど、30円切手はいらんでしょ。


ただし家庭でこれだけそろえるのは難しいし、となるとなかなか家にある切手で所望の料金を作るのは難しい。

52円と82円は用意して調整用に2円切手と10円切手は用意するとしても、これでは定形外には対応できない。

今持っている50円切手・80円切手は定形外用に置いておく方がいいかもしれない。

この組み合わせは絶妙な組み合わせだと思うわ。(参考 : 家にある切手でパズルを作る )

それでも10円単位ではない205円は作り出せない。1円無駄になるけど、82+52+52+10+10 とかしますかね?

ある程度定形外を出すならこれを機に120円切手は用意してもいいかもしれないけどね。


ところでこれは消費税率8%に対応した料金だが、この引き上げは今後の消費税率10%の引き上げの前に行われるもので、

将来的にはまた消費税が引き上げられる。

このまま消費税率が10%に引き上げられたときの料金を想像してみた。[]内は値上げの目安となる現在の1.10/1.05倍の料金だ。

はがき:50円→52円→52円[52.4] 簡易書簡:60円→62円→62円?[62.9] 定形25g:80円→82円→84円[83.8] 50g:90円→92円→94円[94.3]
定形外50g:120円→120円→125円[125.7] 100g:140円→140円→150円?[146.7] 150g:200円→205円→210円[209.5] 250g:240円→250円→250円[251.4]
速達(250g以下):270円→280円→280円[282.8] 簡易書留:300円→310円→320円[314.3] 通常・現金書留:420円→430円→440円[440.0]

実際こうなるかはわからないけどね。

さっきも書いたけど全体として税率上がった分の値上げになるようにしないといけないので、中途半端なラインではどうなるか難しいところ。

簡易書簡の62円が62円のままか63円か64円になるか、定形外100gが140円から145円になるか150円になるか、簡易書留が310円のままか320円になるか。

僕の希望としては定形外100gは5円単位とか中途半端に値上げするぐらいならいっそ150円にしてもらって、

その分、他の値上げを抑えてくれたらなと思う。そういう希望を踏まえて作られたのがこの想像図なのであしからず。


本当にこうなるかはわからないけど、もしそうだとすると、120円・140円切手が置き換えられるのは当然にしても、

今回新たに登場する切手のうち、82円・92円・205円・310円はこのときにはもう置き換えられることになってしまう。

わからんけどね。ただ、今回あたらしくできた切手が今後長く使われていくかというと、なかなかそうもいかんだろうと。

52円切手は今後も残り続ける可能性は高いと思うけどね。今回は52円だと上げすぎなので、10%でも十分対応できると。

ともかく今回の切手が長く使われ続けるかというとほとんどはそうでもないだろうと。

ただ、その代わりに出てくる新しい切手は今回の切手のコンセプトを引き継ぐことになるだろうから、

120円・140円切手の代替の切手ともども、統一感のあるデザインになるのではないかと思う。まぁそのときのお楽しみやね。