もう何年も前に、勤務先の構内の建物が常時施錠になった。
一部の建物を除き、誰のIDカードでも開閉できるのだけど。
あと、一部の建物は施錠対象外になっていたりする。
そんなに強固になった気はしないが、守衛の見落としなどで部外者が立ち入ったとしても、建物に入れないからどうにもならないということだね。
ところで構内の柵の外にもいくつか会社の建物があって、
こういう建物だとIDカードによる施錠の重要性はなおさら高い。
ただ、一方でこの手の建物は会社以外の団体が使っていることもある。
例えば、労働組合の事務所も会社の外にある建物に入っている。
こういうのも常時施錠の対象になっている。
最近、とある建物に用事があって出入りすることがあるのだが
他の建物が常時施錠になってからも特に施錠されていなかった覚えがある。
というのも、この建物は入居している団体の関係者の出入りが多いのである。
一方で会社の業務ではあまり大した使い方はしていない。
そのような性質もありセキュリティを強固にする必要性が薄いのだと思う。
ただ、この建物も気づけば常時施錠の対象になっていたようである。
IDカードを持っている人はそれで開けて入ればいいんだけど、
IDカードを持っていない人はインターフォンで事務所を呼び出して、
カメラで目視確認をして解錠するという操作をしているらしい。
けっこうな頻度でインターフォンの音がしている。
もちろん普段から出入りする人にはIDカードを発行すればよいのですが。
常勤スタッフはIDカード持ってると思いますがね。
ただ、それ以外の関係者はなかなか会社のIDを渡すのは難しいのだろう。
会社への来訪者として扱うならば守衛所で一時IDを受け取るべきだが、
そういう扱いもまた実務的ではないところがある。
だから、目視確認で解錠するという方法にしてるんだと思う。
この団体にしても、建物に部外者が入ることは好ましくないわけだろうし、
その点で常時施錠になったこと自体は改善ではあるのだろう。
ただ、建物の出入りがけっこう多いので、そこは手間だろうなと思う。
なんかいい方法はないものなのだろうか。
そうして振り返ってみると、そういえば柵の外にある建物にはだいたいインターフォンがありますね。
従業員ならば自分のIDカード、会社への来訪者なら守衛所などで発行される一時ID、
会社以外の団体の関係者・訪問者はインターフォンで目視確認と。
ある建物には複数のインターフォンがありましたね。
それぞれ異なる事務所につながるのだと思う。確かに2団体入居していたはず。
だから他の建物もそんな対応なんですね。
もしかするとこういうのは顔認識が効果的なのかもしれないけど。
ただ、IDカードは渡さなくていいにしても、登録状況の見直しは絶えず必要なわけだけど。
まぁ目視確認でちゃんとできているのかという話もありますが。