山中湖一周の旅

先々週に急遽決めたのだが、コンサートのために河口湖に行くことにした。
バスなら交通費は安い、チケット代は高いがそれ以外の費用が安ければ、
問題は宿代である。河口湖周辺で泊まるとどうも高くつく。
それで調べてたらだいぶ安い宿を見つけた。アクセス面でもよい。
というわけでゴーサインと相成ったわけである。


直行でもよいが、せっかくなら観光でもと考えた結果、山中湖に行くことにした。
河口湖方面の高速バスは、富士急ハイランド・河口湖駅からいろいろ分岐していくが、
その中でメイン系統にあたるのが山中湖行きのバスであり、すなわち往路は中央道バス停から直行できるということ。
また、山中湖~吉田・河口湖のバスは比較的本数が多く、行きやすいということでもある。
そんなわけで朝から中央道某バス停から高速バスに乗り込み山中湖を目指した。


案の定、乗客の大半は富士急ハイランドか河口湖駅で降りてしまった。
以前、忍野村へ向かったときと同じ道を走り、でもこのバスは村内には入らず山中湖へ。
ちょうど山中湖が見えてくるところにある富士山山中湖バス停(なんでこんな名前なのか)で下車。
ちなみにバスの行き先は山中湖と書いてあるが、細かいことを言えば山中湖平野が終点である。
山中湖をおよそ半周して村内主要バス停に停まっていくわけである。
もやがかかっていて、富士山は全く見えないが、山並みと湖の組み合わせはよい。


結果的に言えば、ここから山中湖を歩いて一周するハメになってしまった。
当初はそんなつもりはなかったのだが、北岸を少し歩いたら引き返すのも微妙なところまできてしまい、
平野まで歩けばバスも本数増えるだろうと思ったら、あくまでも高速バスの折り返し地点で、
実はこのあたりを走るバスは山中湖を1周するバスだけで結局バスの時間は合わず、
さらに1/4周ほど歩いて旭日丘まで歩いて遊覧船に乗って、降りて歩きながらレストランで昼食を食べ、
そうするとバスの時間まであれば最初降りた富士山山中湖バス停まで戻れてしまうと、
結局は歩いて一周してしまうことになってしまった。
遊覧船に乗ったり食事したり、いろいろあって4時間の山中湖観光だった。


そんなわけで最初に歩いた山中湖北岸だが、ここはひたすら別荘地である。
村内でも生活色の薄いエリアと言えると思う。静かですね。
湖に目を向けてみると、モーターボート、水上バイク、フライボード(水圧で浮遊するやつ)、パドルボードなど、水上レジャーを楽しむ人がいろいろ見られた。
ふと、双眼鏡で観察していると、モーターボートは「東京」と書いたのが多いんですよね。
これは船籍港が東京都のどこかにあることを表している。(小型船舶は船籍の都道府県だけ書く)
遡上してきたわけはなく、陸送されてきたのはいうまでもありませんが。
こうしてみると、山中湖は東京都と錯覚してしまうが、もちろん山梨県である。


平野あたりに来ると、貸しボート屋が多く並んでいたり、水上レジャーの拠点といった趣。
この辺はバーベキューを楽しむ人の姿も見られたが、そんな中を山中湖村の車は新型コロナウイルスへの警戒を呼びかけて回っている。
どうなんでしょうね?家族でのレジャーならまだいいけど。
そして平野バス停に行き、時刻表を見て落胆しながら歩いていく。
このあたりは大学の合宿所が多く、スポーツ練習用の施設もあったり、本来ならばこの時期は大賑わいだったんじゃないか。
一方でそうならずに助かったかもしれないのが、ここがオリンピック会場であったことである。
あれ?山梨県でやった競技なんてありましたっけ?あったんです。それが自転車のロードレースである。
山中湖村は自転車に力を入れていて競技会場という面もあるし、レクリエーションとして貸自転車屋も並んでいる。
オリンピック会場になったのは村にとっても名誉あることで、こうして宣伝しているわけですね。


旭日丘から遊覧船に乗る。白鳥の形をした船だが、けっこう新しいようだ。
船で見て思ったのは、わりと山中湖は単調な湖で、湖上からの見所は多くないなと。
この辺は河口湖なんかと比べると水上観光としての面白味に欠ける印象はある。
ちなみに白鳥とは山中湖に生息する白鳥のことで、ここまで歩いてきて見ることも多かった。
湖岸で砂浴び?する白鳥の姿もあり、山中湖の景色といえる。
ただ、湖上から観察できるわけでもないし、わりと湖岸からでもいいんじゃないかと。


さて、山中湖を走るバスですが、高速バスは最初書いたとおりで、一般路線は主に2系統ある。
メインは御殿場~河口湖のバスで、旭日丘から湖岸を1/4周ほどして、忍野村を経て吉田市街・河口湖へ向かう。
こっちのバスに乗って河口湖へ去った。おおむね1時間に1本ですね。
もう1つがふじっ湖号で、これは山中湖では湖岸を一周するのだが、両周り交互に走っている。あわせて1時間間隔である。
じゃあ、全部で30分間隔ぐらいかというと、そんなことはなくけっこう偏っている。
特にふじっ湖号は山中湖を回る向きが逆だと村内の通過時間が全然違うので。
御殿場からのバスを基本に考えた方がわかりやすいですね。


河口湖までバスの旅、忍野村に入ったり、浅間神社前を通ったり(この辺で少し渋滞にあった)、高速バスとは違った生活色のあるルート。
富士山駅を出て、そのまま河口湖駅までほぼ鉄道に沿って走るのは、
この区間の鉄道がわりと本数が少なく、観光拠点である河口湖まで走りきる都合もあるようだ。
まぁありがたかったですけどね。なにしろ河口湖の宿に行きたかったわけだし。


その後、宿にチェックインして、河口湖駅へとんぼ返り、鉄道だと時間が合わないのでバスで富士急ハイランドへ。
(ちなみにこのバスも御殿場行きのバスである。結局本数が多いのはこれらしい)
コンサート会場に入った。雨はそこまで・・・・・・という感じだが、めがねに水滴がつくときもあり煩わしい。
それ以上に寒さである。昼間も涼しかったが、日が落ちるとだいぶ寒いぐらい。
雨以上に寒さのためカッパが役立った。
席は直前で取ったこともあってやたら遠かったが、それでも楽しかったですね。
チケットはまぁ高いけど、それ以外が安かったし、山中湖観光もそれはそれでよかったし、
急に思い立ったわりにはよかったんじゃないかなと。