近代麻雀とは?

週末に「けやきひろば音楽祭」にでかけていた話を書いた。

アニサマがない けやきひろば

そこで真っ先に気になったことがリストバンドに「近代麻雀水着祭」と書かれていたこと。

2日目のリストバンドには「私立近代麻雀学園」と書かれている。

なにこれ? 余り物の使い回し?


で、あとで調べて気づいたのだが、実はこのイベントの主催者は「近代麻雀」だったらしい。

【お知らせ】 皆さんに大事なお知らせがあります。今回の「けやきひろば音楽祭」の主催者は、”近代麻雀”です…。予め、ご了承ください (x.com/へなぎ)

このイベントの背景にはアニサマがない夏を迎える けやきひろば をどうにかしようというのがあったのだろうが、

そこでこのイベントをプロデュースしたのが へなぎ さんである。

この人、アイドルの追っかけが高じてアイドルのプロデュースをするに至り、トイプラという芸能事務所を設立している。

事業の一環として社内外のアイドルなど集めて HNGSONIC なるイベントをやっており、

けやきひろば音楽祭 は HNGSONIC2026 と関連付けて開催されていた。

ちなみにイベント中もしょっちゅう客席に現れて楽しんでいたようである。


それはそうとして、真の主催者だった近代麻雀とは何なのか。

これは竹書房の発売している麻雀雑誌である。

竹書房はこの雑誌を発売するためにできた出版社である。

正確に言えば、当初は文字メインの雑誌だったところ、

麻雀漫画を掲載する「別冊 近代麻雀」ができて、それが改題して現在の近代麻雀になっているそう。

とはいえ、頭脳スポーツとしての麻雀に興味がないわけはなく、麻雀大会を開催するなどの活動もある。


この雑誌には他の側面もあり、それがグラビア雑誌である。

歴史をたどると麻雀女子育成企画「近代麻雀学院」なんていうのがあったそうで、

タレントに麻雀を教え込むという企画があり、そのリアルイベントをやるような形からスタートしたそう。

その後、これはグラビアの撮影会イベントに発展していく。

これがリストバンドにあった「近代麻雀水着祭」「私立近代麻雀学園」の正体である。

ちなみに「近代麻雀水着祭」は水着のファッションショーとしては日本最大規模だとか。


果たしてそのノウハウを生かしたいという考えがあったのか、

単に竹書房がバックに付いていることが好都合だったのかはよくわからない。

謎多きイベントだったといえばそこまでなのですが。

アニサマがない けやきひろば

土日連日、さいたま新都心に出かけていた。

なぜか? それは「GMOアリーナさいたま けやきひろば音楽祭」というのがあったから。

この人DJするのかというのが入口だったのだが、気になる歌手もいたので。


そもそもこれは何なんだという話をすれば、毎年夏の終わりに行われるアニサマのことがある。

アニサマの開演前、さいたまスーパーアリーナの前にある けやきひろば では様々なイベントが行われていた。

けやきひろば はさいたまスーパーアリーナの付帯施設で、

2階はさいたま新都心駅・北与野駅とアリーナをデッキレベルでつなぐ広場になっており、

その人工地盤の上に けやき(埼玉県の木らしい) が植えられている。

1階は飲食店などが入る商業フロアに入っており、イベント日は来場者の腹を満たすと。

アニサマの日は けやきひろば のイベントスペースにステージを組んでイベントをやっていた。

概ね午前中はアイドルのステージ、午後はカラオケをやってると。


ただ、さいたまスーパーアリーナ は今年から来年春にかけて改修工事のため休館となっている。

このためアニサマも今年は幕張メッセ展示場での開催となっている。

しかも時期もけっこうずれて7月10日~13日の開催だった。

このときはコンサート用とは別に1つ展示場を借りて、そこにステージを組んで同様のイベントをやっていた。


一方さいたまでは休館中に命名権を売るという話になり、GMOが契約することになった。

工事中に「GMOアリーナさいたま」と命名された。割り引かれているが休館中も命名権料はかかってるらしい。

GMO SONICなど音楽イベントに関わる中で命名権を買うことにしたのでは?

休館中はアリーナは使えないのだが、他の付帯施設は使うことができる。

アニサマの日のように けやきひろば が賑わえば良いのにと思ったひとがいたのか知らないけど……

こうして生み出されたかもしれないのが「けやきひろば音楽祭」である。


とはいえ実態としては地下アイドルのイベントである。

けやきひろば の他に、TOIROというイベントスペース(会議室?)、

工事中のアリーナ脇の屋外ステージ、そして展示ホールを使っている。

この展示ホールで出演者の「特典会」とかが行われていると。

その中では集客力が高い人やアイドルとは言えない人のステージは概ね けやきひろば で行われている。

けやきひろば だけのチケットであれば割安だったので、それを購入。

もっともチケットがなくても周辺から見放題なのだけど。

別に立ち止まってみる人を止める様子もなかった。いいのかよ。

これはアリーナ横のステージも同様である。TOIROはさすがに無理だろうが。


名前は知ってても、初めてパフォーマンスしてるの見る人もしばしばいて、そういう意味では収穫があった。

さっきも書いたように実態としては地下アイドルのイベントということで、

そこら辺をアイドルらしき人が歩き回っているのは不思議な景色である。

食事を買ったりするのに出歩いてたみたいですね。

こういうイベントではよくある光景なのかもしれないけど。

さすがに けやきひろばステージ に上がる人はそんなことないでしょうが。どうだろ?

ファームの猛暑対策はナイター?

7月23日、ロッテ浦和球場でのロッテvsオリックスのファーム公式戦、

熱中症で体調不良を訴える選手が続出し、両チーム合意の上、ノーゲームとなったのだった。

猛暑ノーゲームという前代未聞の事態が発生したのだった。


夏は野球の季節なのかは知らないけど、アマチュアの大会は多いですよね。

前に書いたけど、甲子園での高校野球の全国大会が午前1試合・午後3試合という形になる。

午前の熱中症リスクは高い

これは気温が上昇する昼前の熱中症リスクが思っていたより高かったためで、

ただ2試合目の開始が13時半だとずっと暑いという感じはする。

でも、だからといって午前1試合・午後2試合では日程が入らない。

日程の制約が大きいこともアマチュア野球の難しさである。


そもそも猛暑ノーゲームというのが許されたのもプロだからだろう。

アマチュアなら熱中症で体調不良でもなんとかやりきるしかない。

他の日程というのは基本的にはないわけだから。

そして、この猛暑に対してとりうる策もアマチュアとプロでは異なる。


この時期のプロ野球、1軍戦は屋外球場ならずっとナイターである。

では2軍戦は? というといろいろな事情でデーゲームというのが通説だったが、

現在はナイター設備が整えられた2軍本拠地が多く、ナイターが多くなっている。

阪神タイガースの2軍の日程を見ると7月~9月中旬ではデーゲーム11試合・ナイター44試合という状況である。

タイガースの2軍本拠地、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 は当初よりナイター設備がある。

同様にソフトバンクホークスの2軍本拠地にもナイター設備がある。

オリックスバファローズの2軍本拠地にはナイター設備はないが、

今年は8月に9試合、ほっともっとフィールド神戸 でナイターでの開催がある。

西地区でナイターで2軍戦を全く主催しないのは広島カープぐらいである。

中地区のチームとの試合も多いが、DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツ、ハヤテベンチャーズ と本拠地にナイター設備がある。


実のところ、ロッテは2軍本拠地を1軍本拠地(千葉マリンスタジアム)に近い君津市に移転する計画が進んでいる。

移転後はナイター設備が付くため、以後はナイターでの開催が増えるとみられている。

ナイター設備に限った話でもないと思うが、古い球場のため暑さ対策が難しいのではないかと思う。

同様に老朽化の問題があるヤクルト戸田球場も来シーズンには守谷市に移転する。

守谷移転後はナイター設備が付くため、これもナイター対応になる。

また、西武ライオンズは西武ドームの横に西武第二球場(CAR3219フィールド)がある。

ここが2軍本拠地だが、今シーズン終わったらナイター設備を付ける工事を行うという。

そもそも現在もドームでの2軍戦が多い。これが現状の酷暑対策ですね。


冒頭のようなことが起きたのは事前の準備が足りてなかったということで、

これは反省するべき点が多く、翌日以降の試合では室内練習を増やすなどの対策をしたそうだ。

ただ、そもそもナイターでやればリスクは大きく軽減できる。

そのための投資は順次行われているということである。

鎌ケ谷を本拠地とする日本ハムファイターズの2軍は1軍本拠地のある北広島のお隣、恵庭市に移転するのが決まっている。

中日ドラゴンズと楽天イーグルスはともに2軍本拠地移転の公募を行っている。

おそらく移転後はナイター対応になるだろう。


ただ、よくわからないのが広島カープの由宇練習場(岩国市)ですよね。

ここは他の2軍本拠地と違って、選手寮や室内練習場とは大きく離れた場所にあるんですね。

バスでの移動で1時間ほどかかるようである。

廿日市市にある選手寮・室内練習場は近隣での移転計画が進んでいる。

でも、由宇練習場については今後も変わる予定がない。

すなわちバス移動でグラウンドにいく状況は今後も続く。

由宇練習場での暑さ対策は試合開始時刻を早めること。10時半プレーボールである。

それはそれで熱中症リスクが高いと思うのだが……


というわけで2軍戦ももうナイターでやっているという話である。

もっともナイターは設備以外の問題もあって、それが選手の移動である。

その日のうちにバス移動で来て試合、試合してその日のうちにバスで帰る、

そういうことをやろうとするとデーゲームの方がいいんですよね。

でも、夏はこのあたりでコストが余計にかかるのは仕方ないと受け入れる方向ではないだろうか。

安全に試合ができることの方がずっと重要でしょうから。

海外馬券発売の対象レースが激増

海外馬券の発売対象レース拡大の噂はあったが、

てっきりサウジカップデーやドバイワールドカップデーに合わせての実施とおもいきや変わらず。

しかし秋シーズンの大レースを念頭にか告示の改正が官報に出たらしい。

見てみると予想以上に追加レースが多かった。


そもそもJRAによる海外馬券発売の対象レースは法令上このように定められている。

第十四条の規定による登録(=JRAの競走馬登録)を受けた馬を出走させることができる海外競馬の競走であつて、当該登録を受けた馬を出走させた場合に馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与すると見込まれるものについて、するものとする。

なんとでも解釈できそうだが、種牡馬・繁殖牝馬選定に重要なレースということだろう。

そのようなレースをリストアップしたものが International Cataloguing Standards Book である。

そこにはG1~G3の格付けがあるか、これらの格付けのないリステッドレースがある。

JRAではこのG1~G3のレースの成績はJRAのレース同等に認めている。

このため、サラブレッドの国際競走でG1~G3の格付けがあるレースであれば最低条件は満たすと考えられる。

その中から発売対象にふさわしいと選ばれたレースが告示されると。

なお、実運用としては一定の実績のあるJRA所属馬が出走する予定がある場合に発売する。

(出走予定で決めるので、両にらみで登録して出走しなくなったレース方のレースが発売されることがある)


その代表例が凱旋門賞だったわけですね。元々凱旋門賞の馬券を売りたいところからスタートしてるので。

このように国際的に評価の高いG1レースを並べたわけだが、なんでこれ発売対象じゃないんだろうというのはある。

特にブリーダーズカップ(BC)開催の BCディスタフとBCスプリントはなんで対象レースじゃないの? と思った人は多いはず。

ダート牝馬路線とダートスプリント路線の世界チャンピオンを決めるレースである。

また、ドバイワールドカップデーに行われるUAEダービーはG2だが、ケンタッキーダービーの前哨戦として重要である。

後につながるレースという点では海外馬券対象になるべきレースとも考えられる。

G2というのが気になるが、G2も法令上の要件は十分満たしているといえる。


官報 号外(第163号)に「平成二十七年農林水産省告示第二千七百八十七号及び令和二年農林水産省告示第三百三十五号の一部を改正する告示」という意味不明なタイトルででている。

なんと現在32レースのところ116レースまで増えた。予想外に多かった。

全体的にはヨーロッパのレースが多く増えている。

発売機会は限られるレースが多そうだが、期待はあるのだろう。

発売機会という点では UAE・サウジアラビア・香港・アメリカでしょうね。


まずアメリカなのだが、BC開催については2歳戦を除く9レースが全てリストアップされた。

BCスプリント、BCディスタフあたりは発売頻度が多くなりそう。

この他ではケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークス の三冠レースが元々あった。

今回、それに続く夏の3歳戦トラヴァースステークスも追加された。

一方、BC開催以外では古馬戦は全くなかったが、ここが大幅に拡充される。

フォーエバーヤングがBC前哨戦に選んだ ジョッキークラブゴールドカップも含まれている。

あと、アーリントンミリオンステークスなど芝のレースが多く追加されている。

アーリントンミリオンは総賞金100万US$で昔は高額賞金と言われた。

でも1着1億円(60.8US$)って言うほど高額か? と今の感覚では思う。

アーリントンパーク競馬場はなくなったが、名前だけ残してコロニアルダウンズ競馬場に移管されている。

合計してダート12レース(うちBC 5レース)、芝9レース(うちBC 4レース)である。


次にUAEだが、いずれもドバイワールドカップ関係である。

ドバイワールドカップデーのサラブレッドの国際競走8レースは全て対象になった。

G2のUAEダービー、ゴドルフィンマイル、ドバイゴールドカップも含まれる。

ゴドルフィンマイルもマイルにこだわって転戦するのはけっこういますね。

そしてもう1つ、ドバイワールドカップの前哨戦のマクトゥームチャレンジも追加される。

前哨戦だけどこれ自体がG1である。主催者的には重要レースなんですよね。

でも世界的にはドバイワールドカップデーの前といえばサウジカップデーですよね。

これは2024年にサウジカップがピンポイントで追加された。

当初はG3から始まったアンダーカードもだんだん格上げされていったが、

このたびサラブレッドの国際競走6レースが全てリストアップされることに。

G1が2レース、G2が3レース、そしてG3のサウジダービーまで入った。

G3でリストアップされるのは意外だったが、それだけの価値はあると認められたのだろう。

というわけでブリーダーズカップ、ドバイワールドカップデー、サウジカップデーと日本馬が遠征すれば海外馬券をたくさん売ることになる。


近国ということで香港ですが、元々年末の香港国際競走、春の香港チャンピオンズデーは全レースが対象だった。

これに5レース加えて12レースとなるが、これは香港の全G1が対象になるという意味である。これはなかなかすごいですね。

近いとはいえ日本馬が遠征するかは別問題だが、チャンピオンズ&チャターカップ はあるだろう。

地元馬の層が比較的薄い2400m戦で、1着1.5億円(728万HK$)とそこそこ高額賞金ですから。

今年は2頭遠征しており、発売機会は比較的ありそうだ。


オーストラリアは昔は多かったが、ばっさり削られ コックスプレート と クイーンエリザベスステークス の2レースになっていた。

これが14レースに一気に増える。

もともと補欠システムで売りにくく外れたというメルボルンカップ、

さらにはその前哨戦のコーフィールドカップも入る。

ジ・エベレストなどスプリント戦もいくつか入っている。

ジ・エベレストはいつかここに挑戦するような日本馬が出れば馬券売りたいですからね。


さて、ヨーロッパなのだが、これが大量に追加されているが……

元からの対象レースで異彩を放っていたのがイギリスのダービーである。

誰が3歳春にイギリスに遠征するんだと。

ジャスティンミラノが登録したことはありましたけど。(その後、皐月賞を優勝し、日本ダービーに転戦)

そんなことを言っていたらイギリスのクラシックレースの残り4つ、

アイルランドの3歳G1 4つ、フランスの3歳G1 5つ が追加された。

誰が行くんだよという感じはある。

凱旋門賞の前哨戦としてのパリ大賞典はあるかもしれないけど。


現在もイギリスのレースは7レースで比較的多いが25レースに激増する。

イギリス競馬は貧乏だと言っていたが、最近は高額賞金レースの賞金積み増しをしている。

日本の競馬関係者の興味も引いているようで、イギリス遠征の話を聞くことも増えてきた気がする。

ロイヤルアスコット開催、ブリティッシュチャンピオンズデーなど。

この中にはサトノレーヴが2年連続で参戦したクイーンエリザベス2世ジュビリーステークスもある。

従来は中長距離ばかりだったが、スプリント、マイルもだいぶ増えたし、4000mのゴールドカップなんてのも。


フランスも3レースから16レースに増えたが、凱旋門賞絡みで発売機会がありそうなレースがいくつか。

まず前哨戦としてはヴェルメイユ賞、牝馬の凱旋門賞前哨戦として知られる。

同日のG2の前哨戦も入る噂はあったが、それは入ってない。

凱旋門賞と同日の他のG1も追加されて、オペラ賞(牝馬限定)とフォレ賞である。

フォレ賞といえば、エントシャイデンが凱旋門賞に参戦するディープボンドとともに2年連続で走っている。


アイルランドは1レースから10レースに、うち4レースは3歳戦だけど。

おもしろそうな条件のレースがあって、それがフライングファイブステークスとアイリッシュセントレジャーである。

これらはアイリッシュチャンピオンステークスと同じ週末に行われる。

フライングファイブステークスは1000mのG1、距離にこだわって行くのがいるかも。

アイリッシュセントレジャーはセントレジャーとはなっているが3歳以上の2800m戦である。

日本で秋に3000m級だとステイヤーズステークスはあるがG1はない。

メルボルンカップはハンデ戦だし、こういう選択肢もあるのでは。

それはフランスのロワイヤルオーク賞(3100m、これも元は3歳戦)にも言えますが。


この他ドイツの3レースも追加、それこそ行くやつおるのかという感じだが。

全体的にヨーロッパでは54レースが発売対象になる。

ヨーロッパのレースは凱旋門賞を別とすれば毎年恒例で売るようなレースはなかなかないけど、

売上はよい傾向にあるので、とりあえずリストアップした側面はありそう。

今後もイギリス遠征が続けば効果は大きそうだな。


ところでこれらはJRAが海外馬券発売できるレースの話だが、

実は地方競馬が海外馬券発売できるレースというのも告示にある。

サンタアニタダービーが元々あったが、サンタアニタハンデキャップ(G1)も追加された。

これは大井競馬場とサンタアニタ競馬場の提携関係で遠征が見込まれるということで、

地方競馬が馬券発売できるレースになっているのだろうが、これまで発売されたことはない。

JRAが発売可能なレース(特にダート)で地方所属馬だけが遠征した場合、

現在の内規ではJRAは馬券発売しないことになっているそう。

内規だけの問題だから売ること自体は可能だろうが、現状そういうことは想定していないと。


ブリーダーズカップでは最大9レースの海外馬券を売る可能性があるので、

それに応じたシステム対応も必要だろうが、9レース全部売ることはそうそうないだろう。

ドバイワールドカップデーの8レースはほぼ日本馬いる印象なので、これが正味一番忙しいかも。

しかしレース数が増えたからといって売上が増えるかはなんとも。

UAEダービー以外のG2 2レースはどれぐらい興味を引くだろうか。

ヨーロッパでも同日に複数レース発売の日は増えそうだ。


外国の競馬主催者が日本馬の誘致に力を入れることも増えそうだ。

凱旋門賞にわざとらしい輸送費補助が導入された話もありましたけど。

凱旋門賞が日本馬を招致したい理由

ブリーダーズカップは馬券発売対象外のレースも含めて輸送費補助が積み増されていたというし、

最近の日本馬のイギリス遠征も輸送費補助のオファーがあると言われている。

今後はこういうのもより増えて行くのでは。それで日本馬が遠征するかはよくわかりませんが。

中之島の昼休み

今日は案外慌ただしいだろうなと思いながら、大阪にやってきて、中之島の国立国際美術館にやってきた。

ちょうどOKミュージアムパスポートが期限切れなので買い直すのもあったが、

ちょうどこの先日、5000円から8000円に値上げされたのだった。

定価で言えば1800円とかする展覧会を各1回ずつ見られると考えれば妥当な値上げだが、

昔はほぼ同じ効力の 友の会 が年3000円だったことを思うと、むちゃくちゃ値上がりしたなと思う。

この値段だと関西2館ハシゴしないと元は取れないだろう。


ただ、今買う必要はなかったのかなと思ったのが、展覧会の期間である。

特別展「笹本晃 ラボラトリー」はなんと11月3日までやっているという。

期中に展示物を使ってパフォーマンスを行うので、それありきの会期設定という側面もあるのだろう。

となれば、止まっている展示物を見ても本当に見たことにはならないのかもしれない。

まぁそこは補完する映像があったりするわけですけど。

パフォーマンスをして展示物に描き足していく部分もあるのだろう。

そしたら会期中たびたび来たいという話もありそうですが。

映像など見ると自然科学にいろいろモチーフを取っていて博識そうに見せているが真相はいかに。


コレクション展では「開館50周年記念プレ企画」として、開館前に制作された作品を展示、次は開館後の作品を展示するという。

基本的にこの美術館は1945年以降の現代美術を対象としているが、

それより古い作品もあって、それは後の時代に影響を与えたであろう作品があると。

それは前の時代から見て重要な作品もあるから、そういうのは他館に貸すことも多いのだろうと。

ちょっとわざとらしいなと思ったのが、最終盤に女性作家の作品を集中的に並べていたこと。

当時、発表の機会も限られ、現代に渡ってもあまり研究されてないかもしれませんねと。

このあたりは国立美術館の全社的な方針もあるのかもしれない。

東京国立近代美術館の謎

あとちょうど特別展で取り上げている笹本晃さんも女性だし。


中之島はオフィス街で、フェスティバルタワーの地下では弁当箱を開けて食べる人も多くいた。

中之島ではランチもそれなりにするということだろう。

まぁ実際にそれなりの値段はした。

で、そのまま地下から渡辺橋駅につながっていて、こんなに京阪電車に乗る人がいるのか?

と思ったら、渡辺橋駅にはMINAMOというレストラン街があって、そこ目当ての人のようだった。

改札階に降りるとひっそりしているが、そこそこ利用はあるようだ。

とはいえ、今は中之島から京都方面まで直通する優等列車はないので京橋乗換ですが。


電車に乗りながら計算していたのだが、これは京都に着いてから慌ただしいなと。

特別展を見る分にはなんとかなるかと、三条で降りて岡崎公園まで歩いて行く。

特別展は「フォンタネージ—イタリアの光・心の風景」というので、

アントニオ・フォンタネージ作の風景画が多数並んでいるのだが……

果たしてなぜこれを京都でやっているのだろう。

明治時代に工部美術学校にやってきたが、わずか2年で帰国している。

ただ、その2年間で残した物は多く、教え子としては 浅井忠 が有名である。

先生としては名前が知られているが、画家としての側面はあまり知られてないですねと。

そんなわけでミラノからたくさん借りてきたというわけである。

文化が違っても自然を描くというところには普遍性があるので、学ぶところは多かったのかも。

終盤は教え子の作品が多く並んだが、教え子という側面で浅井忠の作品がミラノにあるのを借りてきたのもあった。

日本で着想を得てイタリアで完成させたって作品もあったみたいね。


そんなわけでもう時間切れで京都駅へ向かって、帰りもまた早特で取ったこだま号で東京へ。

こだま号も案外混み合うという話もあるが、これは空いてましたね。

そんなこんなで週中に2日間の関西行き、明日は1日仕事してまた休みですか。

南都仏画のために関西行き

島原・天草での夏休み中、悩んでいたことがあって、それは2週間後、関西に行くかどうかである。

夏休み直後、それも海の日で月曜が削られた週にいなくなるのはどうなんだと。

ただ、やっぱり外せないかなと思った。


というわけで、早特で取った こだま号 で京都まで。新幹線を降りると飛び上がるような暑さだった。

昼食を食べて、プリンセスラインで東山七条まで。

プリンセスラインは実質的に京都女子大学の通学バスなので、今は土曜ダイヤでの運行である。

まだ土曜ダイヤなら十分高頻度なのだが、これから夏休み期間に入るとより減便される。

現金しか使えないというデメリットはあるが、この区間に限れば空いてて便利なのだけど。

京都駅~東山七条のバスの混雑が激しいことへの対策として貸切バスから新規参入したという経緯もあるので、

この区間だけであれば多目的に使われる方がよいのだけどね。

というわけで京都国立博物館、平成知新館は本来の目的である平常展に使われているのは貴重である。


前半は「辰馬考古資料館の名品」ということで、大量の銅鐸に出迎えられる。

灘で酒蔵を経営していた 辰馬悦蔵(3代目)、大学では考古学を学び、銅鐸などの考古資料を集めた。

辰馬考古資料館自体は改築のため休館中なので借りてくるには好都合だったのだろう。

まさか京博でこんな銅鐸ばかり見ることになるとはと思うも、いろいろ並べて観察すると案外いろいろ学びはある。

でも、実はそれだけではなかったのだ。辰馬家は画家の富岡鉄斎と交遊があったため、この絵画もコレクションにあるのだ。

どっちかっていうとそれ目当てだったんじゃないのと。銅鐸はおまけだったのかも。

他の特集展示では陶俑、「埋納」というテーマで経筒など、全体的に考古分野が手厚かった。

逆に焼き物など工芸分野のものは少なめだったのかな。陶俑は間違えなく焼き物だけど。


ちょっと気になった話があって、それが「白寿斎コレクション」である。

2023年の新収品展で名前が出てきている。誰か個人から寄贈してもらったコレクションなのだろう。

これ、近世・近代絵画の作品からなるそうだが、明治以降の作品もかなり含まれているらしい。

京博は以前より明治以降の作品を収集していたらしい。ただ、ほとんど展示できず、他館に貸すのが主だったらしい。

この白寿斎コレクションが加わったことで、明治以降の絵画もあれこれ展示していけますねと書かれていた。

以前紹介したことがあるのだが、東京国立近代美術館は1907年以降の美術作品を注力分野としている。

この1907年は第1回文展が行われた年で、ここを境に東京国立博物館と所蔵品の移管をしている。

ただ、これは東京の2館に限った話で、京都国立近代美術館はより古い作品もあり、この移り変わりも見て学べる。

これは気づいていたが、まさか京博もこれより新しい作品がそこそこあるとは。


ゆっくり見てたらもう出ないといけないと、京阪・近鉄と乗り継いで奈良国立博物館へ。

というわけで今回の関西行き、最大の目的である「南都仏画」の賛助会員向けの特別鑑賞会へ。

奈良博で絵画が多くを占める展覧会は珍しいと思ったが、けっこう彫刻(仏像)もあるんだよな。

なぜか? それは仏像への彩色も絵として捉えたためである。

この展覧会、奈良博自体のコレクションもあるし、奈良県を中心に寺社から借りたものもあるが、

「ボストン美術館共同企画」とあるようにボストン美術館からの里帰りにあたる作品もいくつかある。

なぜボストン美術館にあるのかというのは後で書くとして。


この展覧会の一番古いところは 法隆寺金堂壁画 から始まる。焼損した壁画が無事だった頃の模写などがある。

いろいろ観点はあるが、伝来されている日本の仏教絵画の最古のものという意味はあるのだろう。

そこから奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代と時代が進んでいく。

特に平安時代のものは重要文化財になっているものが多く評価が高い。

その頃に歴史ある都の意味で「南都」という言葉をよく使っていたことが「南都仏画」という展覧会名の由来だったらしい。

そんな中でボストン美術館からの里帰り「釈迦霊鷲山説法図(法華堂根本曼荼羅図)」がある。

これ自体は奈良時代の作品なのだが、平安時代にこれを元に東大寺の「倶舎曼荼羅」が描かれたという。

模写なども絵画を伝承する上で重要で、そういう歴史を伝えるきっかけにしたいという意味もあったのだろう。

ボストンからやってきた作品、額装されているものが多い。

日本でも額装された日本画はあるけど、元々の表装を切り取って(?)額に入れただけなのは雑な気もする。

住友財団の助成により修復中の十六羅漢図は、修理が済んだ分を展示していた。

元々は形態もいろいろで展示できないほど痛んでいたが、本来の形ということで軸装にして修理されたそう。


さて、なぜボストン美術館に奈良の美術品が伝来したのだろうか?

明治時代となり、東洋美術史を研究していたアーネスト・フェノロサが日本にやってきた。

彼は奈良の社寺を訪れ、美術品をいろいろ調査していたわけである。

日本の美術について世界に知らしめた人の1人で、その活動の中で奈良の絵画を持ち帰っている。

明治時代になってなくなった寺も多いが、その1つが内山永久寺で、大変豪華な寺だったそう。

ただ、明治になって寺は維持できないと、組織的には近隣の石上神宮に統合されて廃寺に。

建物は移設されたものもあるが、仏像や仏画は不要なので他の寺やコレクターに渡って行った。

その渡った先にはフェノロサがあり、ボストン美術館というのがあったわけですね。

こうして日本美術の価値が評価されていく中で、日本国内でも社寺に伝来した文化財の保護が急務と、現在の奈良博にあたる帝国奈良博物館ができる。

この点では共通的な事情のある博物館同士でもあったわけですね。


ところでこの展覧会、主な展示物が日本画なので展示できる期間が限られている。

このため展示替えが多いので、ぜひとも後期にも観に来たいものだが。

僕は賛助会の会員証を見せれば「随時」観覧できるので、この点では特に問題はないものの、

9月13日までにまた関西に来る用事は今のところはないんじゃないかな。

でもこんなチャンスは他にないよなぁ。実現できるかはともかく策は考えようと思う。


そんなわけで明日は大阪・京都と美術鑑賞しては帰宅する。

けっこう慌ただしいんだよな。こだま号で帰るってのもあるんだけど。

なんで東濃は岐阜県なのか

この夏はスロースタートな感はあったが、7月下旬にもなると暑くなり、

今日はとうとう多治見(40.3℃), 豊田(40.1℃), 八幡(40.0℃)と40℃超えの地点がでた。

八幡? と思ったけど、これは郡上市八幡のこと。

岐阜県・愛知県の観測点の気温が高かったが、筆頭はやはり東濃だった。


全国的にも暑いことで知られる東濃地域、なぜ岐阜県なのか? という疑問を持った人もいるかもしれない。

というのも東濃地域というのは、岐阜県の他の地域との往来が愛知県経由になることが多い。

特に鉄道や高速道路を使う場合にその傾向が強い。

岐阜県は全体的に愛知県との往来が激しいこともあり、なぜこんな県境の引き方なのだろう? と疑問に思うこともある。

いろいろな事情はあるわけだが、歴史を掘り進むほど不思議な県境である。


東濃というのは美濃の東部という意味である。

岐阜県は概ね美濃国と飛騨国を合わせた区域に相当する。

なのでこの点では東濃地域が岐阜県なのは自然なことである。

そもそも美濃を東西に横断するように中山道が通っていた。

中山道というのはかつては重要ルートだから、このルートに沿って行政区分が設定されるのは妥当そうである。

同様のことは長野県の元となった信濃国にもあてはまる。

中山道の馬籠~軽井沢のルートに沿って成立した行政区分だったが、

現代の人々の流動には必ずしも合っておらず、しばしば論争になる。


昔は美濃の範囲は今より東に広く、現在は長野県に属する木曽地域も含んでいた。

というのもこの地域は川筋としては木曽川流域にあたるためである。

美濃国には中山道沿いという側面と共に木曽川流域という側面もある。

この木曽川というのは治水に苦労した川で、様々改修が行われてきた。

木曽川は美濃と尾張の国境を決める川になっていたが、容易には渡れなかったわけですね。

それでとりあえず尾張の洪水被害の対策として、御囲堤という堤防を作ったわけですね。

これで木曽川と尾張を切り離すことで尾張の開発を進めたわけですね。


すなわち渡れないという点では木曽川というのは大きな断絶ではあったけど、

御囲堤で切り離される以前は尾張も木曽川の派川がたくさん流れていて、

それらの地域の排水を担う川が集まったのが現在の日光川水系だという。

御囲堤で切り離されたことで水害のリスクは減ったが、水の確保には困るようになった。

このため木曽川から導水する用水路が様々作られたという。


さらに言えば、木曽川が渡れないという問題は濃尾平野のことで、

善光寺道とか言われた名古屋~恵那を庄内川沿いに移動するルートにはそのような問題はない。

昔から東濃地域はこのような往来が盛んだったんですね。

このルートは後の国道19号線の元となっており、このルートに鉄道の中央本線や中央自動車道が敷かれている。

だから、昔から東濃というのは名古屋との往来は別格に良かったんですね。


あと、行政面でも東濃・中濃は多くが尾張藩の管轄下にあったそうだ。

木曽川の治水も尾張藩のリーダーシップによるところが大きかったそう。

このあたりは岐阜県の中でも大垣など西濃地域とは大きく異なるところで、

このあたりはむしろ関ヶ原を超えて畿内との往来が比較的多かったようだ。

木曽川を渡るのが容易でなかったがゆえ、西側との往来が多かったと。

こういう話は今の三重県にもあって、今は橋をわたってすぐそこの名古屋もかつては七里の渡しなど海路での往来で近くて遠かった。


というわけで東濃地域は確かに中山道沿いで、それは木曽川の川筋に沿ったものではあるけど、

現在は長野県に属する木曽地域と同一の地域圏だった時代もあるし、

善光寺道で他の美濃地域とは異なる尾張との往来はあったし、行政上も尾張藩の支配下にあった地域が多いと。

歴史的には意味はあるけど、美濃国という区分にこだわる必要はあまりなかったのかもしれない。


岐阜県もなかなか変な形だが、愛知県もなかなかなんですよね。

愛知県は尾張と三河に大きく分けられる。

同じ県内ながら尾張と三河の境目はかなり意識されている。

一方で、尾張と美濃の境目はしばしば曖昧である。

かつては容易に渡れなかった木曽川も容易に渡れるようになっている。

尾張と美濃の往来はどこからでもできるという状況に近い。

それぐらい密接なのだから、県内で往来する必要性自体がないんですね。

東濃と他の岐阜県の往来が不便というよりは、美濃と尾張の往来が全体的に便利ということなんでしょうね。

イエローカード2回の意味

サッカーワールドカップはスペイン優勝で閉幕した。

特に試合を見ていたわけでは無いのだが、後から試合について調べると、

アルゼンチンの選手がイエローカード2枚の退場で10人になり、

これで延長戦でスペインが得点を得るきっかけの1つになったようだ。


そもそもイエローカードというのは警告を示すためのものである。

イエローカードを呈示されただけでは、警告に留まり退場にはならないが、

イエローカードに値する反則を繰り返せば、退場になるということで、

まさにその通りのことが起きたという話なのだけど……

なお、この場合2回目のイエローカードの呈示後にレッドカードを呈示して退場を示すことになっている。

このため、2回目のイエローカードによる退場は イエローカードとレッドカードを重ねたマークで表示されている。

1発退場の場合はレッドカードだけで表示されるので、これで区別できる。


イエローカードというのは同じ試合で2回受けなければ大丈夫なんてことはなく、

ワールドカップでは試合をまたいで累積2枚のイエローカードを受けると、次の試合は出場停止になる。

これはレッドカードで退場になった選手が出場停止になるのと同じである。

このためイエローカードを受けた選手は、以後慎重なプレーが求められるという事情がある。

もっとも今回のワールドカップにおいては、グループリーグ終了後と準々決勝終了後にこの回数はリセットされる決まりがある。

いつまでも2回目のイエローカードを気にしないといけないわけでもない。


実はアルゼンチンは敗戦後に乱闘により1人レッドカードを受けているので、

この決勝戦ではアルゼンチンは2枚のレッドカードを受けている。

イエローカードにせよ、レッドカードにせよ反則であることは確かだが反則の内容は考える必要がある。

今回話題になったのは対立場面で口を覆うという反則である。

なんのこっちゃという感じだが、差別的発言が映像に残らないようにするため、

口を覆うということが横行していたそうで、その対処らしい。

このルールで大会中2人退場者が出ているのが嘆かわしいことである。


なかなか審判の対応も一律ではないという話もありますが。

特にVARの適用により思いがけない反則が認定されるなんてことも。

W杯今大会初、“VARによるカード対象訂正”から退場処分 相手の警告取り消し→スイス代表FWがシミュレーションで2枚目退場 (Yahoo!ニュース)

端的に言えばイエローカードを間違えて出してしまったのだが、

VARのルール上、このケースではイエローカードをなかったことにはできず、人違いだったという扱いにしたという。

そもそも審判がイエローカードを出さなければ、反則と認定されることもなかったかもしれないという事案である。

誤審を防いだという点では意義はあったが、ちょっと違うんじゃないと。

しかもこれで2回目のイエローカードで退場というのもなかなか。


なので表面上のイエローカードやレッドカードの数だけで測れる部分だけではないのかもしれない。

ただ、チームごとに傾向があることは確かであって、

アルゼンチンがラフプレーが多いということはある程度確かであって、

決勝戦という次の試合がないという状況も重なってこういう結果になったのかなと。

スペインは辛抱強く戦った結果の優勝だったのかも。

カスタマイズ可能な貨物駅?

前にCities:Skylines IIでBridge&Portsというアドオンを買った話を書いた。

Bridges&Portsを買う

大きな理由としてはカスタマイズ可能な貨物港が欲しかったというのがある。

この他、フェリーの追加や航路を越えられる橋の追加がある。

航路を越える地下鉄橋はこのアドオンで初めて導入されている。

(このときは航路を越えられないか? と書いたが、ちゃんと越えられた)


このBridges&Portsのカスタマイズ可能な港なのだが、

どうもこれを貨物駅として使うということもできるらしい。

というのもカスタマイズできる要素の1つに貨物列車の発着場があり、

これを付けると港の貨物を貨物列車で往来させることも出来る。

従来の貨物港にも貨物列車の発着場を拡張するオプションはあったので、それと同じ。

一方で船の発着場であるガントリークレーンは必須要素ではない。

なので、貨物列車の発着場と他いろいろ集めれば、カスタマイズ可能な貨物駅になるということである。


結局のところ貨物港だろうが貨物駅だろうが従来のタイプは渋滞が起きやすい。

カスタマイズ可能な港・駅であればより処理能力が高いわけである。

面積的にはどうでしょうね。

今回は 中ぐらいの港 をベースに作ったが、これで基本の貨物駅より若干大きい程度である。

小さな港をベースに作ればもうちょっとコンパクトかなと思うけど、あまり変わらない気はする。


このカスタマイズ可能な港にはよくわからない要素もあって、それが旅客船ターミナルである。

岸壁にガントリークレーン同様に設置できる施設である。

別に旅客港を作るよりはずっとコンパクトなものの、

基本的には貨物の流れと人の流れは違うものなわけで、一緒に扱う意味もよくわからない。

岸壁に付けて歩道で港の外にあるバスターミナルにつなぐという使い方で、

旅客船関係の人は港のゲートは通らないわけでなんのことやらと。

貨物港があるところなら小さな旅客船ターミナルを作れますよということだと理解している。


このゲーム、いろいろな要素が巨大という話はあるのだけど、

標準パッケージ向けのパッチで車両基地などは小さなものが追加された。

特に地下鉄はスペースが限られる中に導入するのに車両基地が巨大では大変と、

「終着点地下鉄車両基地」というのがとても役立っている。

鉄道もコンパクトな鉄道基地ってのが追加されたけど、劇的に小さいという感じでもない。


貨物駅を作ったのも初期からの市街地を通って貨物港に行く流動をなんとかしたいというのがあったが、

大きな影響を与えるほどではなくなったが、なかなか大変である。

郊外に高速道路を敷いて、できるだけそちらに回ってもらうようにしたり、

ある程度は意図通りに動いているが、昔からの導線も使われなくなったわけではない。

でもパッチで昔よりはだいぶ賢くなった気がしますね。

非予想系の野球くじの意味

以前より話はあったのだが、スポーツ振興くじの対象に野球を加えることについて、

NPBのオーナー会議で進めようという話が出たそうである。

プロ野球オーナー会議、野球くじ検討 勝ち負け選べぬ非予想系で (毎日新聞)

ただし、非予想系に限るとのことである。


野球賭博というのは日本における大きなタブーである。

野球というのは投手の力により結果が左右される部分が多く、

意図を持って勝敗を操作することができる場合がある。

このあたりが過去に野球賭博のスキャンダルを生んでいる理由らしい。

このため、スポーツ振興くじの対象にするとしても、予想系はやめようと。

非予想系であれば、この試合はホームが勝ちを買おうとか、そういうことはできない。

ゆえに故意に試合結果を操作する理由もないということである。


ただ、非予想系というのは野球でなければならない理由もない。

現在のスポーツ振興くじの売り上げの9割が非予想系のBIGシリーズが占めている。

背景には様々事情はあろうと思うが、totoは難しいというのもあったと思う。

そこで1試合予想あるいは競技会予想のWINNERが導入された。

WINNERは本当にわかりやすいのか?

サッカーワールドカップでも日本戦を中心にWINNERで楽しんでいる人は見ますが。

ただ、控除率が50%と高いこともあって、スコアも含めて予想してなんとかで、これはこれで難易度が高い。

昨年の売り上げは28億円、スポーツ振興くじ全体の2%程度である。


そこで野球を非予想系のくじの対象にするメリットを考えて見ると、

やはり試合頻度で、概ね月曜以外は毎日試合があるわけだ。

BIGは基本的に週1回の発売である。

木曜か金曜に締め切って、週末の試合結果で結果が出る形である。

さらにサッカーに比べると得点のバリエーションが多い。

このため1試合から取れる数字も多いと言える。


ただ、非予想系ということは別にスポーツくじである必要もない。

数字選択式の宝くじはかなりの頻度で抽選会を行っている。

それでもさすがに毎日ではないだろうと思ったのだけど、

ナンバーズ4・3は月~金の週5回も抽選会が行われている。

ロト7, ミニロト, ビンゴ5は週1回、ロト6は週2回なので、

1000万円以上の高額当選が狙えるものでは、ロト6の週2回が最多ですが。

あと、もう1つあるのが公営競技の重勝式投票券である。

ランダム式では競輪・オートレースにいろいろ設定されている。

基本的には毎日レースがあり、何らか買うことはできるが、売り上げとしてはどうなんでしょう。

税制面の問題もあり、高額当選狙いよりはオートレースの「当たるんです」の144万円程度がよいだろうと書いたこともありますが。

おいしいところ狙いの車券?


さて、その上で何を予想対象にしようかということを考える。

いろいろ方策はあるだろうが、MEGA BIGの両チームの合計得点というのはよい指標に思う。

さらに野球の場合、イニングごとの数字というのも使えそうだ。

野球の特性上、得点が入ると大きな数字になることがある一方、無得点に終わるイニングも多い。

そこで昨年のNPBのイニングごとの得点分布を調べた。

プロ野球ヌルデータ置場/2026年度版

これを元に推定すると6イニング(両チームの3イニング)合計得点は、

0点:23%, 1点:22%、2点:18%, 3点:14%, 4点以上:23%

という形で若干3点というパターンが少ないが、だいたい均等に並びそう。

1試合を1~3, 4~6, 7~9回と区切ると、それぞれから5通りの数字を3つ作れる。


NPB 6球団全てが試合を行えば1日6試合だが、必ずしも揃わない。

でも、少ない場合でも3試合程度は行われているようだ。

3試合から5通りの数字を9個作ると、その組み合わせ数は195万通りとなる。

BIGと同じ1口300円、控除率50%、全て一致の1等に当せん金の80%を割り当てると、

1等当せん金は理論上は2.3億円となる。けっこういいのでは?

野球というのは雨天中止も多いが、3試合ならドーム球場の試合で多くは構成できそうである。

こうすると不成立となることも少なくなるのかなと。

BIGは一部試合が行われなくても、その試合はすべて的中扱いで結果が出ることがある。

ただ、キャリーオーバーも考えるとよい仕組みとも思えない。

そもそも中止にならなければそれに越したことはない。


というわけで野球くじもそれはそれで有望そうだとして、

どうしてこれまでNPBは消極的だったのか、そして積極姿勢に転じたのか。

スポーツ振興くじ では 試合開催機構 に開催経費の一部を補助できる規定がある。

試合開催機構とはJリーグとBリーグのことである。

このことを指してWINNERの説明には「売上は応援するクラブにも還元される」と書かれている。

ところがNPBは各チームとも球場や放送・映像配信などで大変儲かっているわけである。

なのでスポーツくじからの分配金というのはあまり期待していないと。

ましてやこれまで野球賭博はタブーとされてきた経緯もある。

WINNERで新たに投票対象になったBリーグはWINNERをファン獲得の呼び水にしたい思いもあったかもしれない。

でも、野球はやるとしても非予想系、これでは試合への興味も生まない。


ただ、そこから転じたことには野球の将来も考えてのことがあったようで、

この日の会議では野球振興活動について報告された際、少子化や中学校の部活動の地域移行などが進む中、野球振興のための新しい組織作りに向けての財源確保が喫緊の課題となっていることが示された。

そもそもスポーツ振興くじの収益金は地域スポーツのために多く使われている。野球も当然恩恵は受けている。

野球をスポーツ振興くじの対象にしたところで野球が受ける恩恵が直接増えるわけではないように思う。

でも、そうじゃないんですね。ここで言っている「野球振興活動」はNPBの事業である。

すなわちNPBはスポーツ振興くじの試合開催機構としての分配金を、

NPBが行う野球振興活動に投じて、地域の野球をできる環境を維持していこうと。


そもそも非予想系というのがどうなのかという疑問はかなりある。

これが売れたとしても結局はBIGや宝くじの売り上げを食うだけではと。

でも、週6日試合のある野球の特徴を生かして売り上げを伸ばせれば、

日本スポーツ振興センターが行う全スポーツに渡る助成と、

NPBが行う野球振興活動の両面で、地域スポーツとしての野球を支えられる。

こういう理屈は確かにあるのかなと思った。