オリンピックの男子サッカーは難しい

そろそろオリンピックということで各競技の出場者が見えてきているが、

その中で男子サッカーについて、23歳以下が基本でオーバーエイジ枠も3人まで認められているが、

なんと今回の日本チームはオーバーエイジ枠を使わないことになったという。

選ぶなら「トップ選手」 五輪オーバーエージ、16年ぶりゼロの背景 (朝日新聞デジタル)

必ずしも意図通りというわけではないようだが。


なぜオリンピックの男子サッカーは23歳以下なのかという話は以前紹介した。

オリンピックのサッカーがU23になるまで

プロ選手が出場できなかった時代の名残であり、ワールドカップを重視した結果であり、プロリーグとの兼ね合いでもある。

オーバーエイジ枠については何人か候補はいたのだが、

所属チームから同意が得られなかったため断念したという。

直前合流となるため卓越したリーダーシップを持った選手でなければ効果が薄いということで、

ここぞという選手を考えたが、そういう選手は所属チームにとって手放したくない存在でもある。

というわけで、これはオーバーエイジ枠の意義からしても致し方なしだろう。


ただ、23歳以下の選手についても所属チームの同意が得られず断念したのがいたようだ。

23歳以下であっても所属チームは選手派遣を拒否することができるらしい。

どうもこういう話は各国ともある問題なんだという。

オリンピックについて23歳以下のチャンピオン決定戦という意義があると思っていたが、

それすらも怪しいというのが実情らしい。


というわけでオリンピックについては厳しい戦いになりそうだが、

考え方を変えれば、それだけ日本人選手のレベルが上がっているということでもある。

関係者を含めて昨日まで努力したつもりですが、そういう選手たちが(所属)チームでとてつもなく大きな存在で必要とされているからこそ、こういう困難な状況になっている

こういう選手もワールドカップなどでは召集できるわけである。

交渉力が弱いのでは? という指摘もあったけれど、

チームの主力となっている選手についてはそれがレベルアップになるし、

オーバーエイジ枠を使わず、集められる選手で組んだU23チームではあるが、

その中にはゆくゆくはA代表で活躍して欲しい選手もいるだろうと。

最終的には年齢制限のないA代表の底上げにつながることを意識したようである。


そこまでしてオリンピックでサッカーやらないといかんのかなと思うけど、

サッカーについてはオリンピック側がどうしても手放したくなくて、

年齢制限を呑んだという経緯もあるので、難しい話である。

重要な国際大会であることは確かで、だからこそよいメンバーを揃えようと交渉してるわけだけど、

なかなか思うようにはいかないものである。