最近いろいろ気になることがあって池袋に出かけて歩き回っていた。
就職して引っ越してきて早々、山の手の三大ターミナルはいろいろ歩き回ったが、
それ以来池袋に行くことはさほどなかった。というわけで久しぶりな感じはある。
動機の1つがシンデレラガールズ総選挙の「『15th Anniversary シンデレラガール総選挙2026 対象スポット』にチェックイン」というのがある。
だいたいnamcoのゲームセンターなどが対象のスポットになっている。
全国各地にあるが偏りはあって、秋葉原地区に5箇所あるのが異様に多い。
で、池袋も2箇所あるんですね。1つがnamco池袋店、もう1つがバンダイナムコ Cross Store 東京である。
サンシャインシティに向けて歩いて行くとnamcoがあって、
サンシャインシティ内にバンダイナムコCross Storeが入居してるわけ。
ナンジャタウンの一部を転用したものらしい。なるほどね。
さて、最近 池袋における大きな変化が西武百貨店の一部はヨドバシカメラになったことである。
セブン&アイがそごう・西武を売却する中で、西武池袋駅の駅ビルは「ヨドバシHD池袋ビル」となった。
まずはヨドバシは大家としてこのビルの経営に関わることになった。
元々西武百貨店の専門店だったレストラン街、ロフトはヨドバシの専門店の扱いになった。
百貨店は大きく縮小することなり、改装工事中は地下階を除けばほとんど営業してない時期もあったらしい。
そんなところを乗り越えて6月末、Yodobashi-Ikebukuroがオープンした。
これはヨドバシカメラマルチメディア池袋とLINKS IKEBUKUROからなる。
百貨店はLINKS IKEBUKUROには含まれないので、
ヨドバシHD池袋ビル=西武池袋本店+ヨドバシカメラマルチメディア池袋+LINKS IKEBUKUROとなる。
このビルは相当細長い。フロアによってヨドバシと西武の境目は異なる。
地下階は百貨店が広く、1階は駅があるのでヨドバシはかなり狭い。
問題は2階以上だが、概ね1/3が百貨店、2/3がヨドバシである。
ヨドバシは細長いなりにはそれなりに買い回りやすそうなのだが、
百貨店は改装工事途中なのもあるのか、迷路のようになっている。
歩き回ってるとこんなに狭いのか? と思うが実際の面積以上に狭く感じるのではないか。
ヨドバシ側は6階は石井スポーツ、7階はヨドバシゴルフと、
このあたりは百貨店から巻き取ったのかなという印象はある。
百貨店は改装中の8階より上に上がるとロフトなど専門店があり、すなわちLINKS IKEBUKUROである。
ここはヨドバシの真上は屋上庭園で、バーベキューをやっていた。
ここから見るとロフトはペントハウスのように見える。
2011年頃に「大阪百貨店戦争」ということが言われていた
大阪の百貨店では改築・増床など相次ぎ、JR大阪三越伊勢丹の開業もあったからである。
三越伊勢丹は早々に縮小したが。(LUCUA 1100内のisetanとなった)
そうはいっても大阪の百貨店全体としては大増床には違いなく、
会社ごとに方策はいろいろだが総じて百貨店の役割を拡大していった。
近鉄百貨店がやっていること
巨大なレストラン街を持っている百貨店も増えましたねと。
会社ごとに方策はいろいろで、特に大丸は賃貸借の割合が相当高まった。
(それでも同社の松坂屋銀座店→GINZA SIXと違って従来的な百貨店の商売は続いてるが)
近鉄百貨店はフランチャイジーとして新たな商売を導入しているのは本来的な意味での百貨店だろう。
話は池袋に戻って、細長いという点では高島屋大阪店も事情は似ている。
そのため西側を男物で固めることで縦方向に買い回りできるようにしている。
さっき百貨店の役割を拡大すると書いたが、高島屋にとっては男物がそうである。
そう考えると百貨店とヨドバシを縦に切ったのは理にかなっているような気はするが、
同じフロアの中で関連付けられるものもあり、単に縦というわけでもない。
この同じフロア内のつながりが極めて悪いのがヨドバシと西武百貨店である。
時計、家庭用品、スポーツ用品なんていうのは百貨店とヨドバシの売場が関連付けられてもよさそうだが、そういう雰囲気はない。
まだヨドバシ側から見れば百貨店が隣り合わせなのはわかるが、
百貨店側から見れば行き止まりのドアの向こうにヨドバシがあるような感じである。
百貨店の専門店をそういう扱いはしないから異様である。
百貨店扱いでないと買えない品もあり、そういうのは引き続きやっていきたい。
そういう意図で百貨店側に店を詰め込んでいるのだろうが、
それはそれで買えるものが限られるわけですよね。
百貨店扱いでもヨドバシ扱いでもよいが、ビル全体としてどういうものを揃えるかという視点は重要で、
本来なら家庭用品とかスポーツ用品とか分業して買い回りに便利になりそうなものだが、
まだ改装中であることを差し引いてもどうもそんな気はしない。
そうなるとものすごい狭い百貨店だなという話で、これじゃあ持たないだろうと。
そごう・西武 のフォートレスへの売却に際して、ヨドバシが参画することについて期待した時期もあった。
百貨店か疑わしいからストライキ
ヨドバシは百貨店クラスの規模を誇る店舗を経営しており、
専門店も含めて衣食住に渡る店舗を経営しているという点で百貨店的であると。
ところが百貨店という商売にはまるで興味のないような言動が目立ち、
特に池袋では大家という立場で関与した結果がこれかと思うと残念である。
結局は電器店だったということなんでしょうけど。
ここに至る経緯としてはセブン&アイが傘下に収めたはよいが、
百貨店という商売をあまり活用できず、コンビニが稼ぐだけに株主からの目が厳しく、
百貨店という商売を育てていくことが難しい状況に追い込まれたことは大きい。
そもそもセブン&アイが手出ししなければというのは思うのだけど、
セゾングループ解体とか、そごう経営破綻とか、それ以前の状況も悪かった。
この辺も大阪百貨店戦争との対比ですよね。
特にそごう心斎橋店は閉店後に隣接する大丸に売却され、改築中の売場確保に活用され、最終的に心斎橋パルコになっている。
パルコというけど一部には大丸の売り場も入居しており、一体運用されている。
そういうことを池袋でやろうという会社はいなかったということですよね。