今月頭ぐらいに修了記念ということでM2で遠足に行こうという話が出ていた。
いろいろ候補はあったのだけど、バスを貸し切ってテーマパークに行こうとなり、
研究室の学生に広く呼びかけて、それなりに大勢でナガシマスパーランドに出かけることとなった。
その出発時間が早いので、昨日は研究室に泊まってたわけ。
というわけで、新名神から伊勢湾岸自動車道で長島温泉へ向かう。
自動車でのアクセスは便利ですからねぇ。
バスを貸し切る方針が固まった時点ではナガシマスパーランドと固まっていたわけではないが、
いずれにしても高速道路の便がよいところだったので、そこが決め手ではあった。
そうこうしてるうちにジェットコースターや観覧車が見えてきて、長島温泉に到着した。
長島温泉というと老若男女を問わず楽しめるリゾートだ。
温泉に遊園地にプールにアウトレットモール、ちょっと離れてるけどなばなの里もあるね。
その中でも遊園地であるところのナガシマスパーランドは絶叫マシンで名高い遊園地だそうだ。
高速道路から早々に見えたジェットコースターはスチールドラゴン2000というたいそう大きなジェットコースターだが、
2000年の建造当時は最高高度・落差・最高速度・総延長で世界一だったそう。
現在は総延長以外は他のコースターに抜かれたのだが、それでも世界屈指の水準には違いない。
というわけなのだが、実際のところ、この遊園地、乗り物の品揃えがなかなか偏っていて、絶叫マシンだらけで、
遠目には体にやさしそうに見えるアトラクションもよく見るとなかなかハードに見えたり、なかなか厳しい。
ほとんどの乗り物で荷物を置いて、ポケットの中は空にと指示されるようになっているので、
普段ならポケットの中に入れてるものもかばんの中に投げ込んでたが。それもナガシマスパーランドらしいことか。
それが楽しめないとちょっと遊園地はつらいかも。まぁ長島温泉全体としては老若男女を問わず楽しめますが。
品揃えが偏ってると書いたが、ジェットコースターだけで果たして何台あることやら。
建造時期もいろいろで、なんとなくそれぞれの時代を感じるが、乗り比べてみるとそれぞれ特徴があるなと感じる。
あんまり遊園地でジェットコースターたくさん乗るようなことってしたことはなかったけど、
ナガシマスパーランドを楽しもうとすると必然的にそうなるわけで、そういう意味ではおもしろい体験だったと思う。
さtどういうところに特徴があるのよということだけど、
たとえば、コークスクリューは回転重視ということで、コースがらせん状にぐるぐると2回転している。
体がねじられるような感覚を味わえるのが特徴なんだろう。
ウルトラツイスターもコースがねじれているのだが、それ以上に奇妙な動きをするのが特徴な気がする。
まず、後ろ向きに乗り込む。まずここで度肝を抜かれるのだけど、そこから背中を下に向けて、上向きにあがっていく。
だから結局は前進だ。なーんだと思ったけど、それで納得していいわけでもない。
ともかく、垂直に高く上げられ、そこから垂直落下、ねじれたコースを走り、突き当たりにぶつかる。ねじられることよりも垂直落下のインパクトのほうが大きい気がする。
しかし、突き当たりからどうするんだろと思ったら、後ろに落とされ、ねじれたコースをまたぐるぐる。そして後ろ向きに到着。
ちょっと傍から見るだけではなかなか想像できないものがあるなと思った。
ジェットコースターではないけど、ユニークだったのはフリスビーという遊具だ。
振り子+回転という遊具で、長く楽しめるし、位置によって緩急が付くのがおもしろい。
ただ、長く楽しむからか、なかなか気分が悪くなる遊具で、一緒に乗った人はみなそんな感想を言っていた。
コーヒーカップのように乗客が向かい合って座ってるので、それがおもしろいのもある。
さて、ナガシマスパーランドのジェットコースターのツートップが、
スチールドラゴン2000とホワイトトルネードだろう。どっちもむちゃくちゃでかい。
午前中はスチールドラゴン2000が強風のため運行休止になっていたのだが、午後から再開したよう。
どちらも巨大なのだが、それぞれ特徴はかなり違うよう。
スチールドラゴン2000は高さ・スピード重視なのだが、コースはシンプルで、乗り心地はさわやかであるとのこと。
一方のホワイトトルネード、こっちは僕も乗ったのだけど、これはかなり執拗だ。
このコースターは木造なのよね。見た目からして相当な威圧感があるが、なぜ木造なのだろう?
答えは木造にすると激しく揺れるから。というわけで乗ってる間ガタガタ揺さぶられ続ける。すさまじいよ。
さらにコースを走ってる時間が長い気がする。両方乗った人に言わせれば、明らかにホワイトサイクロンのほうが長いという。
ただし、データを見ると、スチールドラゴン2000は所要時間が3分30秒、ホワイトサイクロンは3分なので、そうでもない。あくまでも体感の話。
それだけコースが複雑なのよね。揺れとあわせて執拗な作りだなというのがよくわかる話だが。
全体として待ち時間が短くて、待ったアトラクションで30分待ちぐらい。
さすがにスチールドラゴン2000は1時間以上の待ちだったそうだけど、
午後にホワイトサイクロンに行った時にはスチールドラゴンに流れたのか、30分も待ってない。
そんなわけで楽しみやすい日だったのかなとは思う。一応土曜日なんですけどね。
遊具も複数基あるものは1つだけ動かしてたり、そういう形で合理化を図っているらしい。
そういうところも含めていろいろジェットコースターに乗りたい人にはいい遊園地なんだろうね。
シュート・ザ・シュートというただずぶ濡れになるだけの遊具を楽しんだ後に向かったのは温泉だ。
ナガシマスパーランドのパスポートがあれば、それでタオルも貸してくれて温泉に入れるのだという。
ところでパスポートは入場口で腕に巻かれるリストバンドなのだけど、これ、かなり強くて、お風呂に入ってもちぎれる気配がない。
だから温泉も安心。温泉から出てまた遊園地に行って絶叫マシンに乗ってもOK。
それにしてもでかい温泉だなぁ。ここには以前も来たことがあったけど、それにしても広い。
というわけで1日楽しんでいたのだった。
ちなみに早々にやられてしまった人もいたのだが、その人は早々に温泉でのんびりしてたとのこと。
もうちょっと遊園地もなんとかならんのかとは思うのだが、当然そういうのもありますよと。
駐車場を出ると、高速道路とは別の方向、なばなの里へ向かう道路が大混雑となっている。
今はなばなの里はイルミネーションやってるから、それではしごしようとする客が殺到してるのだろう。
われわれはそのまま高速道路で帰っていったんだけど、バスに乗っててもジェットコースターに乗ってる気分が抜けない。