初めての献血者を見る

ラブラッドで献血バスの来る場所を調べると近所に来るらしいので、

そこを狙って全血400mL献血をしてきた。

雨の中では来る人もまばらだと思ったが、意外と待たされた。

なぜかというと前の人が初めての献血だったからである。

なにしてるんだと首元を見ると赤いストラップを付けてたので。


初めての献血なんて何回前だよと調べたら78回も前だった。

今はなき大阪の日本橋献血ルームである。

そのときは初めての献血者の赤いネックストラックもなかったけど、

他にも違うことはあって、指先から採取した血液で血液型判定することである。

これが大変そうで、普通なら血液は1滴取れればいいんですよ。

1滴というけど、プレパラートに毛細管現象でごくわずか吸い上げられる分でよいので、

少し血液がしみ出すぐらいの量で足りてしまう。

でも、血液型判定にはしっかり3滴集めなければならない。

プラスチックの棒みたいなので集めていたが大変そうで手を少しでも下げていた。

無事に血液型の仮判定が出来て、その血液型のラベルを貼っていた。


そんなことになるぐらいなら、初めての献血の人は腕から採血すればいいじゃないかとも思ってしまう。

そう、昔は全血献血の検査時にも腕から2mLぐらい取っていた。

(そのさらに昔、初流血除去の導入前はさらに検査用の血液を取ってたらしいが)

そこから1滴落とすのも3滴落とすのも何も変わらないわけである。

でも、それはよくないなと思うわけである。

針を刺す回数は1回でも減らしたいというので指先採取にしたのである。

初めての献血者はなおさらのこと。初めてだけ腕から取りますねなんてのはよくないと。


そこからの自分の採血はスムーズなものだけど。

もはや採血してた時間より、その後処理の時間の方が長いんじゃないかって。

で、終わって休憩していたら、その初めての献血者の人が献血カードと記念品を渡されていて、

でも献血カードって廃止予定だよねと思ったら、ラブラッドアプリの導入方法の説明書を渡していて、

休憩するうちにインストールしたら記念品やるよというのでインストールしているようだった。

昔からメール会員に登録したら記念品やるよとかあったけどさ。


ラブラッドは当初は「複数回献血クラブ」の全国統一愛称だった。

そもそもこの言い方に歴史を感じるのだが「複数回献血」というのは年2回以上の献血を指す。

一般人でも年1回は献血するだろうけど、そこから一歩進んで年2回以上献血してということである。

年1回献血するだけでも上等だろうと思ってしまうけど。

とはいえ、さっきもちらっと書いたが、来年には献血カードの新規発行・更新は停まってしまう。

ラブラッドアプリがない人の献血

次回献血をスムーズに行うにはラブラッド入会・アプリ導入が必須である。

すなわち複数回と言わず年1回でもラブラッドは欲しいし、なんなら初回献血前にもあった方がよい。


そうなんです。今はラブラッドは初回献血前に入会することもできる。これをプレ会員と呼ぶ。

目的は問診入力と予約のため。確かに電話で予約する時代じゃないよな。

この場合は献血カードの発行自体が行われないとみられる。

もっともそういう人はあまりいないと思う。

だいたいの人は献血後にラブラッドってあるんですけどと言われて登録するだろうから。


おそらく献血カードの新規発行が停まると、

初回献血者にはラブラッド登録の手引きみたいな名目で献血者コードを書いた紙を渡すんじゃないか。

それを見てラブラッド登録をするのが本線でしょうね。

どうせ献血後の休憩時間は暇するわけだし。

登録しなければ次回以降は氏名・生年月日などで検索することになりますが。

元々献血カード持ってる人は更新されない献血カードでも献血者番号はわかりますけど。


雨ということもあり来場者はまばらだったが、自分の後ろにも初めての献血者がいたみたいですね。

そういう形で献血の輪が広がればいいですよね。

年2~3回400mL献血して、その間に成分献血挟むようになってきたら、

それはすごいけど、年1回の400mL献血でも上等ですよ。

これだっていろいろ条件が揃わない人は多いのだし。