ヤフオクからPayPayフリマ

今月からPayPayフリマの商品がヤフオクの検索結果に出るようになったという。

ヤフオクとPayPayフリマの間には密接な関係があって、

条件を満たすヤフオクの商品はPayPayフリマでも買えるようになっていた。

でも、その逆はこれまでなかったんですよね。


というわけでどうやって表示されるのか見てみた。

そしたら検索結果の中に「PayPayフリマ」というマークが付いて表示され、

現在価格=即決価格という形で見えるようになっている。

ただ、それをクリックするとPayPayフリマのサイトに飛ばされるので、

実際の取引はPayPayフリマのシステムを使ってやることになる。

PayPayフリマは出品はアプリ限定だが、購入はWebでもできるし、

アカウントは共通だし、使えるクーポンの差ぐらいの話だが。


あとPayPayフリマでは価格未定での出品も出来るのだが

さすがにこれはヤフオクでは表示されないよう。

価格未定での出品というのは購入希望者から希望価格を募り、

それを見て価格設定できるというもの。

出品者が価格設定するまでは買えないので、そこも微妙な仕組みだが、

価格を全く決めずに出品できるのはメリットかもしれない。

オークションだと最低価格は決めないといけませんからね。


正直なところ、PayPayフリマの取引量は物足りない気はする。

売る方としてもそうだし、買う方としても物足りない。

ヤフオクの方がもうちょっと活発だが、オークション形式だとすぐ買えないので……

このあたりは両にらみでやることはあるけどね。

PayPayフリマとヤフオクの定額出品の差は終了日時を決めるか否か。

この点では期限を決めないPayPayフリマの方が出品する方にとっては楽。

しかしヤフオクとPayPayフリマだとどうしても認知度に差がある。

今回、双方の検索結果に表示されるようになったので、

その結果としてPayPayフリマの出品が増えれば取引が活発になるという目論見ではないか。


PayPayフリマを出品する上で前提となるのが匿名配送を利用すること。

その配送システム使用料だが来月から変更になる。

対象は ゆうパケットとネコポスというもっとも小型のタイプで、

従来はゆうパケットが180円だったのが205円になる。

ゆうパケットポストminiについては175円に据え置きになっているが。

専用封筒を20円で買う必要があるのと、やや小さいのもあるか。


ゆうパケットを205円というのは特別高いという印象はないが。

ただ、クリックポストの185円に比べれば高くなってしまう。

あと205円というのは送料込みで出品する場合の送料負担額であって、

ヤフオクで送料別払いの場合はゆうパケットの料金は230円となる。

こうするとクリックポストを使って発送してくれる人との差はより大きい。

特にヤフオクでは匿名配送が使いにくくなるなとは思った。

PayPayフリマでは使わざるを得ないが、205円ならギリギリ許せる?


今はメルカリではクリックポストでの発送をしてるんですよね。

メルカリの匿名配送でゆうパケットを使うと230円も取られる。

ゆうパケットポストなら215円(+ラベル代5円)だけど。

メルカリでは匿名配送を推奨しているがそれ以外の手段を使ってもよい。

メルカリもキャンペーン合わせでやればシステム使用料は実質5%に下がることが多い。

そうやっていいとこ取りをしていたと。


全体的にはPayPayフリマは便利だと思うんですけどね。

もっと取引が活発になればいいんだけど、なかなかそうはならないので、

出品者としても条件を満たせばメルカリに回っちゃうよなぁと。

そこを打破する策としてヤフオクの検索結果への掲載は期待しているが……