電波時計の受信がうまくいかず時計がどんどんズレていくと嘆いている人がいて、
そういえばうちも引っ越してからは電波時計の受信が安定しないようで、
全く受信できないわけではなさそうだが、最近の受信に失敗した表示を見ることが多い。
時々受信できれば精度上は問題はないが、それも維持できるかどうか。
標準電波の受信環境というのはなかなか厳しいものである。
都市化や家庭内の電子機器の影響もあり、窓に近くても不安定というのはある。
まして建物内の奥まったところではなおさらである。
そこで思いつくのがインターネットで時計合わせをすればよいということ。
調べたらそういうのあるんですよね。
ただ、用途は大規模オフィス用ということでかなり高価である。
しかし、Ethernetケーブルで電源供給も兼ねるPoE対応であったり、
業務用においてはそれなりに魅力的な仕様もある。
家庭用でそういうのがないのかと調べたが、使いやすそうなものは見あたらない。
何が問題かと考えて見たけど、電源かもなと思った。
すなわちインターネットに接続するというので消費電力が下げにくいと。
この結果、電池で長時間駆動が難しいという考えである。
先のSEIKOのNTPクロックには無線LAN仕様もあるのだが、
単2電池6本で約5年と、それは大きな時計じゃないとできないなと。
単3電池2本だと果たしてどんなもんなのか。
実はデジタルフォトフレームがインターネット同期の置き時計として使えるのでは、
とか考えるところもあるけど、時計のために作られたもんではないしなと。
果たして家庭用では何が答えなのか、難題である。
ニーズはあると思うんだけど、使いやすい物が作れないというのはあるのかも。
インターネット・携帯電話回線に接続されて正確な時計の付いた機器が増え、
そういう機器が増えた現在となっては、そこに投資する価値は減ってるのかも。
ただ、なんやかんや言っても時計は時計としてのニーズがあるわけで、
そんな中で不便だなと思っている人はけっこういそう。どうしたものか。