ビックカメラはラクウルに期待する

先週末にビックカメラの配当金計算書と株主通信と買物券が届いて、

またソフマップに行って中古品を物色しないとなと思うともに、

ラクウルの割増券をくっつけて、前に使っていたAMD APUを送りつけた。

手元にちょうどいい箱もなかったので、久々に箱を持って集荷に来てもらった。

月曜にはもう査定完了で、割増分を除いても1100円付いた。

事前に検索したときには500円と出てきて、減額や0円査定も覚悟してたが予想外に高かった。

一体これをいくらで売るんでしょうね?


ビックカメラグループにおいて、ソフマップは中古品の買取・販売に注力する会社である。

新品のソフト(といってもゲーム・音楽・映像など)はまだしも、新品のハードはあんまりでしょう。

その中古品の売買ということでは、まず買取がスタート地点である。

実店舗での買取をやらないわけではないが、その範囲は縮小して、

その代わり、ラクウルを充実させているのが実情らしい。

そのラクウルは他社と提携し、ソフマップでは扱わなかったような商品群の買取もするようになった。

家の不用品は大概ラクウルに送りつければよいという仕組みを作っていると。


ということで具体的にどういうことが起きているのかという話ですが。

このたび、ブックオフコーポレーション株式会社と買い取り業務での協業に伴い、映像ソフト、フィギュア、及びホビー商品の店頭での買い取りを取りやめ、「ラクウル」でのみの買い取りに運用を変更いたします。
※ゲームソフト、アニメブルーレイソフトは店頭買取いたします。

(ソフマップとブックオフがリユース、サービスサポート事業で協業!! (ソフマップ))

ソフマップ自身で販売するのをやめるという意味なのかな?

ともかく従来は店舗で買取していたものの一部はラクウルでしか買わなくなった。


それに関係してか新しくできた「ソフマップAKIBA 駅前館」の店内にラクウルステーションというのができた。

ラクウルステーションのご案内 (ラクウル)

ラクウルへの取次を行う窓口で、商品を渡すだけだから待ち時間が少ない?

なお、この店内でも通常の買取業務はやっているので、

どちらを選ぶかというのはあると思うけど。


あと、従来の店頭買取というのは、その場で買取金を現金で受け取れるのも魅力だったかもしれないが、ラクウルの買取金も現金で受けとれるようになった。

この度、よりセキュリティの高い本人確認方法※(書類と本人写真)にアップデートすることで、新たに最寄りのビックカメラグループ各店のサービスサポートカウンターで買取代金を受け取ることが出来る「お店で現金受け取り(手数料無料)」のサービスを開始いたします。

これまでは、宅配買取(ラクウル)の買取代金はアプリのウォレットに貯まり、預金口座の振込で受け取るか、(手数料:250円)、ビック買取マネー(ポイント)での受け取りでした。新しい本人確認方法を導入することで、店舗にお立ち寄りの際にも買取代金が受け取れるようになります。

(ビックカメラグループの買取総合アプリ「ラクウル」 更に便利に・使いやすくアップデート! ~宅配キットもリニューアル!お得なキャンペーンも実施~ (ラクウル))

買取マネーだと5%増しで使えるが、ソフマップ通販か、ビックカメラグループの実店舗でしか使えない。銀行振込だと手数料が取られる。

しかし、ここに第3の選択肢として、店頭で現金で受け取るというものができた。

ビックカメラグループの実店舗というのはコジマも含むから、うちみたいに近所にコジマがあるならそれでもよい。

(コジマは買取カウンターのある店舗に限るとなっているが取扱店は多い)


やはり実店舗での査定というのは人員配置の面で難しいところもあるんだと思う。

ヤマト運輸に集荷・配送を依頼してというのは、それはそれでお金はかかるが、

ただ、査定には商品群ごとに異なる技量が要求されるようなところを考えれば、

ラクウルで集めて、商品群ごとに自社あるいは提携先に割り振って、それで査定してもらうというのが、いいというのは納得できる面はある。

待ってればよいのは楽ではあるんですよね。それも何週間も待たされる話ではないし。


あとは買い取った商品の販路ですが……

「株式会社じゃんぱら」の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ (pdf) (ソフマップ)

えっ!? じゃんぱらがソフマップ傘下だと……と驚いたんですがね。

昔はドスパラを経営するサードウェーブの関連会社だったんですけどね。

いつしかそこを離れ、ソフマップの子会社になったわけですが。

ソフマップはRe:Collectionみたいな販売専門の小型店舗を考慮しても数が少ない印象はあり、

それに対して じゃんぱら は全国50店舗もありますからね。

もちろん、じゃんぱら はそれはそれで歴史あるブランドではあり、今後どういう形で統合されていくのかは気になるところですね。


さっきのプレスリリースにも書かれているんだけど、

当社リユース事業の中核であるパソコン、スマートフォン等のデジタル製品については個人情報のデータ消去や商品メンテナンスの不安等からCtoCでは拡がりをみせず、今後もBtoC市場での成長が十分に期待できる分野です。

とあるけど、デジタル機器の売買というのは専門性が高いんですよね。

買う側もそうだけど、売る側にとっても難しいですね。

HDD・SSDは自分で消去・点検してPayPayフリマで売ったことはあるが、それが限界かなぁと思った。

レンタル業者による売却やその他業務用途で使っていた機器の売却というのも多いんですよね。

もちろんレンタル業者が直接個人向けに売ることもあるけど、それができる業者も限られるよね。

Windows 11を見据えた中古PC

ラクウルはデジタル機器以外の買取もやるけど、やはりなんやかんや言っても大きいのはそこじゃないかなぁ。