今年はキーンランド競馬場で行われるブリーダーズカップ、
西海岸に比べると遠いこともあり、BCクラシックに3年連続で参戦するフォーエバーヤングはアメリカの前哨戦を使うことになり、
ベルモントパーク競馬場で行われるジョッキークラブゴールドカップを選んだ。
ブリーダーズカップができる以前はこれが全国チャンピオン決定戦の位置づけだったそう。
という名誉あるレースで、それなりにメンバーが揃いそうだったのだが、
昨年覇者のAntiquarianが故障のため引退(種牡馬として日本に来るらしい)、
昨年の二冠馬、Sovereigntyは膿瘍のため回避などいろいろあって、
直前の出走取消も重なりなんと4頭立てになってしまったという。
リアルタイムでは見てなかったのだが、後で実況を見ると、
もう最後の直線に入る頃には決着が付いたような感じで、おおよそ競馬の実況ではないような感じだった。
まさかこんなことになるとは……と思った関係者は多かっただろうが、
ともあれフォーエバーヤングにとってはよい形で秋シーズンのスタートをできたとは言えそう。
ところでベルモントパーク競馬場はアメリカの3歳三冠の最終戦、ベルモントステークスが行われる。
ベルモントステークスは2400mのダートG1で世界的にも珍しい距離設定である。
どうして2400mなんだろう? と気になっていたのだが、コース形状に理由があった。
というのも、ジョッキークラブゴールドカップが行われる2000mコースのスタート地点はもともとカーブの途中にあった。
これは公平性の面で問題があると問題視されていたようで、
このたびの改修工事でゴールを動かすことで、カーブから若干直線を引き出した部分からのスタートにした。
実はこのジョッキークラブゴールドカップは新しい2000mコースのお披露目にあたるレースだったのである。
ベルモントパーク競馬場はアメリカの競馬場では例外的に巨大なコースがあり、
一番外側にあるダートコースは1周およそ2400mということである。
1周2400mというと、ドバイのメイダン競馬場の芝コースがそうですよね。
ドバイシーマクラシック(2410m)はちょうど1周回るレースである。
ベルモントステークスもそんな感じということですね。
ということは日本で言えば近しいのは東京競馬場の芝コース、
1周2100mほどで、ダービーの2400mは1周ちょっとということになる。
で、やはり2000mコースに問題があったこともベルモントパークと同じである。
天皇賞(秋)が行われる芝2000mのスタート地点は、カーブから引き出したところにある。
以前はスタートからカーブの距離がより近く、混乱が多かったそうだ。
2003年の改修時にカーブをゆるやかにするなどの改善が行われたという。
改修で2000mコースのスタートが改善されたのはジョッキークラブゴールドカップのためというのもあるが……
どうもベルモントステークスを2000mに短縮できるようにする意味もあるようだ。
昔からベルモントステークスの距離短縮説はあったらしい。
ただ、ベルモントパーク競馬場でやる以上は難しいですねと言われていたそう。
改修中はサラトガ競馬場の2000mで行われ、その間にプリークネスステークスを飛ばしての二冠が既成事実化したなんて話も。
アメリカ競馬は日本のダート三冠を見た?
来年にベルモントパーク競馬場に戻ってきても2000mで行く……とは言われていない。
でも、将来的にはその可能性もあるということですね。
日本だとJBC開催が持ち回りで、クラシックは2000m前後で行われる。
2000mか2100mのコースを持っている競馬場は多いため、だいたいこの距離だが、
船橋競馬場では2000mのコースに難があるため1800mとなる。
船橋競馬場といえば2400mで行われるダイオライト記念(JpnII)がある。
コース形状の特徴を踏まえて2400mというレース設定になっているとみられる。
じゃあJBCクラシックも2400mでよいのでは? という気もするけど、
2000mに近いのは当然1800mなのでそちらが選ばれるのが常である。
ちなみに来年、ベルモントパーク競馬場では久々のブリーダーズカップ開催が行われることが決まっている。
その際にはこの2000mコースはクラシックに使われるわけである。
そこに日本から遠征するのはおるでしょうかね? いても不思議はないですが。