会社が走らせる大阪の地下鉄

大阪の地下鉄といえば、御堂筋線を筆頭に、谷町線・中央線・堺筋線と4路線も黒字路線がある。

特に御堂筋線の黒字はすさまじいものがあって、これのおかげで他の地下鉄・市バスの赤字を十分補えているのが実情。

そんな大阪市営地下鉄の民営化というのが検討されているらしい。

過去にもいろいろ検討されてきたが、今回のは特に面白い。


大阪市営地下鉄、運行部門の民営化検討 職員削減目指す (asahi.com)

市がトンネル・線路を保有して、この上に新会社が電車を走らせると。そういうことですね。

その新会社には市が50%、私鉄各社が50%出資するというこれもなかなかおもしろい。

東京地下鉄(東京メトロ)は国と東京都が出資しているだけだから、今の時点では民営だとはとても言えないが、

ここでは最初から私鉄からも出資を得ようという点がおもしろい。こういうのはなかなかないんじゃないかなと。


ところで過去の議論では、トンネル・線路を市が手放すことが前提となっていた気がする。

なぜ手放したいのかというと、建設時にできた大量の借金を手放すことができるから。

借金ごと新会社にあげてしまえば、市の借金は減ると、そういう発想だったようだ。

市が保有し続けるのなら地方公営企業のままでええわと思っていたようだ。


一方、今回の検討では借金というよりも職員というところに注目しているようだ。

運行部門の職員を市の職員から新会社の従業員とすれば市の職員数を減らせると。

一方で借金は市の借金のままだが、効率よく運営して地方公営企業のままとするより返済が早めることができるかと考えているようだ。

まぁけど、即効性があるわけではないので、先の議論では意味がないとされてきたこと。

方針転換ということかな。市長も変わってるしね。


地下鉄についていえばなかなかよいアイデアではないかなとおもうところ。

ただ、むしろ問題なのはバスだよね。市バスの赤字はけっこう大変なようで。

交通局全体では地下鉄の黒字とあわせて黒字だけど、市バスは確かに赤字だそうで。

今は地方公営企業としていろいろやってるけど、それには限界という物がある。

例えば営業所の民間企業への委託を半分の営業所でやってるけど、地方公営企業としてはこれ以上はできない。

もし大阪市の職員がやるのが効率が悪いなら、地方公営企業から会社にする必要があるかもしれない。

こちらも追々考えていくことになるんだろうな。


僕の願いとしては、地下鉄の運賃がもうちょっと安くなるとうれしいんですけどね。

例えば、難波~梅田が230円なのが200円になればうれしいですね。

果たしてそれは実現されるか、今はわからないけどね。