昨日、コンサートに出かけていた。
最近、こういうのが毎週末のように続いているが、昨日のもこれは外せないという思いで観に行った。
「伊藤美来 5th Live Miku’s Adventures 2019 〜PopSkip Life〜」
その名の通り、伊藤美来さんの5thライブなんだけど、何が5thなんだろう。
調べてみたところ、単純にこうらしい。
- Miku’s Adventures 2015~WONDERLAND~ (2015/10/12)
- Miku’s Adventures ~Thanks to 19~/~Start in 20~ (2016/10/10)
- 伊藤美来 Birthday Live Miku’s Adventures 2017 ”Island of aquaveil” (2017/10/14)
- 伊藤美来 4th Live Miku’s Adventures 2018 ~Live is Movie~ (2018/9/30)
- 伊藤美来 5th Live Miku’s Adventures 2019 〜PopSkip Life〜 (2019/10/5)
伊藤さんの誕生日が10月12日なので、だいたいそこら辺で毎年やってるんだね。
でも、伊藤さんのソロ歌手としてのデビューシングルCDの発売日は2016年10月12日である。
2015年は完全にデビュー前、2016年ですらCD発売直前で、シングル収録の2曲ぐらいしかなさそう。
2017年になると、アルバムCDの発売もあって、大半を自分の持ち歌でこなせるようになったのだが、
それ以前の2回は一体どんなライブイベントだったのだろうか? と調べてみたところ、
主には声優としてキャラクタで歌った曲や、いろいろなカバー曲、あるいは当時所属していたユニット「StylipS」の曲を披露していたそう。
ところが、初回の2015年のときも、1つだけ自分の持ち歌があったのである。
それが「妄想Realize」で、このイベントが初披露だった。(cf. 声優・伊藤美来、バースデーライブでスペシャルゲストと特撮ソングを熱唱! 「Miku’s Adventures 2015」 (マイナビニュース))
この「妄想Realize」という曲は、その後イベントのメモリアルブック付属のCDに収録されたが、製造数も少ない。
2016年のソロ歌手としてのデビュー後、この曲がCDに収録されたこともない。
2017年のライブでは披露されたのだが、後に同ライブの模様を収録したCD付属のDVDからはカバー曲とともにカットされている。
そんなこともあって、イベントで披露されなければほとんどの人にとって聴けない曲になっている。
かといって、そう頻繁に披露される曲ではなく、初めての持ち歌にたどり着くのは難しい。
なんでライブ映像のDVD化のときにカットしてしまったのかは解せないところもあるのだが、
1つ確かなことは、2016年以降のソロ歌手としての楽曲と作風が大きく違うということである。
それがゆえに、今の持ち歌でセットリストを作ると入れにくい曲になってるんだよね。
CDへの収録もそうだろう。初めての持ち歌なんて、いかにもという感じだが、なかなか他の曲とのつながりを考えると入れにくいのかな。
「妄想Realize」は伊藤さんの特撮ヒーロー好きにちなんだヒーローソング、他の曲に合わせるには突飛な気もする。
お蔵入りになったわけではないが、初の持ち歌ゆえに出番を与えにくいようだ。
初の持ち歌というところで思い起こされるのが、大橋彩香さんの「No Surrender」だな。
「幻のデビュー曲」なんて書かれているが、歌手デビューが決まる前に作られた曲だったらしい。
こちらはバースデーイベントなどで細々と披露されていたそうで、2013年ごろにはすでにあったらしい。
ソロ歌手としてのデビューが2014年、そこから2年ほど経って1stアルバムが発売されるにあたって、レコーディングをして、CDに収録したのだった。
そして、同年の初めてのワンマンライブでも直近のアルバム収録曲とあって披露された。
このアルバムが出るまで、軒並みポップで明るい曲ばかりで、今に至るまで代表曲は一貫してそんな作風。
一方で「No Surrender」というのはクールでちょっとダークな曲だったから、アルバムでは浮かないようにしたのか同じような作風の曲を1曲入れていた。
その後、楽曲のバリエーションが増えていったので、今はワンマンライブならあんまり違和感なく演目に組み込めるようになってきた。
というわけで歌手活動を5年ぐらいやってきて、初めての持ち歌に追っついてきたという感じですね。
どうして歌手デビューが決まる前にこういう持ち歌を作ったのかはわからないけどね。
ただ、世の中知られていないだけでお蔵入りになった曲なんていうのは山ほどあるでしょうと。
ゲーム用に作った曲が、ゲームの開発中止により危うくお蔵入りになってしまうところ、後にCDへの収録にこぎ着けたなんてのも見たことがある。
せっかく作った曲なら、なにがしか歌おうということだったのかもしれない。
そんなのだから、音源にして売ることはあまり考えていなかったのだろうし、
後の歌手活動に直接的につながっているかというと、そんなこともないんだろう。
それにしても、持ち歌もほぼないうちから、本格的なライブイベントをやっていたのは驚いた。
トークイベントに付随してカバー曲だか少し歌うなんていうのは、まだありそうな話だけど。
もしかすると、所属事務所のルーツによるものかもしれない。
伊藤さんの所属事務所「スタイルキューブ」の事実上の前身は「アップフロントスタイル」だそうだ。
この名前を聞いてピンと来るひともいるらしいけど、アップフロントというと「ハロー!プロジェクト」で知られた事務所である。
アップフロントスタイルはその中でアニメ・ゲーム関係の開拓に取り組んだ、いわばアイドル事務所の声優部門で、アイドルからの転向者が多かったとか。
2011年にスピンオフして、そこからまもなく行われたオーディションで採用された1人が伊藤さん、生え抜きの1人である。
そんな経緯もあって、アイドル事務所のやり方を下敷きにしてきたところもあるのかなと思っている。
アイドルがカバー曲をやるのは定番だっていうしね。そんな発想での挑戦だったのだろうか。そう考えると合点が行く。