夢洲の国際博覧会、僕が行った4月23日はおよそ10万人(関係者込み)、
7月10日(夜間券)は12万人、11日は14万人ほどだったよう。
これでも相当人が多いと思っていたが、8月に入る頃から混雑が加速、
8/23、30と土曜に20万人前後の来場者を叩き出していたが、
先週末の9/6はおよそ23万人の混雑と飛び抜けた数字になっている。
平日もまんべんなく来るのが今回の万博の特徴、15万人超えが続いている。
これに伴って生じている問題が12時台の入場待ちの列である。
これ、どうも博覧会協会も問題視しているようである。
原因は入場枠の切り方にある。
9時・10時・11時は1時間単位で切られているが、その先は12時・17時しかない。
17時は夜間券を想定したもので、トワイライトキャンペーンにより事実上16時以降である。
このため12時枠は12時以降で16時までの4時間を指していると言える。
このため、これ以前の1時間枠に比べると人数が多いそうである。
ところがその多くが12時ぴったりを目指してくるので、ひどい混雑になってしまっていると。
今回の万博、入場予約制による来場時間の分散は概ねうまく働いている。
9時入場の中でも早期の入場を目指して早朝から来る人の問題、
そして8月以降問題が顕在化してきた12時入場の混雑という課題はある。
入場枠の細分化が効きそうに思えるところはあるが、
そうするとまた管理が難しくなるだろうし、受け入れざるを得ない問題なのだろうか。
そして入場の分散化はできても退場の分散化ができていないという課題がある。
20時以降パビリオンが閉まり出すと、帰宅者がゲートに殺到し出す。
西ゲートから桜島駅へのバスは夕方以降は予約制なのでよいが、
東ゲートから中央線の場合は特にそういう制約がない。
20万人超えになるような日では広場が埋まってしまい、しばらく出られなくなる事態も発生していたという。
こちらも博覧会協会は問題と考えていて、花火の時刻を繰り上げるなどの対応をとっているという。
今回の万博、いかに遅い時間の来場者を増やすか考えていた時期があり、
開幕直前まで平日券・通期パス・夏パスは11時以降入場と制約があった。
夜間券の活用もかなり期待していたところがある。
今は早い時間の予約が取れないこともあり、来場者は自然に遅い時間にシフトしているが、
この結果、12時入場が混み合う、遅い時間まで混むという問題が起きている。
すなわち早く帰ってもらうための施策も必要だったんじゃないかということである。
ただ、遅く来た人に割引を与える仕組みは遊園地でもみられるが、
早く帰る人に割引を与えるのは難しい。早く帰ったかは退場するまでわからないからである。
ただ、今回の万博の中心になっているデジタルチケットではできなくもないように思う。
事実、駐車料金はETC利用状況と照らし合わせて後日精算される仕組みがある。
例えば、13時までに退場すると半額とか設定して、
居座ると1日券相当額が追加請求されるペナルティがあるとか。
こういう形で12時以降の入場者に譲ってもらうという考えである。
朝は空いているパビリオンも多いので、制約は多くても人気にはなったんじゃないか。
これとは異なる論点として、通期パス・夏パスの人が早い時間を埋めてしまう問題である。
当初あった11時以降という制限が外れたことで、
熱心なリピーターが早い時間を埋めてしまっているのではないかと。
これは功罪あって、リピーターが口コミで万博の宣伝をしてくれたことで、
その後の来場者増に寄与していることはある程度確かである。
概ね前半は11時以降という制限がなかったのはプラスの効果が大きかったが、
お盆以降は新たな来場者が早い時間を取れない課題があるように思う。
時期を区切って11時以降という制限を外した方がよかったんじゃないかとは思う。
平日券の11時以降って制限はなくて正解と断言できますけど。
この12時台の混雑について2つの側面で対策が行われる。
1つは早い時間へのシフト、9時開場を10分程度早めるというもの。
実は2005年の愛知万博のときは8月以降はほぼ8時半開場だったらしい。
当時は予約制ではないので当日の待ち状況を見て早めに開けるか決めてたそうだが、
8月以降は混み合っているという判断になることが多かったようである。
今回はそこまで前倒しにはしないが10分前倒しでも、60分枠が70分枠になれば17%増である。
もう1つが夢洲駅から西ゲートへの徒歩ルートを13時まで開放するというもの。
西ゲートは朝以外は入場は空いているので、こちらに回ることで、
手荷物検査などがスムーズに進むのではと期待しているようである。
もう万博も残り1ヶ月、どこまで追い込めるかはわかりませんが、
週末20万人超えが続くんだろうと思うと大変ですね。