去年は中国で有観客、今年は日本で有観客

ちょっと驚いたのだが、冷静に考えればそれしかないという話。

BILIBILI MACRO LINK – STAR PHASE 2022(ビリビリマクロリンク スターフェーズ 2022/略称BML-SP2022)は大手動画配信プラットフォーム/ビリビリが主催する大型アニソンイベントです。
これまでも日本を代表するアーティストが多数出演しています。
6回目を迎える今年、日本では初の有観客での開催が決定しました!

(BILIBILI MACRO LINK -STAR PHASE 2022)

BML-SPといえば、中国の動画配信サイト、Bilibiliのイベント、BILIBILI WORLD(BW)にあわせて開催されてきた音楽イベントですね。

詳しく言うと、BILIBILI MACRO LINKという中国在地の歌手などが出演するイベントと、「海外嘉賓演唱会」とあるが実質的には日本の歌手を招いて行うBML-SPがある。

そもそもBilibiliが日本のニコニコ動画をモデルにしており、BWはニコニコ超会議のようなものである。

それに付帯する音楽イベントということであり、日本のアニメなどで活躍する歌手を呼んでいると。


ただ、これは現在は難しいわけである。イベント出演のための渡航は現実的ではない。

そこで、去年のBML-SPは日本特設会場からの生中継で行われた。

ところが、今年は日本から招待しようにも渡航が困難ですから、ここは日本特設会場からの生中継となった。

このため今年のBML-SPについては「大型ライブビューイングイベント」なんて書き方をされることも。

(3Dセキュア非対応ではね)

事実、上海では満員の観客が日本からの映像を見て盛り上がっていたようで、その映像が差し込まれていた。

マスクの着用率も半分ぐらいで、大声出す客もいたかなぁ。

当時は中国のゼロコロナもうまくいっていた時期で、その一方、日本では新型コロナウイルスのデルタ株による感染拡大が深刻で緊急事態宣言も出た。

もっともこの頃はイベントの開催はのらりくらりとやっていたのだが、翌8月には遵守事項が守られず、感染拡大を引き起こしたイベントもあり問題となった。

これはずさんにすぎるイベントだが


ところが今年はこの状況が全く異なるわけである。

渡航困難なのは相変わらずのこと。

日本ではイベント開催について、マスク着用・大声を出さないなどの条件を満たせばさほど大きな制約を受けずに開催できるようになっている。

一方で中国では上海で長期間のロックダウンが続いたり、イベントどころか社会活動自体が困難な状況が続いている。

この結果、昨年は日本特設会場(無観客)から上海の観客の入ったホールに映像を送っていたのを、

今年は逆に有観客の日本会場から中国のBilibiliユーザーにインターネット配信する形になりそうだ。

久等啦!#BML-SP2022#7月17日将首次落地日本东京幕张国际展览馆国内直播信息后续会于官号公布,敬请期待~十组嘉宾,超豪华阵容,这个夏天,我们一起快乐干杯!

(BML制作指挥部 (Bilibili))

日本・東京・幕張メッセで開催され、中国国内でインターネット配信があると。


実のところBML-SPは日本からの配信という形で開催できるだけマシで、

中国在地の歌手らが出るBML、あるいはバーチャル歌手の出演するBML-VRはそもそも開催見込みが立っていない。

例年だと上海開催ですよね。それはなかなか厳しいですよね。

というわけで本当に昨年とはなにもかも逆転してしまった。


そんな困難がある中でも日本文化とのつながりは維持したいのがBilibiliということか。

もちろん日本開催にあたっては、日本のアミューズなどの協力あってのことだろうし、

それは中国開催のときから日本のコンテンツを売り込むような意図で参加してたんだろうが。

まさか日本開催なんていうのは当時想定もしてなかっただろうけど。


出演者には中国・上海出身のLiyuuさんもいる。

日本で歌手デビューしましたからね。「海外嘉賓」なんですね。

ラブライブ!スーパースター!!でも出演するので、それならということだと思うが。

こういうので中国のファンにも喜んでもらえたら良いけどね。