先日、ファミリーマートが売店として入居している施設で、
店の外にあるコピー機だが、よく見るとファミリーマートのコピー機だった。
そんなこともやってんのねと思って、じろじろ見てみると、Famiポート機能が内蔵されてた。
ちょっと気になって、コピー機を叩いてd払いのチャージ処理をやってみた。
受付票を出すだけ出してレジに持っていかないのだけど。
操作方法は従来のFamiポートと全く変わらない。
受付票も従来通り感熱紙で出てきた。本当にFamiポートそのものなんだねって。
それにしても、なぜFamiポートとコピー機を集約したのだろうか?
この装置、左にタッチパネルの付いたユニット、右にコピー機と2台構成に見える。
Famiポート機能は左側の装置ですべて収まっている。
では、コピー機能が右側の装置で収まっているのか? というとそうではない。
というかもともとファミリーマートのコピー機は2台構成だった。
左側のユニットには硬貨投入口と写真印刷機能が入っていた。
これは新しいコピー機でも同じである。
一見するとFamiポートをコピー機集約したように見えるのだが、
実はコピー機の高機能化によって、コピー機の操作性の貧弱さが問題となったようだ。
確かにあの画面で、住民票の発行やら新聞のネットプリントやら、画像データを持参しての写真印刷などするのは相当にめんどくさそうである。
それを打開するためにFamiポート譲りの大画面を左側ユニットに取り付け、
その代わり、Famiポートとコピー機を1台の装置とした。これが真相らしい。
だからFamiポート機能は本当に何も変わらない。
強いて言うならタッチ操作がしやすくなったぐらい。
ただ、この方式にも課題はあって、Famiポート機能を使う客とコピー機を使う客が同時に利用できなくなるということである。
まぁほとんどの店舗ではFamiポートとコピー機が同時に使われる時間は少なく、
ゆえに1台で両対応可能と読んでいるのだろうけど、どちらも長く占有されることがあるものだ。
この点についてファミリーマートはQRコードの活用を要請しているという。
ただ、マルチコピー機とFamiポートを一体化することで、マルチコピー機での滞留時間が増える可能性がある。そこで、コンテンツプロバイダに対して、積極的にQRコードを活用するように働きかけているという。(略)
また、Famiポートで読み取るQRコードではなく、レジで処理できるコードをあらかじめ発行する仕組みも用意されており、今後はそちらの利用を増やしていくべくコンテンツプロバイダに働きかけたいとした。
前者についてはヤフオク・PayPayフリマなどで宅急便の発送をするときに使ってますね。
数字を打ち込むような時間はかからないけど。
もっともこれについてはセブンイレブン利用者には、そのためだけにいちいちFamiポートに行かせる意味は何だ? という話はあると思いますが。
後者については、以前話題にしてますね。e+やCNプレイガイドが導入している。
これはもっと利用が進めば良いと思うのですが。
コピー機1台で済ませようというのはセブンイレブンでも見られるものだが。
ただセブンイレブンの場合は、チケットを店頭でその場に購入するのにコピー機を使うと、受付票は普通紙で印刷されたはず。(以前やったことがある)
一方であらかじめ手続きが済んでいるものはレジ直行が基本である。
(画面や紙でバーコードが呈示できない場合、数字を読み上げてレジ係に入力してもらう)
これも善し悪しあるとは思うんですけどね。
ファミリーマートはそういうことはやらないと徹底して、いちいちFamiポートに行かせるようにしている。
だから相変わらずFamiポートの出番は多いと見られる。
というわけでFamiポートはほとんど従来通りあるということである。
もっとも新しい装置の名前はあくまでも「マルチコピー機」なので、ゆくゆくはFamiポートの名前はなくなることとなる。
今はスリムなFamiポートだけど、先代はそれなりにゴツい機械だった。
2000年からあったんですね。そうすると僕はFamiポートのないファミリーマートは知らんのだろうな。
(小学生の頃に生活圏にあったコンビニはローソンだけだった)
いや、もちろん駅の小型店舗などFamiポートのないファミリーマートは今でもありますけどね。
今後はコピー機のない店=Famiポートのない店ということになるのか。
まぁあまり変わらんですかね。一部差異はありそうだが。