おととい、神戸海洋博物館内のカワサキワールドで、オートバイの展示の中にまたがれるように置いてあるバイクがあった。
というわけでまたがってみたのだが、左足と右足にそれぞれペダルのようなものがついている。
そうか、マニュアル車か、じゃあ片方はギアを選ぶやつだなと思ったが、反対はなんだ? クラッチか?
と思ったら、そうではなく後輪ブレーキらしい。なんで?
原付講習で原付には乗ったが当然のようにATのスクーターである。
今乗っている特定原付は電動車なのでギアシフトという概念がない。
これらのATのバイクというのは左右のレバーがそれぞれ後輪・前輪のブレーキで、右のハンドルがスロットルになっていることが通常である。
自転車にスロットルがついたものという理解もできる。これは簡単ですね。
しかも特定原付だと20km/hのリミッタもあるから、スロットルは押し続けてればOKな場合が多い。
で、MTの場合は右手側、前輪ブレーキとスロットルは同じなのだが、左側のレバーはクラッチらしい。
右側でスロットルを操作しながら、クラッチを操作するため左手にしているという。
それでギアは左足で操作するようになっているが、これはペダルの棒を上げ下げして操作するらしい。
一番下まで押し込むと1速、だんだん上げていくと2速・3速となっているという。
停止時には一番下に押し込んで、発進時はだんだん上げていくということで、なるほどという感じ。
でも、自動車のシフトレバーに比べると難しそうだなという印象はある。
慣れれば、どのギアに入ったかというのはわかるのだろう。あとメーターにも表示されるそうで。
こうして押し出された後輪ブレーキは右足にあるということだそう。ちょっと変な気はしますが。
自転車でもそうだが、前輪と後輪のブレーキは均等にかける方がよい。
ただ、前輪ブレーキの制動力が高いため、後輪ブレーキはあまり使わない人もいるらしい。
バランスを崩しやすそうだが、今どきのバイクは一方の操作で両方のブレーキが連動する仕組みもあるようで、
実際にはそういう仕組みの補助もありあまり問題にならないケースもあるようだ。
そもそも四輪だと前後のブレーキを分けて操作しないわけだから、そういう仕組みでもよさそうだが、
歴史的な経緯もあり、二輪では前輪・後輪のブレーキが分けられている。
自転車だとギアチェンジするっていってもクラッチなんて操作しないしな。
と思うわけだけど、実はスーパーカブはMT車なのにクラッチレバーがないらしい。
自動遠心クラッチというもので、回転数が上がるとクラッチがつながって、下がると切れるという仕組みだそう。
自転車ほどではないけど、簡単で操作しやすい仕組みを採用しているようである。
原付クラスのMT車としては最も知られたものだろうけど、そういう仕組みだったんですね。
そういえば準中型・中型・大型自動車の運転免許では新車が軒並みAT車ばかりになっているという事情から、
教習車をATに一本化して、もしAT限定でない運転免許を必要とするならMTの普通車で一部の教習・試験を受けるという形に順次移行している。
普通自動車や二輪は従来通りなんでしょうけど、全体的な方向性はこうですよね。
ましてや電動化ということになれば、そもそもギアチェンジの必要性自体がないわけだし。
もちろん課題も多いし、特に大型のバイクは嗜好品という側面も強いわけですけど。
ようこんなの乗るねというのが正直な感想ですね。