日本は皆勤賞の強豪チームなのか?

今日はNHK BS1でラグビーワールドカップのアルゼンチン vs トンガ、NHK BS4Kで日本 vs アイルランド を見ていた。

アルゼンチン vs トンガ は東大阪市花園ラグビー場が開場だった。

全国高校ラグビー大会の会場として知られ、もともと近鉄所有だったのをワールドカップに向けて市営化して大規模改修をする気合いの入れよう。

東大阪は今回のワールドカップの開催都市ではもっとも熱が入っているように見える

もともとラグビーの街を自負していただけのことはある。


そして引き続きの 日本 vs アイルランド である。会場は遠州・袋井市のエコパスタジアム。

世界屈指の強豪として知られるアイルランドに日本チームはどこまで食いつくかということで注目を浴びていた。

イギリスのブックメーカーはこの試合の日本勝ちのオッズを10倍に設定したとか、そんなニュースも流れていた。

一方で、これまでのアイルランドと日本の活躍を分析してみると、

アイルランドは終盤になると比較的弱く、日本は終盤になっても強いので、勝ちもありうるなんて説も。

日本では運動会シーズンだが、ヨーロッパに比べればずいぶん蒸し暑く、気候も日本に味方するのではとも。


結果的に言えば、日本は19-12でアイルランドに勝利した。

番狂わせが少ないと言われるラグビーで大金星との評で、ワールドカップ公式Twitterまでが、

UNBELIEVABLE!
On home turf, Japan have achieved an incredible win over Ireland! Shizuoka is rocking!

(Ruggby World Cup (Twitter))

大会公式が信じられねぇとかいうのもどうかと思うのだが、やはり大快挙というのがこの結果の率直な感想なのだろう。


直前に見ていたアルゼンチン vs トンガと比べてまず思ったのが、

日本にとってもアイルランドにとっても得点が取りにくいんだろうなということ。

そんな中でも抜き出てくるのがアイルランドで、前半でトライ2回+コンバージョンゴール1回で12点取った。

一方の日本はアイルランドの反則をきっかけとするペナルティゴールを前半に3回決めて9点取った。

得点できる機会を確実に得点にしてきたのはすごいけど、相手の反則によるのがもやっとする。

でも、後半には見事にトライを決めて、コンバージョンゴールも成功させて7点、さらにペナルティゴールで3点上積み。

逆にアイルランドは1点も取れず、19-12で勝利となったのだった。

事前の分析通り、終盤でアイルランドは少し弱く、日本は強かったのだ。

それが勝ちになったのは、ペナルティゴールのおかげなんだけど、それを得点に出来るのもすごいのだ。


ところで、ラグビーワールドカップは今回で9回目だが、日本は9大会連続9回目の出場である。

調べてみると他にも皆勤賞のチームはあって、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン、
ウェールズ、フランス、アイルランド、スコットランド、イングランド、イタリア、カナダ と20チーム中11チームもある。

でも、皆勤賞のチームはいかにも強豪っぽいけど、そこに並んで日本がいるのはちょっと不思議な気が。

今でこそ上位に食い込もうとしている日本チームだけど、最近まではそんなことはなかったっていうし。


理由は明快である。日本は毎度アジア代表になっていたからである。

前回ワールドカップの結果により自動出場となるチームや、開催国枠もあるのだが、それ以外の出場枠は地域ごとに割り振っている。

前回大会まではアジアに1枠は必ず与えられていたようで、その1枠に入るのは必ず日本だったのである。

アジアに日本に並ぶほど強いチームは誰もいないと、それだけのことなのだ。

今大会は日本が開催国枠で出場することもあって、アジアからの出場チャンスはアジア・オセアニアプレーオフで勝利して最終プレーオフで勝つという条件で、

これを勝ち抜けて出場したチームはないので、日本は開催国でありアジア唯一の出場チームである。

アジア初開催とはいえ、アジアのチームが日本だけというのは、アジアでのラグビーの手薄さをよく表している気がする。


日本におけるラグビーってどんなもんよという話はあるけど、野球やサッカーには全く及ばないにしても、それなりに知られたスポーツだ。

僕にとっても、かつて高専のクラスメイトがラグビーをやってたり、地域にラグビーチームがあったり、それなりに親しみはある。

もっとも本格的に試合を見たことは無くて、今回のワールドカップのテレビ中継を見たのが初めてぐらい。

いろいろな実情を考えると、「4年に一度じゃない。一生に一度だ」の通り、日本でこれほどのラグビーの国際大会ができることはそうそういだろう。

でも、これを呼び水にして、日本にラグビーをさらに根付かせようという思いは伝わってくるよね。

日本が継続的にラグビーの強豪であるためには、まだまだやるべきことはいろいろあるんだろうけど、大きなきっかけにはなっていると思う。