商船三井という船会社がある。
世界的にも大きな船会社の1つである。
一般の人にとって船会社というとフェリーぐらいしか触れる機会はなかなかないが、
フェリーさんふらわあ、名門大洋フェリーの親会社ということで大阪・神戸~九州の航路に多く関わっている。
それと商船三井フェリー、こちらは大洗~苫小牧の航路で、さんふらわあ と付いた船を運航している。
さて、そんな商船三井だが、変な名前の会社だなと思った人は多いのではないだろうか?
というのもこの会社は三井船舶と大阪商船が合併して生まれた会社なのだが、
当初の社名は両社の名前をくっつけた 大阪商船三井船舶 だった。
この真ん中部分を取って商船三井と呼ばれるようになり、現在はこれが正式名称となっている。
商船と付いているから船会社なのはわかるし、三井とあるから三井物産が発祥に関わっていることもわかるが、
なんかおかしいというのは妥当な感覚だと思う。
そんな商船三井だが、どちらかというと MOL という表記を好んで使い、
船やコンテナにはMOLと書かれていることが多い。港に行くとよく見られると思うけど。
なにしろ世界でも有数の船会社ですからね。こちらの方が受け入れられやすいのだろう。
けど、日本語のわかる人からすると、商船三井がなぜMOLになるのか? なかなか直感的ではないように思える。
気になって調べたところ、商船三井の英語名称は Mitsui O.S.K. Lines だそうで、これの略でMOLとなるよう。
O.S.K. ってなんだ? という話だが、 Osaka Shosen Kaisha の略で、大阪商船の略称だ。
これを使って大阪商船は英語表記では O.S.K. LINE というブランドでやっていたらしい。
一方の三井船舶だが、こちらの英語表記でのブランドは MITSUI LINE だったそう。
結局のところ、英語名称も単にくっつけただけなのよね。
ただし、こちらは今も正式名称なのでWebサイトでもちょこちょこ出てくる。基本的にはMOLと表記してるけどね。
MOLと商船三井はちょっと知ってる人ならたやすくつながるし、そんなもんかなと思うところだけど、
どちらの表記にも三井船舶と大阪商船の名残が実は残っているというのは以上の通り。
しかし、未だに英語名称には三井船舶と大阪商船がそのまま残ってるとはちょっと驚いた。
日本語名称では商船三井だけになってるだけに。