職場に行くにも買い物に行くにも道路を歩くわけだけど、
道路にはいろいろ標識があるけれど、日本に比べると補助標識付きのものは少ない印象である。
日本だと「自転車を除く」とか「自動車(二輪を除く)」とか付いてる標識が多いですよね。
本標識である程度伝わるようになっているようだ。
日本では運転免許の試験は外国語でも受けることができる。
ゆえに日本語が読めなくても日本の運転免許を得ることはできるが、
補助標識の日本語が読めないと意味がわからないんじゃないかとなる。
このあたりは日本語の運転免許の試験でもスコープ外とみられるので、
日本語で運転免許の試験を受験するのに比べて容易という話ではないと思う。
現実的には日本語で運転免許の試験を受けられる人ならまぁわかるだろうと思う一方、
外国語で試験に合格してもどうだろうかなという話にはなる。
なので補助標識がいらないというのは1つのあるべき姿ではある。
ただ、それを実現するためには図記号をいろいろ定義する必要がある。
日本で言うところの小特とか原付を表す記号があるみたいですね。
この記号とこの記号の違いは何? と気になって調べると、
最高速度などの違いでいくつかの規格があるようで、対応関係を知ってるのが前提にはなるけど。
日本では下記のような組み合わせは頻出なので記号があった方がいいなと思った。
- 二輪通行止め+「原付」
- 自動車通行止め+「小特を除く」
- バス+大貨等(=大型等)通行止め+「大型・特定中型」
最後のやつは雪国でよくみられる組み合わせなのだが、大型等の中で大型・特定中型に含まれないのは大特、
すなわち除雪車の通行を可能にすることを目的とした規制である。一見意味がわからないが。
一方通行標識などは日本同様に補助標識が付いたものが多いのだけど、
これも記号が活用されていて、「除外」だけ文字で書いて、除外される車両(例えば自転車)の記号を列挙するものが多い。
日本でも「自動車(二輪を除く)」の代わりに車のシルエットを補助標識に書くことはある。
しかし「自転車を除く」のようなことを記号を使って書くことは難しい。
(文字で「自転車」と書くと普通自転車の意味で、自転車のシルエットは自転車全部という差異はあるけど、それは無視したとしても)
どうしてもやりたければ、車・バイク・荷車の3つのマークを並べれば「自転車を除く」とほぼ等しいが、
そういう補助標識を作るとかなり巨大になるのでまず作ることはない。
ゆえに「○○を除く」は文字で書くしかないと思われているのが実情である。
「止まれ」標識にSTOPと付記するようにしたりというのもありますけど、
できれば文字に頼らない標識の方がいいんですよね。
現状でもやろうと思えばできるのはあるんですよ。
「軽車両を除く」あるいは「自動車・原付」を車+バイクのシルエットで書くとか。
ただ、それだけでは足りないので新しい記号もいるよなとか、
「○○を除く」をより率直に表現できる仕組みもいるよなとか思って見ていた。
まぁそれができるようになっても実際に標識に普及するには時間がかかるだろうけど。