作りやすい立体交差

Cities:Skyline IIは渋滞でダメになるゲームだと脅されまくって、

実際、平面での右折処理にはかなり難があるので立体交差を作るのだが、

立体交差を手で作るのはけっこう大変である。

ジャンクションのパーツもあるが、既存の高速道路に取り付けられるわけではない。


市内の幹線道路は一方通行高速道路を2つ組み合わせて作っているが、

これだと歩行者が歩けないし、電気・上水・下水が供給できない。

そこで側道として「狭い歩道」というのを作る。

歩道という名前なのだが、バス専用道路と考えた方がよくて、バスや公共車両は走れる。

一般車両も入ってくることがあり、特に沿線の建物に関わる車は使わざるを得ない。

あと路面電車の設定も可能らしい。これでは歩道とは言えませんね。

一般的なイメージに合う歩道は「舗装路」という名前ですね。

狭い歩道は道路としては一方通行の扱いになる。(歩行者は双方通行可能)

これには電気・上水・下水も通っているので、高速道路とセットで引けば途切れない。


その高速道路同士を平面交差にしてはどうしょうもないわけで、

立体交差を考えるわけだけど、結構大変である。

なぜならば道路の立体交差に加え、歩道の立体交差も考えなければならないからである。

高速道路を歩行者に横断させてはいけませんから。無謀にも高速道路を歩くのも出てきますからね。

そこでいろいろ試していたが、やりやすいのはトランペット型のジャンクションだなと。

3方向の接続ならばこれが楽で、なぜならば道路同士の立体交差が1箇所で済むからである。

平面・地下の2階層で道路の交差は処理できる。高架レベルは歩道橋だけに注力すればよい。

ただし、トランペット型は270度曲がる部分がどうしてもかさばる。

市街地に作るには不向きである。


となるとY型ジャンクションがコンパクトだが、これはランプ同士の交差も考えなければならない。

ランプ1つを地下・1つを高架とすれば作りやすくはなる。

ただ、こうするとランプ1つと歩道橋の干渉が発生するので、そこは考えなくてはならないところ。


で、もっと面倒なのが4方向の接続だが、これはやめた方がいいなと思った。

碁盤の目だと破綻するみたいな話を見たが、各方面の右折車同士の処理がダメだからである。

で、立体交差にすればよいのだが、4方向のジャンクションはどれも作るのが大変。

3方向の接続を2つに分けた方がよっぽどよいと後で気付いたけど。

市街地に4方向の立体交差を容易に作るにはどうしたものかと考えたが、

クローバー型のジャンクションを変形させたものを作ってみた。

クローバー型というと面積が大きくて渋滞が起きやすいといいことはないが、

ランプ同士の交差が発生しないので作りやすいというメリットはある。

かさばる原因はクローバーの葉っぱの部分の270度向きを変える部分である。

ここを一般道を通すようにするのである。

すなわち右折したい場合は、JCTを一旦通り過ぎて、左折・左折・左折で合流、再度JCTを通って目的地に向かうわけである。

一方通行道路との交差点は左折しか発生しないので比較的渋滞に強い。


初期にあったインターチェンジの先の十字路が最大の渋滞ポイントになっているが、

代替のインターチェンジも確保したし壊してしまおうかなと考えている。

こういうのもありがちな話なのかなと。

大ガールズバンド時代そのもの

正月2日目から「BanG Dream! Ave Mujica」のTVアニメがスタート。

バンドリのTVアニメシリーズとしてはかれこれ5作目ですか。

2nd Seasonと3rd Season、MyGO!!!!!とAve Mujicaは実質的に一体ですが。


2024年に話題になったアニメとして「ガールズバンドクライ」の名前が挙げられていた。

実は来週末、バンドリのMyGO!!!!!とガールズバンドクライのトゲナシトゲアリで「Avoid Note」というライブをやる。

バンドリが他のコンテンツと一緒にライブをやるというと、

Poppin’PartyとSILENT SIRENでやった「NO GIRL NO CRY」が思い出される。

西武ドームを使うための方便にガールズバンドの大先輩を連れてきたという感じ。

それに比べればどちらもキャラクタを背景としたバンド同士であるから親和性はありそう。

あと、会場もTOKYO DOME CITY HALLですしね。狭いわと言われてたけど。


その前年2023年に話題となったのが「BanG Dream! MyGO!!!!!」であり、

そのさらに前年2022年に話題となったのが「ぼっち・ざ・ろっく!」である。

これもガールズバンドのアニメである。

というわけで3年連続でガールズバンドのアニメが話題になっていると。

そしてその翌年にはAve Mujicaですからね。すでに話題作である。


こう言われると「大ガールズバンド時代」だなと。

これはバンドリの中でしばしば出てくるキーワードであり、

バンドリの世界の中ではプロもアマチュアも数多のガールズバンドが活動していて、

そんな流行に乗って結成しようとするものもいる、というのが MyGO!!!!!のスタート地点ですが。

現実世界の何倍もガールズバンドの存在感のある世界である。


バンドリもPoppin’Partyの立ち上げが2015年、もうかれこれ10年である。

それもこれも「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014」で、

ジュリアを演じる愛美さんがギターを持ってステージで演奏したのに着想を得たと言われている。

これも現実世界に比べてアイドルの範囲が広い中で、そういうアイドルもいて、

そこに偶然ギター経験のある愛美さんがキャスティングされたところから始まる。

そこが全てのスタートだとも思わないけど、不思議なこともあったもんで。

Cities:Skyline IIで遊ぶ

ニコニコ動画を見ていたときにCities:Skylines II(CS2)が気になった。

都市シミュレーションゲームで、前作のCities:Skylineの続編として2023年に発売された。

当初はいろいろ問題も多かったようだが、1年経ってこなれてきたか?


ただ、要求スペックがえらく高いんですよね。

画質など下げてなんとかなるなら……と思ったがお試しできないもんかね。

調べたところ、Xbox Game Passというゲームのサブスクリプションサービスがある。

Xboxとなっているが、Microsoftのゲームプラットフォームと考えればよく、

PC Game PassというのはWindows PCでプレイするゲームが対象である。

最初の15日は150円、以後は月990円だが、最初に試すだけなら安い。

で、気に入れば買い切りで買えばよくて、会員である間に買えば2割引で4680円、

一旦会員になって買った方が総額では安いと。


遊んでみて思ったのはこのゲーム、描画が重いのではなく、シミュレーションが重いのではないかということ。

というのも最速でもゲーム内の1時間進むのに2分ぐらいかかるんですよね。

1日進むことが1ヶ月に相当するので、1ヶ月進むのに実時間で48分かかる。

ゲーム内の1年は10時間ぐらいかかるという計算になる。

これが計算能力の問題なのかは定かではないところもある。

ただ、計算能力の問題だとすると人口2万人程度でこれというのは先が思いやられる。

ゲーム内時間が進まないと税収が入ってこないし、規模が小さいと建てられる施設が限られる。

規模がある程度大きくなるまでは苦行だが、規模が大きくなるとゲームが進まないのも苦行である。


このゲームは交通渋滞で破綻することが多いようである。

都市シミュレーションゲームではありがちな話だが、これが深刻な話で、

救急車・ごみ収集車などの車も全てシミュレーション対象に入っていて、

これらのサービスが道路渋滞により提供できなくなり破綻していくのである。

細々とこれらのサービスを提供する公共施設を建てればよいのだが、

面積がわりと大きいので公共施設を細々置いて対応するのも限度がある。


そんな中で交通渋滞の原因の1つとして横断する歩行者というのがある。

このため歩道橋を作って、横断歩道を撤去するというのが効果的だが、

歩道橋を作るのもけっこう大変で、それがスロープを設置する必要があるから。

階段でコンパクトに上がる方法はないのである。

一般的な道路の場合+6.25mの高さで越えられるらしい。

2.5m刻みで動かせるのでEL+7.5mを基本にしているが、

この高さまで真っ直ぐ上がると7マスぐらい必要だったかな。

交差点付近で3マス角ぐらいの空間にEL+5mの地点を経由してクネクネ曲げながら入れている。

地下道という方法もあるが、これも同じようにスロープを作る必要がある。

それでも無謀横断するものが出てくるので、いろいろ工夫が必要である。

非公式の拡張とかで階段もあるらしいけど、歩道橋が必要なのを知ってるなら最初から用意しておいてくれという話である。


というわけで楽しい部分もあるけど、苦行になってしまう部分も多いというのが悩み所である。

SimCityは各種インフラはわりとどんぶり勘定みたいなところがあり、

そんな細かいところまでやらなくてもそれなりには回るものだけど、

CS2はかなり細かい部分まで気を配らないと市民の生活が成り立たなくなる。

そこを目の届く範囲に納めようという考えもあるが、

それではあまり立派なものは置けないわけで、いろいろ制約がある。

いずれにせよ思うように行かない部分が多いので、さて買うかどうか。

15日のお試し期間中に決めなければ。

2024年を振り返る

おせちを詰めるのにてんやわんやという感じの大晦日である。

年末の休暇の入りが早くてゆとりがあると思ったが、案外そうでもないか。


2024年の年初はなんといっても能登半島地震である。

富山県だけど能登半島, 道路状況が悪くてどうにもならない

大変だったのは奥能登の交通の悪さで、土砂災害により孤立する集落も多発した。

水道など被害は大きかったが比較的交通が保たれた氷見などは各地から早期に救援できたが、

奥能登は公的機関すらも出入りが難しく、インフラも破壊されたため加賀地域から日帰りでの対応に頼る部分が多かった。

このままでは避難生活も危ういと加賀地域への広域避難も多く行われたが、医療・介護などのため能登に留まらざるを得ない人もいた。

能登 災害関連死 最初に身を寄せた避難所で体調悪化が最多 (NHK)

建物倒壊などの直接的な難を逃れても、生き延びるのは容易なことではない。


で、これで金沢でのシンデレラガールズのイベントが延期になったんですよ。

布を見るために京都へ行く

計画の一部を生かして京都行きに付け替え、帰ってきては横浜へ。

Kアリーナに行って帰る

前年12月に「異次元フェス アイドルマスター ラブライブ!歌合戦」に参加したのをきっかけに参加を決意した。

Kアリーナはこのとき初めてなんだけど、今年だけで3回も行っている。

早速2月にはミリオンライブで行っている。

39人ライブの座席不定チケット

旧友にアソビストアプレミアム会員で2人分取ってくれと頼まれたやつ。


各地で外国人観光客が再び増える中で京都市バスの観光特急の話を書いている。

観光客は観光特急バスに乗ってくれるか?

これ、実際のところどうなんでしょうね? 定価で乗る人ってやっぱり多いんかな。

渋谷駅周辺の工事もいろいろ行われていてこんな話を紹介している。

アーバンコアを作っている

この後、埼京線用の改札の移設という名目でShibuya Sakura Stageと渋谷酢リームの間に新南改札ができたんだよね。

4月の連休前には肉フェスの中で行われるDJイベントのために出かけている。

レインボーブリッジを渡ってDJイベント

そして連休には関西へ行き、このときに纒向遺跡に出かけてたのか。

纏向遺跡と平城宮跡

帰ってきてから、利用停止になる三菱UFJ-VISA KIPSカードの代替としてMUFG KIPSカードの申込みをしている。

KIPSカードをどうするか

やはりPiTaPaは必要という判断だが、年会費無料にするにはショッピング利用も年1回必要なので注意しなければ。


6月、延期されたシンデレラガールズのイベントのため金沢へ。

能登半島にゆく, 県境を2つ越えてから五箇山へ

ずっと金沢泊だったが、七尾・穴水・氷見とそれぞれ地震の被害を受けた地域を見たり、白川郷・五箇山に出かけたり、けっこう足を伸ばしている。

七尾とか氷見でも相当な被害だけど、穴水の被害はその比ではない。震度6強は別格にひどい。

この旅行の前後でいろいろ動いていて、折りたたみ自転車形の特定小型原動機付自転車を買ったわけである。

特定原付デビュー

今年1年見ても大きなハイライトで、列車でバイクを運んでお出かけする話がいろいろ出てくる。

早速夏休みに山陰旅行にバイクを持って行く。京都・豊岡・久美浜・香住・鳥取・大阪といろいろ走った。

玄武洞とコウノトリ, 香住海岸を朝に回るか雨の中回るか, 鳥取砂丘を行く

どれも電池切れになった話が書かれている。予備バッテリーがなかった当時は容易に電池切れが起きていた。

バスだけではとても巡れない旅である一方、バッテリーの制約は難題だった。


夏はパリオリンピック、いろいろあったけど総合馬術での日本チームの銅メダル獲得は大きなニュースだった。

馬術でメダルを獲得した日

運に恵まれた面もあるが、アジアの競馬大国が伝統あるオリンピックの馬術競技で結果を出したことは大きな話である。

あと追加種目のブレイキンでも日本選手が活躍なんて話がありましたね。

オリンピックでダンスバトル

オリンピック種目としては異質すぎたが、こういうのもあると。


10月には河口湖ステラシアターで3日連続でバンドリのライブ、

このためにバイクを大月まで運んで、吉田まで乗って3連泊、当地での移動にバイクを活用した。

バイクで行く都留・河口湖, 富士山レーダーと溶岩樹形と野外ライブ

バンドリの各バンドいろいろな特徴を持っていて、話は前後するけど夢限大みゅーたいぷの始動も今年だった。

グッズ売場でフリーライブ

好みはいろいろだと思うが、やはり僕にとっては原点のPoppin’Partyが刺さる。

11月にも関西にバイクを運んで、青山高原に行くなんてすさまじいことをしている。

青山高原は風力発電日和

大阪ではほぼ同じルールで走る自転車・電動キックボードの動きに考えさせられるところは多かった。

バイクで大阪を東へ西へ


2024年の記事を振り返るとマイコンに関わるテクニカルな話がいろいろ出てくる。

これは仕事に関連して一般に参考になりそうなことを取り上げているのだが、

そういえば当時はこんな作戦だったっけなんて思い出す部分もあった。

かなり難しい仕事といってよいと思う。

一緒にやるメンバーの力量も十分とは言えないところがある中で、

いろいろアイデアを出して進めているというのが実情である。

来年の早い段階で一段落となる仕事と、これから本格化するであろう仕事があって、

今年は前者にだいぶ頭を悩ませたし、正直これ動くのか? とは思っている。

一方で後者の仕事はマネージメント側が大変頭を悩ませている仕事で、

どういう体制で進めるかというのは難題である。でもどうしても成し遂げないといけない仕事である。

無理なく進むといいんですけどね。


あとはバイクを買う前後で自転車・特定原付に関わるルールをいろいろ調べて書いている。

自転車とほぼ同じになるようにルールが決められているので、

自転車のルールを正しく理解して、その上で歩道のルールを知っておけばだいたい大丈夫なのだが、

そもそも自転車のルールの理解度が低いことが問題である。

成熟度の低い車でいろいろ課題も多いけど、大手メーカーの参入で打開できると期待している。

自転車・一般原付はもとより、高齢者講習のこともあり四輪の代替になる部分もあると考えている。

率先して活用していき、その中で気づいたことは今後もBlogに書いて行きたい。


2025年4月で勤続10年となる。10年も経てば結構なベテラン扱いなんだなって。

親元から独立して10年でもある。

転居は何度かあったけど、市内の転居ばかりで、この地域にもすっかり根付いている。

1人での年越しも9回目ですか。正月以外の時期に親元にはいくらでも行くので。

来年は大阪で万博ですか。関西行きの回数も増えそうだな。

2024年の家計簿を振り返る

おとといの買い物で年内は終わりだと書いたけど、

1つ買い忘れがあることを思い出してのそのそと買い物に行っていた。

で、家計簿を集計していたのだった。


昨年比で支出は116%だが、消費という点ではバイクとスマートフォンの購入が金額として大きい。

去年も引越前後の買い物などあったけど、バイクはやはり金額として大きい。

でも一般的な自動車に比べれば微々たる金額だし、維持費もタダ同然ですからね。

比較的金がかかるのは保険(共済)ですけど。確かに去年の1.5倍ぐらいになっている。自賠責5年分も含んでますけど。

あとは公租公課、といっても比率として増えているのは税控除対象の寄付金が多いのだけど。

これ以外の支出はほぼ横ばいとなっている。

増減が大きいのが旅行の+38%と、趣味・娯楽費の-15%といったところ。

旅行は夏休みの山陰行きが日程の長さから費用がかさんだのは大きく、

大都市圏のホテル代高騰とはまた違った話のように思う。

趣味・娯楽費の減少ってのは意外だったが、細々と減ってたみたいですね。

食費が+5%とこのあたりは物価高が顕著に表れているところだが、

買い控えもあるだろうから正味の物価上昇はより大きいかもしれない。


今年からNISAの制度変更があり、課税口座からNISAへの移し替えが進み、

これにより年間の投資額がかさんだり、売却益が多く出たりというのがある。

収入全体に占める譲渡・配当所得は16%にも達しているが、

NISAへの移し替えのために課税口座で一旦精算したという側面もある。

来年も引き続き、このような形で売却益が見えるのではないかと思う。

大半は国内株式への投資だが、堅調といってよい内容である。


支出先なのだが、昨年と比べるとイオンでの購入額が増えている。

バイクを購入した6月以降、イオンモールまで買い物に行くことが増えている。

イトーヨーカドーでの買い物は依然として多いのだが、来年には逆転もあるかもしれない。

以前からイオンは食料品以外を中心に様々買っていたので金額としては大きかったが、最近は食料品を買うことも増えている。


決済手段別の支払手段を見てみると、

みずほ銀行(給与天引きが大半)が33%(昨年33%)、スルガ銀行(家賃が大半)が20%(昨年22%)、

次いでセゾンカードが16%(昨年12%)、これはバイク代などが大きい。

FamiPay・ポケットカードが10%(昨年9%)、キャンペーンでいろいろ使ってた。

で、次いでPayPayが7%(昨年3%)で、これはスマートフォンが大きいかな。

逆にSuica・ビューカードは5%(昨年9%)で、こちらは引越の一時費用を多く払った反動。

イオンカードが2.7%(昨年1.6%)で倍増近いのは先に書いたとおり。


譲渡・配当所得のこともあって、家計のゆとりはかなりあるので、

ケチケチしなくてもいいとは思うんだけど、

何にお金を使うかというのはいろいろ考えるべきところがあるのかなと。

何に使うかと考えた新しい支出が今年の家計簿にあるんだけど、

そのことはBlogで後日取り上げたい話なので、今日はここでは取り上げない。

地上で使う運賃箱

今日・明日と東京ビッグサイトではコミックマーケット、

大変な盛況だが、往来する交通機関の混雑も激しく……

輸送力という面で言えば、りんかい線が最強ではあるけど、

東京テレポート駅を利用する台場・青海地区への客もいるわけだし。

これ以外にも都営バス(東京駅への臨時便など)や ゆりかもめ もありますが。

それに加えて東京BRT(虎ノ門・新橋駅~国際展示場駅)は大増発を行っているが、

これがわりとスムーズだと評判である。


東京BRTがコミックマーケットにあわせての増発をするようになって、

課題になっていたのが運賃収受だったそうで、今回から国際展示場駅に運賃箱を持って来て対応していたよう。

バスから一式剥がしてもってきたので、なぜか案内表示器まで付いてたようだが。

帰宅客の集中に対して、乗車前に改札を行い、そのまま全扉から乗車させると。

特に東京BRTでは連接車も持っているので、全扉から乗車できるメリットは大きい。


こういう運賃箱を地上に置いて使う事例というのは全国いろいろみられる。

イベント時ということで思い浮かぶのは三重交通の外宮前バス停である。

正月や行楽シーズンには、外宮内宮線で大増発を行うのだが、

このときには運賃箱の付いていない観光バスもやってくる。

このため地上で運賃収受しなければ対応できないのである。

逆に内宮側がどうなってるのかはあまり見たこと無いけど、どうなんだろ?

三重交通にとってみれば観光バスを動員しての多客対応というのは鈴鹿サーキットでもみられる。

白子駅から乗車する場合は降車時に払い、サーキットから乗車するときは乗車時に払う、スペースの都合を考えればそうでしょうね。

もっともこの区間のバスは増発してもひどい混雑なんですけどね。

平田町駅と歩いて往来するのも選択肢ではあるが、それですら遠い。


これとは違ったタイプが京都市バスの四条河原町でみられる。

地上に運賃箱を置いて、出口付近を区切っておいて、

バスが到着したら、そのまま降りるように呼びかける。

外国人客も多いのでプラカードのようなものも見せていた。

それで降りてきた乗客から地上で待っている係員が運賃を集めると。

この方式は京都市バスの中でも四条河原町(西行)・四条高倉(東行)でしかみられないが、

乗客の混雑というよりば車の混雑を気にしての取り組みだと思われる。

というのも四条通(烏丸~川端)は2015年に2車線化され、

バスが停車すると片側1車線をつぶしてしまうこととなる。

(実際には中央に緊急車両用にゼブラゾーンが確保されていて、そこを使って一般車が追い越す姿もよくみられるが)

従来よりバスがスムーズに発車できるようになったが、停車時間も節約が必要である。

逆に言えば四条以外は利用者の多いバス停でも地上収受はやってないんですね。


路面電車スタイルの電車では駅舎に備え付けられているのが運賃箱というのがあり、

東急世田谷線の三軒茶屋駅など(乗車時)、嵐電の四条大宮駅など(降車時)でみられる。

嵐電の場合、四条大宮でも台車に乗せて改札口に置いているみたいなのだが、

必要な駅に機動的に運んで使われているようで、日によりいろいろらしい。

こういう形で運べるというのはメリットなのだろう。

逆に世田谷線は乗車時かつ駅固定なんだし、一般的な鉄道駅用の改札機でいいんじゃない? という気がしますけど。

現金だと直接運賃箱に投げ込むので、きっぷ売場がいらないのはメリットだが。


で、思い出したんだけど、東京BRTって完全キャッシュレスバスの実証運行路線なんですよね。

ICカード利用者の多い東京でかつ新設路線とあってほぼICカードでの利用なので、

これで問題ないということで国土交通省のリストに掲載されている。

これならもはや鉄道用のICカード線用改札機でもよいのでは?

そんなのバス会社が運用できないよというのが正直なところだろうが。

でも、将来的にはそんな話もあるかもしれない。

特にBRTというからには鉄道駅のように集約されたバス停も想定しているだろうから、

利用者の多くが集中する新橋とか、住民の利用が多く見込まれるHARUMI FLAGとかあるかもしれない。

おせちは今年のものか来年のものか

今日のイオンモールでの買い物で今年の買い物はほぼ終わりかな。

多分、年越しまでに買わないといけないものは買ったはず。

まぁ元日から買い物には行くと思いますけど。

(イトーヨーカドーアプリのクーポン配布があるみたいだし)


この時期の買い物と言えば おせち である。

順次準備を進めているが、材料で買ったり、調理済みの具材で買ったり、

あるいはセットで買ったり、いろいろですわな。

すでに部分的には調理し始めていて、たたきごぼう とか 酢れんこん は年末から年始にかけての味という感はある。


そんなおせちにまつわる疑問なのだけど、

通販番組で「今年のおせち」という言い方があって、今年? というところにひっかかった。

というのも、一般的には越年して来年に食べるものだからである。

とはいえ、納入日という観点で言えば今年中である。

今年作って来年食べるものは、果たして今年なのか来年なのか。

僕の感覚としては「来年のおせち」なんだけど……

気になって調べてみたら、NHKのこんな記事がひっかかった。

来年の正月に向けたデパート各社のおせち商戦が早くも始まり、能登半島地震の被災地の食材を使ったものなど、さまざまなニーズに対応した商品がそろえられています。

(おせち商戦始まる 被災地の食材使用などさまざまなニーズ対応 (NHK))

なるほど。来年の正月に「向けた」とすることで理解に差が出ないようにしているのか。


一般的には越年してから食べるものだが、年内に食べる地域もあるという。

北海道ではおせち料理を「大晦日」に食べるのが普通!? 年越しそばや元日はどうするのか聞いた (FNN)

大晦日の日が落ちた時点で越年とする考えがあったことも背景にあるようだが、

年内に作って年神様にそなえるというところが最も重要なのであって、

食べはじめるのは年内でも構わないという考えは成り立つかもしれない。

この観点で言えばもう完全に「今年のおせち」ですね。

越年してからも食べていいんですけど。


以前も紹介したことがあったような気がするが、

ユネスコの無形文化遺産に和食が登録されるにあたって、

特徴的なものとして正月料理が挙げられている。

世界に様々料理がある中で、和食の特徴が現れているのは何かと考えたとき、

年中行事に合わせた料理が様々あり、その中でも最も特徴的なのが正月であると。

確かに正月だけはいろいろ特別なものがありますよね。

シェーバーは注油が必要

先日まで東京都のコード決済のキャンペーンが行われていたが、

その中で思い立ってこんなものを買った。

ボディトリマー ER-GK21 (Panasonic)

Panasonicは独特な商品がいろいろあるが、これもそうじゃないかな。


簡単に言えば、おしりの毛が煩わしかったのである。

こんなところ安全カミソリで剃ることもできないわけだし。

で、何かいいものはないものかと調べたら出てきたのがこれだったと。

顔以外の部位に使用するシェーバーなのだが、

一度に剃れる幅が広いため、広い面積を効果的に剃れること、

そしてシェーバー自体の幅が狭いため、おしりなど狭い部位に突っ込んで剃ることもできると。

よく考えたものだなと思う。


アタッチメントを付けない場合は長さ0.1mmまで剃れるそうだが、

そんなツルツルにしなくてもよいという考えはある。

その場合はアタッチメントを付けると2mmか3mmまで揃えられると。

「性器と肛門およびその周辺は必ずアタッチメントをお使いください」

となっており、凹凸が多くてデリケートな部位では必須のようである。

でも、それこそツルツルにする必要ないわけですからね。


とはいえ、このシェーバーには面倒な話もある。

封を開けると、付属品に何か液体が入っていた。流動パラフィンと書かれている。

シェーバーの刃は使用前後に必ず注油をするようにと書かれている。

刃の指定部位に計5滴、付属の液体を垂らす必要があるわけである。

使用後というのは洗浄して保管する前に注油するようにということである。

刃を長持ちさせるためには保管中も油が行き渡った状態でなければならないと。

それだけ繊細なものとは言えるのだが、人によっては「ゲーッ」と思うかもしれない。


最初は調子に乗って剃りすぎたかという部分と、剃り足りないかという部分があったが、

使っていくうちによきところになっていくのではないか。

最初に購入した動機であるところの、おしりの毛が煩わしいというのは、

自分からすると見えないところを剃るわけで、

こんなのうまくいくんかいと思うわけだけど、さすがによくできてますね。

ICEからプログラムでは無いものを書く

今日は忘年会ということで、明日は休暇にして仕事納め。

そんな仕事納めの日に、ICEからROMにプログラムではないデータを書き込むという方法を検討していた。


プログラムが格納されるROMの一部に各種の情報を保存しておく機能があるが、

書き込み機能はとりあえずなくても動くということで、

試作品の評価の初期ではその部分を作り込まずに開始する予定だという。

ところがその保存しておくデータの1つにユニークな番号があり、

この番号が試作品間で重複すると正常に動かないのだという。

このため、この番号を仮に固定値とすると、試作品ごとに異なる固定値を設定したプログラムを焼かなければならない。


そこでこの番号を読み出す機能については最初から作り込んでおき、

書き込み機能はデバッグ環境のICEからプログラムを焼く機能で代替しようという話になった。

ROMにプログラムを書き込むことが出来るならば、

同じROMにプログラム以外のデータを書き込むこともできるはずじゃないかというわけである。


デバッグ環境もいろいろだと思うのだけど、今回使っている環境はELF形式のオブジェクトファイルでなければ書き込めない。

バイナリデータを与えればダウンロードできるようなデバッグ環境もありましたが。

それでFAQとか調べてみたのだけど、バイナリデータをダウンロードするにも、

プログラムデータという体裁を作らないといけないようである。

バイナリファイルを読み込んで指定のセクションに配置する機能があるので、

この機能を使ってバイナリデータをROM上の所定の場所に配置させる。

その上でダミーのCファイルとともにビルドしてやると、

ROM上にバイナリデータが配置されただけのELFイメージができる。

これをダウンロードしてやれば、ICEからROMに任意のデータを書き込めるわけである。


今回の場合、書き込みたいデータというのはユニークな番号なので、

それならもはやCのコードで書いてしまえばよいのである。

const char DATA[4]={0xDE,0xAD,0xBE,0xEF};

これでDATAをROM上の所定のアドレスに配置すればよいと。

この番号を書き換えて、試作品1台1台にダウンロードしていけばよいわけである。


というわけでユニークな番号を振る作業については、

まさに1台1台に異なるプログラムを書き込む作業になってしまった。

ただ、この番号が書き込まれる領域はプログラムが格納される領域とは別だから、

プログラムの修正を行っても揮発しないわけで、最初の1回だけで済むという点では確かにメリットはある。

というわけで一件落着と。

マニュアルも書いて年内の仕事を終えることが出来てよかった。

Nemo Albumの謎

音楽の販売形態の1つに「Nemo Album」というのがあって……

Ayaka Ohashi AsiaTour「Reflection」NEMOアルバム (ホリプロインターナショナル)

韓国のNemoz Lab社のシステムなので、ほぼ韓国の歌手が使っていて、

日本の歌手としては大橋彩香さんが初採用なんて話だったけど。

大層な見た目をしているのだが、その中身はというとQRコードの印刷されたカードである。

これを読み取って登録すると音楽が楽しめると。


このNemo Albumの特徴としてこんなことが書かれている。

アカウントにアルバムが登録されると、音楽、映像、画像などを楽しむことができます。 ネモズアプリのすべてのコンテンツは、言語の障壁なしに多言語で便利に使用できます。 また、アルバム発売後もコンテンツが持続的にアップデートされ、所蔵価値を高めてくれます。

ネモアルバムは、サークルチャート、ハンターチャートの販売量の集計に含まれます。

* 一度登録した四角アルバムは、最初に登録されたアカウント以外のアカウントに追加登録できません。

* ネモズアプリのアカウントには、最大 2 つの機器を登録して使用できます。登録した機器を解約した後は、他の機器を制限なく登録して使用することができ、紛失などの理由で登録した機器が使用できない場合に限り、月1回解約できます。

NemozアプリでQRコードを読み取って登録すると、その端末で音楽・映像・画像が楽しめる。

ただ、それは当然のことながらインターネットから取得するものである。

その内容は発売後にアップデートされることもあるとなっている。

他のサイトには「アカウントに登録されて一生所有でき」という記載もあり、永続的なものだとされている。

ただ、利用する端末の管理は厳格で、同時に利用できる機器は最大2つまで。

基本的に解除は端末の操作を要するが、故障時などは月1回、他端末から強制的に解除することはできる。

ただ、その場合でも最初に登録されたアカウントで利用することはできない。

すなわち一度使用したカードは他の人に譲渡できないということである。

販売されたNemo Albumは韓国の音楽チャートであるサークルチャート、ハンターチャートに報告され、

韓国ではCD同様に音楽ソフトの販売数として集計されることとなる。


ただ、こういう話を聞くと疑わしいのは「一生所有でき」というところである。

コンテンツの実体がNemozのサーバー上に置かれていると言うことは、

同社が廃業すればコンテンツが失われる可能性は高いわけ。

他のアカウントに登録できないというのは、死後に他の人が利用できないという意味だとすると、

これは文字通りの「一生」ということになるな。

だから購入者が全員死んだことが確認出来れば配信停止しても差し支えないとは言える。

少なく見積もっても60年先のことなんて約束できないと思うんですけどね。

Nemozアプリが技術的な制約により提供できなくなることも想定しなければならないだろう。


なのでどちらかというとNemo Albumの本質は音楽以外にあるのかなと思うところはある。

例えば、同梱物、といってもそれはフォトカードとかその程度のものだけど。

リリースイベントへの参加権、イベントのチケット応募券などなど。

それに音楽を利用できるカードを付ければ、韓国ではCD同様に音楽ソフトの発売数として計上できますよと。

そういう理屈なのではないかと思う。


ただ、このReflectionのNemo Albumはそうもいかないところはある。

これはライブ映像を収録した商品だからである。

一般的な音楽でNemo Album専売というのはおおよそ考えられなくて、

少なくともダウンロード販売は行われるだろうと。

ダウンロード販売ならば購入したデータの保存を徹底すれば、永続的に利用できると言える。

ただ、映像となるとこれは手段が限られるわけで、Nemo Albumしか存在しない可能性が高い。

貴重な映像であるにも関わらず、いつまで利用できるかはNemoz Lab社次第である。

Blu-rayでも発売されればよいが、今のところそういう話は出ていない。


Blu-rayを制作するのはかなり大変だろうし、採算的にも厳しいのはあるのだろう。

Nemo Albumだからこそライブ映像の商品化が実現できたのかもしれないし、

そう考えれば必ずしも悪い話ではないのだけど、購入してもこれではねと。

一度使用したカードは他の人が利用できないので中古市場で手放すこともできない。

未使用のカードであれば売れるかもしれないので、複数買いしてというのはあるかもしれないけど。


特典目当てにCDを大量購入しても、カラスよけにしかならないわけで、

Nemo Albumなら高々カードなので、省資源であるというのはあるかもしれない。

そう言われてみればNemo Albumの説明には、

Nemo Albumは環境にやさしい素材を使用したスマートアルバムです。Nemo AlbumのハードケースおよびTAG LPは製造過程での炭素排出量が少なく、環境ホルモン「ビスフェノールA」を排出しないバイオプラスティックのECOZENを原料として使用しています。紙類およびその他のアルバム構成品は環境破壊を最小化する方法で製作され、リサイクルが容易な素材を使用しています。アルバムを楽しむために必要な構成品だけを収録し、60g前後でコンパクトに収納できます。

と環境への配慮が書かれている。それは大量買いを前提とした話だったのかもしれない。