ヤフオクとPayPayフリマで送料の出所が違う

今日はいろいろやってたけど、なんとか年賀状の作成のメドが付いたかな。

といっても紙に描いた段階で、まだ印刷の準備にも至っていないのだが。

火曜か水曜に差し出せればいいと思うんだけど。

本当は今日完成させる気だったが、なかなかそうもいかないもので。


この前、ヤフオクで出品した商品だが、わりと順調に売れている。

順次到着して、受取確認されてPayPayチャージできる段階まで来ている。

特に深い意味は無いが、今のPayPay残高はわずか数百円なので、チャージされれば年越しも安心。

いや、年末の買い物はnanacoかSuicaだろうから、PayPay残高が数百円でも年は越せるでしょうけど。

というか足りなければチャージすればいいんだって。


それで売上金の画面を見て気づいたのだが、ヤフオクとPayPayフリマで売上金の考え方が少し違うんだなと。

考え方が違うのは送料の取扱である。

PayPayフリマは必ず送料出品者負担、ヤフオクでもPayPayフリマへの掲載を希望する場合は送料出品者負担にする。

この出品者負担にしたときの送料の出どころが少し違うのだ。


PayPayフリマでは売上金から販売手数料と送料を引いた金額が売上金となる。

キャンペーンで送料がPayPayフリマの負担だったときだが、明細を見てみると

受取金額 1441円
決済金額 1600円
販売手数料 -159円
送料 0円

という記載になっている。

本来はこの送料のところに -175円 のように記載されるはず。(cf. 受け取り明細表示仕様の一部変更のお知らせ (PayPayフリマ))


一方のヤフオクだが、こちらの明細にも送料という項目はあるが 0円 と書かれている。

受取金額 2280円
決済金額 2500円
落札システム利用料 -220円
送料 0円

送料どこ行った? と確認してみると、Yahoo!ウォレットに設定したクレジットカードに請求が来るようだ。

確かにYahoo!ウォレットへの請求のところに、出荷したゆうパケットの料金がリストアップされていた。

月末締めでクレジットカード請求になるんですね。


この微妙な違いは何が理由なのだろうか。

2017年以前はYahoo!かんたん決済を使った場合、決済額が満額で入金されていたのだという。

Yahoo!かんたん決済の仕様変更および落札システム利用料の一部値下げについて(ヤフオク)

そもそも、かつてはヤフオクの取引代金は出品者の銀行口座に振り込むなどして払うことが多かった。

なので、落札者からお金を受け取るのと、ヤフーに利用料を支払うのは別々にやっていた。

それはYahoo!かんたん決済でも例外ではなかったが、2017年に大半の取引でかんたん決済が必須かされてからは、

かんたん決済の決済額から、落札システム利用料を差し引くように改めたのだ。


一方で、配送システム利用料(Yahoo!の配送サービスを使ったときの送料)については従来通り、Yahoo!ウォレットによる決済となっている。

これもヤフオクとしては歴史の浅い機能ではある。今でも匿名配送を使わない人もいるだろう。

落札システム利用料以外の「注目のオークション」などのオプションの利用料も同じである。

送料落札者負担で他のオプションを使わないのなら、落札システム利用料の支払いで終わりではあるのだが。


なぜ、PayPayフリマでは、送料の支払いまで売上金から差し引くようにしたのか。

それはヤフオクとPayPayフリマの登録手順を比べてみるとわかった。

ヤフオクに出品者として登録する場合、まずSMSか自宅へのコード配送により本人確認を行う。

そして、Yahoo!ウォレットの登録を行うが、支払い手段としてクレジットカードか銀行口座の登録は必須である。

かつてはYahoo!プレミアム会員への登録が必須だったから、その点でも必要なことだった。


一方のPayPayフリマ、住所氏名を登録すれば、これで購入も出品もできるようになるようである。

ずいぶん簡単だが、PayPay自体の登録時に電話番号のSMS認証は済んでいるので、ヤフオクの本人確認相当は済んでいる。

その点ではよいのだが、Yahoo!ウォレットの登録はされていない可能性がある。

そのため、ヤフオクのように送料を別途請求とやろうとしても、その方法がないという状態になってしまう。

そこで売上金から送料を差し引いて支払うという方法を取っているのだろうと。

もっとも、売上金よりも送料の方が高い場合や、後日送料が変更された場合(そんなことあるの?)など、

売上金から正しい送料を引けない場合もある。このときは後日Yahoo!ウォレットに請求となるようだ。

しかし、PayPayフリマのユーザーがYahoo!ウォレットの支払い手段を持っている保証はない。


Yahoo!プレミアム会員でなくてもヤフオクに出品できるようになって、

誰でもヤフオクに出品できるようになったと思っていたが、Yahoo!ウォレットが使えないと不可なんですね。

もっとも銀行口座を使いたい場合のことを考えると、Yahoo!ウォレット対応の銀行はわずかに4行である。

一方のPayPayチャージに使える銀行はかなり多い。なので銀行口座でPayPay使ってるが、ヤフオクは使えないというのはあり得る話。

ただし、三菱UFJ銀行はYahoo!ウォレットに登録できるが、PayPayチャージ非対応というねじれもあるが。

(かつてYahoo!マネーで三菱UFJ銀行と登録して使っていた人は経過措置でPayPayでも使えている)


実はこういうところにもPayPayフリマとヤフオクの差があったんですね。

ヤフオクの方が多機能な分ということではあるんだけど、あまり本質的な差でもないので、

送料は売上金からの差し引きで、オプションはPayPay即時払いで、という形で埋めることもできなくはない。

今のところ、そこまでしないといけない理由はないんでしょうけどね。