東京メトロ・都営地下鉄が新しい乗換駅を設定したらしい。
3月17日(土)から新たな乗換駅の設定を開始します (東京メトロ)
駅を移設したわけでも、新しい通路を増やしたというわけでもなく、現状のまま乗換駅が増えたと。
具体的には人形町駅(日比谷線・浅草線)と水天宮前駅(半蔵門線)、築地駅(日比谷線)と新富町駅(有楽町線)だ。
過去にも、新しい乗換駅を設定した事例はあるようだ。
その1つが秋葉原駅(日比谷線)と岩本町駅(新宿線)だ。2013年から乗換駅扱いになった。
岩本町駅から昭和通りを少し北に行くと、日比谷線の秋葉原駅、そしてJR秋葉原駅の昭和通り口がある。
一旦地上に出る必要はあるが、一番近い出口同士だと日比谷線まで130m、JRまで250mと確かに近い。
以前からここで乗り換える人はいたらしいが、東京メトロ・都営地下鉄が乗換駅に指定したことで、
東京メトロ・都営地下鉄の乗り継ぎ割引(70円)が適用されるようになるなどのメリットが出ている。
今回追加される乗換駅も、地上に出て乗り換える必要があるが、
人形町駅~水天宮前駅は一番近い出入口同士は150mとなっている。
ただし、浅草線の人形町駅は日比谷線のホームを通り抜けた先なので、やや遠い。
それでも浅草線側の出入口との距離を見ても300mほどだから、そこまで遠いわけでもないか。
築地駅~新富町駅も一番近い出入口同士は150mだから、まぁ近いね。
それにしても、これまで乗換駅ではなかったのだろうか?
通路でつながっていないことからして、もともと乗換駅として計画されていなかったということなんだろうけど、
一方で、路線図を見ていると、ここに乗換駅が欲しいと思うところでもある。
有楽町線と日比谷線は路線図上では交差しているのに、そこに乗換駅がないのは気になっていた。
半蔵門線と日比谷線もそう。路線図上では交差しているが駅がなかった。
おそらく、交差地点付近の既設の駅の位置があまりよくなかったのだろう。
有楽町線ができた時点で日比谷線が走っていたが、交差地点に一番近い築地駅は交差地点より南西方向150mほどずれていた。
ここを連絡通路で埋めるという方法もあったのかもしれないが、それはやらなかったと。
一方で、日比谷線と有楽町線は交差地点付近にカーブがあるので、まさに交差地点に駅を作るのは難しかったのだろう。
あと、水天宮前駅は成田空港方面へのリムジンバスが集まるT-CATへのアクセスに使われることも想定されていたはずで、
T-CAT側に寄せて、その結果として日比谷線との交差地点から離れてしまったというのもあるのかもしれない。
いずれにしても既存の駅が乗換駅になることを想定していなかったということに尽きるのかなと。
新しい乗換駅は地上に出なければならないという点では難があるが、
秋葉原~豊洲だと、従来の東京メトロだけのルートだと28分かかったのが、新しい乗換駅を使うことで18分になるとある。
もともとこの区間の移動方法に悩むことは多かった。
まず、海01系統で門前仲町に行く、そして、大江戸線・新宿線を乗り継いで岩本町駅まで乗る。すると秋葉原界隈に行ける。
都営交通しばりというのはあるけど、こういう迷走したルートが出てくるのも、有楽町線は交差しているのに乗換駅がないところが多いからだ。
日比谷線・浅草線・銀座線・丸ノ内線とは交差するけど、どれとも乗換駅がなかった。
今回解決したのはそのうち1つだけだが、これでも助かる人は多いんじゃないのかな。
ちょうど交差する場所に駅がないというのはありがちな話ではありますけどね。
ただ、東京の地下鉄はよくわからない向きに走っている道路に振り回されているので、
碁盤の目になっている都市に比べると、駅を作る場所が難しいというのはあるんだろうなと。
あと、既設路線に乗換駅として新駅を作るというのはあるけど、地下鉄で新駅を作るのは大変というのはある。
ゆえに既設路線の建設時点で計画のあった乗換駅以外はなかなか作りにくいのも実情なのだろう。
地上乗換が好ましいわけではないが、妥協案としてはよいのかなと。
ちなみに東京メトロ・都営地下鉄では運賃は最短距離で計算して、基本的にはそれでどのルートでも使える。
改札外に出て乗り換えする場合は、その駅までの運賃以上が必要だが、極端な遠回りをしなければよいということだ。
今回の乗換駅追加で運賃が安くなるケースも出ているが、必ずしもそのルートを使う必要はなく、
従来からの乗換ルートを使ったとしても、基本的には安くなった運賃で乗車することができる。
なので自分は使わないから関係ないやという話でもなく、運賃だけ恩恵が得られるケースもある。まぁ微々たるもんだろうけど。