最近、ドラマCDの収集なんてやっている。
中古屋に転がってることは少ないけど、あればお値打ちな掘り出し物であることは多い。
ちょっと地味な存在ではあるのだが、漫画やゲームに声を付けるという点でもっとも手軽な方法ということで、
実はそういうものがあったという作品はけっこうある。
ところで音楽CDは大きくシングルとアルバムに分けられるが、現在はどちらも12cmのCDを使っている。
昔はシングルでは8cmのCDを使っていたというが、今ではほとんどない。
今でもマキシシングルという言葉を見ることがあるが、12cmCDを使ったシングルCDって意味ね。
12cmのCDだと74分とか80分とか収録できるので、2,3曲収めるぐらいでは有り余ってしまう。
そこでかつては8cmCD(収録時間は20分程度)を使っていたのだろうが、8cmCDに対応しない再生機器も増えてきた。
別に小さくしたところでさほどメリットはないということで、8cmCDは廃れ、12cmCDに集約されたということだろう。
この余った時間をどうやって活用するか。よくあるのはボーカルなしのバージョンを収録するということ。
ところが、アニメ・ゲーム・漫画関係のCDではここにドラマを収めるということも行われている。
極端なものだと、音楽2曲+ドラマ50分というほとんどドラマCDみたいなものもある。
ここまでドラマの収録時間の長いものは珍しいが、20分ぐらいのドラマが収録されたマキシシングルはけっこう覚えがあって、
ドラマもあるしなぁと買ったCDは数多い。
歌手のCDであればあまりない取り合わせのような気はする。
ラジオのCDという名目で、ラジオの主題歌のCDにしゃべりを付けたという例は見たことがあるけど。
アニメ・ゲーム・漫画でキャラクタの声を載せる手段として、音楽CDにも期待しているということの表れだろう。
製作費的にはどうなんだろうね? 音楽をつくるついでで済むようなことなのかどうなのかということだが。
純然たるドラマCDにしても、音楽CDに付随するドラマにしても、ニッチな存在かなとは思うのだけどね。
というのもアニメーションになってしまえばそっちの方が注目されるし。
ただ、絵を付けるよりは製作費安そうだし、そういうところで重宝されることもあると。
それは確かなんじゃないかなと、最近発見した掘り出し物を聞きながら思っている。