共済掛金には内訳がある

年末調整の書類が配布されたので、生命保険料控除の金額を書いて提出しないとならん。

というわけで、全国生協連から届いていた共済掛金払込証明書を見ながら書いた。

そして裏面に証明書を貼って完成と。


現在の生命保険料控除は 一般の生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料の3種類に分かれている。

所得税ではそれぞれ2万円まで全て所得控除、2万円~4万円は半分所得控除、4万円~8万円は1/4所得控除となり、

それぞれの区分ごとに最大4万円の所得控除が受けられる。

住民税は12000円まで全て所得控除、12000円~32000円は1/2所得控除、32000円~56000円までは1/4所得控除、

と全体的に上限が低めに設定されている。


一般の生命保険料は生死に関わる保険の保険料、介護医療保険料は入院・通院などに関わる保険の保険料があてはまる。

実際の保険というのは生死に関わる保障だけでなく、入院時などの保障もあるので、これを分別して考える必要がある。

なので生命保険料控除用の証明書では区分ごとに分類した金額が書かれている。

保険料を払っているときにこの区別を意識することはないと思うが、内部的には内訳があるらしい。


僕が受け取った共済掛金払込証明書にはこう書かれていた。

一般の生命保険料(新保険料等) 494円

介護医療保険料 11586円

控除対象外(損害保険料)の金額 2049円

僕が加入しているのは 入院保障2型 という入院保障に重きをおいた共済なので、多くは介護医療保険料に該当する。

死亡時に支払われる共済金は 10万円しかないからね。それに対応する共済掛金は年494円だったと。まぁそんなもんかね。

ただ、残りが全て介護医療保険料に該当するのかというと、そうではなく損害保険料の部分も含まれているよう。

事故による入院・通院に対する保障は損害保険料に該当って話なのかな?


どちらの区分も12000円を切っているので、所得税・住民税とも全額控除になる。

住民税の税率は10%、所得税の税率は微妙なラインだがとりあえず5%かな。

あわせて15%分の税金が軽減されるとすると、1800円ほどか。

もともとの掛金が安いので絶対額はさほど大きくないが、割合で見ると大きな恩恵を受けられる。

月々の共済掛金が2000円で、そのうち4割ほどが割戻金で戻ってきて、月あたり150円程度の税金が軽減されていると。

総じて月々の負担は1000円ほど、いかに手軽な金額かという話だ。


ところでこの書類を書くときに自分の名前を4回も書く必要があった。

なぜかというと、保険の契約者と保険金の受取人の名前、どちらも自分の名前を書く必要があって、

それを2区分どちらにも記入する必要があったからだ。

名前のスタンプを用意しておけば楽できたのだが、そんなのもうもってないからな。

家族何人かの保険料を列挙して書くのに比べたら大したことないんだろうけどさ。