ポストを見るとクリスマスカードが届いていた。
クリスマスイブにクリスマスカードとはえらいギリギリだな。
まぁクリスマスカードを飾っておいておくような習慣もないのだけど。
年賀状は新年の挨拶だから新年になってから届かないと困る。
新年に今年もよろしくと直接挨拶に行けるならそれでいいけど、それができないから代わりに手紙を送る。
その手紙は新年になってから出してもいいけど、年内に出しても1月1日の消印で新年になってから配達されるなら都合がよい。
というのが年賀特別郵便の制度ですね。(12月28日までに出さないと)
逆にクリスマスカードはクリスマスまでに届かないと困るというものである。
それぞれ理屈はあるのだが、クリスマスカードというのがいかなるものか知らないとピンとこないかもしれない。
クリスマスカードの典型的な文面として、”Merry Cristmas”だよな。
宗教色が薄いものとしては”Happy Holiday”とかいうのもあるが。
いずれにしてもクリスマスというイベントを一緒に祝うという趣旨で送っているものなので、
クリスマスにはすでに届いている必要があるわけだ。
ついでに新年のお祝いも一緒に書いて送ることも多いが、これもよい新年が迎えられるようにという趣旨だろう。
いずれにしても先に届くことが重要ということになる。
ということは、クリスマスを祝うパーティーにクリスマスカードで参加するようなものだと言うことができる。
そこでクリスマスカードを飾るという習慣が出てきているのだと思う。
クリスマスの飾りは12月あたりから出して、クリスマスを過ぎてしばらくしたらしまうということだが、
届いたクリスマスカードは順次飾り、新年を迎えるあたりまで置いておくものだそうで。
クリスマスから新年にかけての賑やかしということだね。
冬の時期に大量に交わされる手紙という点では共通しているが、その位置づけは少しずつ違う。
けどやっぱり新年を祝う趣旨は概ね共通している。そのタイミングがいつかというところに決定的な差があるが。
あとはヨーロッパなどでグリーティングカードは封筒に入れて送るけど、日本で年賀状はほぼハガキというのは郵便制度の差か。
日本ではよっぽど凝ったカードを送らない限りはハガキにするかなぁ。料金差も大きいし。
けど封筒に入れる前提だからこそできる形状のグリーティングカードってのはあるからね。そういうのはクリスマスには似合う。
別に年賀状を封筒に入れて送ってもいいんだけどさ。けどそれなら便箋を封筒に入れてってなりそうだなぁ。
ハガキが安いからカード状にしているのであって、カードを送りたくてハガキにしているわけではない。偶然似ているだけだ。