嵯峨野トロッコ列車の牽引車のため

明日帰るわけだが、どうも出発しても雨、到着しても雨らしくげんなり。

なんというか今回の旅行は天気にはあまり恵まれなかった気がするな。

飛鳥に行くときに雨が降らなかったのはよかったけど。


さて、前に嵯峨野トロッコ列車の車両置き換えについて発表されていた。

改造用の貨車がJR西日本の車両工場に運び込まれていて、これを改造するのだろうと。

そして、これにハイブリッド式の牽引車を付けて走るという話は言われていた。

さて、ハイブリッド式の牽引車とは一体どういうものなのか。いろいろ憶測を呼んだが、答えはこうだった。

新型事業用車およびバラスト散布車の導入について (pdf) (JR西日本)

いかにも機関車っぽい見た目である。この車両は砕石輸送や車両回送にも使われるが、「嵯峨野観光鉄道(株)の予備機として使用します」ともある。

現在もそうなのだが、梅小路にいる1機のディーゼル機関車が嵯峨野トロッコ列車用の塗装がされている。

嵯峨野観光鉄道は専用車を1機持っているが、使えないときは梅小路からJR所有の機関車を持って行っている。

これと同様の体制をとるとみられ、嵯峨野観光鉄道は同型機を1機、トロッコ列車専用機として買うということである。


このデザイン、オリジナルデザインの方はいかにも古風な機関車という感じだが、

先頭部の形を嵯峨野トロッコ列車に合わせてあるんですね。

トロッコ列車は片側に牽引車を付けて、牽引車が先頭になるときは牽引車に運転士が乗り込むが、

折り返すときは牽引車の付替をせずに、トロッコの客車先頭に設けられた運転席から操縦を行う。

ヨーロッパでは機関車牽引だが客車から操縦できるようにした列車というのがけっこうあるそうで、

客車と一体にして見栄えする機関車というのを目指したんじゃないかという指摘があった。


JR西日本と言えば除雪用機関車を置き換えるための事業用ディーゼルカーを作っている。

これも元になった機関車と似たようなデザインで古風だなと言われたものである。

これも牽引車に利用できる可能性は言われていたが、あくまでも除雪車である。

より牽引に適していて、環境への配慮の行き届いた車両を作る必要があり、

この除雪用ディーゼルカーのリピートオーダーではなく、新たな車両を作ることにしたんでしょうね。

あわせてJR西日本が保有する他の機関車も置き換えてしまおうということになったようである。


これでJR旅客各社のうち、新規に機関車を買ったJR九州以外が機関車廃止の目処が立った。

JR旅客各社が機関車を保有する目的としては、客車列車の運行、砕石・レール輸送といった工事目的、車両回送、雪国では除雪というのがある。

客車列車は定期列車ではないが、SLの保存目的で運行されるものと、団体列車(クルーズトレイン)の「ななつ星in九州」がある。

JR九州がJR貨物と同仕様の機関車を買ったのは、この目的での利用がまとまって見込まれるからだろうね。工事にも使いますが。

JR東日本は砕石輸送や車両回送用の事業用車をSL列車の回送や補助のため使用している。

見た目がよくないっていう話は言われているが。

JR西日本はSLもあるが、子会社の運行する 嵯峨野トロッコ列車 のこともあるのでそれを念頭に購入した形である。

工事目的ではJR東海が早い段階で専用のディーゼルカーに置き換えている。

JR東日本も似たような考えで、そのための車両をSL用にも使っている形で起点がそちらにある。

JR西日本は今回、嵯峨野トロッコ列車の牽引車と同仕様の車両を砕石輸送用に使えるようにしたと。

除雪についてはJR東日本は車籍のない除雪用機械をこまめに配置することで対応している。

JR北海道も同じような考えだったが、一部は除雪車として保安装置を持たせている。

JR西日本はいかにも機関車みたいな除雪車を作っている。


こうして見るとなんかJR西日本ってやたら古風だなと思いますけどね。

新型検測車(DEC741形)も、昔からの事業用車の塗り分けということで青と黄色に塗っている。

中身は現代的なんですけどね。

嵯峨野トロッコ列車の牽引車はいろいろ憶測があって、除雪用車をベースにしたものではないかとか、

客車タイプのディーゼルカーで引くとか、JR貨物と同仕様の機関車を買うとか、

いろいろ言われてたが、奇をてらったことはせずに、綺麗に収まるようにしてきた感じですね。