万博ロスの大阪を顔パスで行く

大阪に出かけるにあたってどこに行こうかなと考えたわけだが、コスモタワーに行くかと。

そしたら平日だけどエンジョイエコカードを買ってもいいかもなと。

エンジョイエコカードは休日だと620円なのでよく買うが、平日だと820円で各種割引もあるしと。

で、調べていたらe METROアプリで登録すると顔認証改札が使えるとある。

面白そうなので手間はかかったが登録して、1日乗車券(エンジョイエコカードとは言わないらしい)を買う。

ちなみにこの1日乗車券は夢洲駅で乗降できない制限がある。一方で大阪シティバスの一般路線でも利用できる。

夢洲駅で乗降できるのは26時間券と48時間券で、こちらは地下鉄全線でバスは使えない。


というわけで鶴橋で近鉄を降りて、千日前線の改札へ。青く光って鎮座している顔認証改札をくぐるとちゃんと通れた。

おー、これは楽チン。ほとんどの改札口にはあるが、稀にないところもある。

それがコスモスクエア駅の西改札、その場合はQRコードを改札機に見せて通ることになる。

そういえば自動改札機にQRコード見せて通るのは初めてのような気がする。

ATCに寄り道しつつ、やってきたのは「大阪府咲洲庁舎」である。今の建物名はこれか。

このビルはもともと「大阪ワールドトレードセンタービルディング」という名前で、

WTCタワーとか、WTCコスモタワーとか呼ばれていた。しかしオフィスビルとしては経営不振に陥った。

このため大阪市のオフィスを多く入居させて買い支えていたが、賃料が高いと問題になる。

そんな中、大手前の大阪府庁も老朽化が進んでいるため、WTCへの府庁移転という話が出てきた。

しかし府庁移転議案は議会で否決され、府庁の移転はならなかった。

とはいえ、実態的な府庁移転は進み、このビルは大阪府が購入、以後「大阪府咲洲庁舎」という建物名になっている。

議会以外のほとんどの部門は咲洲勤務になってるみたいですね。


大阪府所有にはなったものの、従来からのレストランや展望台の体制は変わっておらず、役所の展望台としては珍しくも有料である。

しかも案外高くて1200円である。昔は700円ぐらいだった覚えがあるんだけど。

ただ、コスモタワーは高さ256m、その最上階からの眺めを楽しめるという点ではなかなかである。

今でこそあべのハルカスの ハルカス300 があるが、それ以前は大阪では最も高い展望台だった。

エンジョイエコカードなど呈示すると100円引きになるが、その場合、現金でしか払えない謎の制約がある。

ともあれ払うとエレベータで上がるが、いきなり展望フロアではなく、エスカレータを乗り継いで到着となる。

この展望台のよいところは海の大阪が楽しめるということである。双眼鏡を持って見ていると、明石海峡大橋や関西空港も案外近く思える。

あべのハルカスは四天王寺・大阪城など歴史ある眺めが楽しめるので、ここは使い分けである。

それでまさに今、海の大阪で見るべきものといえば、それは夢洲の万博会場跡地である。

リングもパビリオンもまだ残っているので、万博ロスということか夢洲を眺めるために来る人が多いようだった。

USJの方向、少し遠くを眺めてみるとなんか見覚えのある形の建物が見える。太陽の塔である。

双眼鏡で見るとよく見えるんですね。横をよく見てみると巨大観覧車、OSAKA WHEELもある。


展望台からの帰りは一般のエレベータを使うことになっていて、府庁勤めの人が昼食に行くのかたくさん乗り込んできた。

ATCもそうだけど、もはやこのあたり官庁街ですよね。

移動してから食べるかということで、またコスモスクエア駅まで歩いて来た。

ニュートラムに乗ることも考えたが、停電で運休なので。都心なら歩いてコスモスクエア駅まで行って中央線が一番早いですからね。

そんなこんなでたどり着いたのは あべのハルカス である。レストランで昼食を食べようと。

御堂筋線東改札を出て、solahaと書いた入口から入るが、もう専門店ゾーンはsolahaって書かなくなったんですね。

日本一の売り場面積の百貨店の商売の形の1つとして専門店ゾーンsolahaを考えたわけだが、縮小を続けていった。

かつてsolahaだったところは、通常の百貨店フロアと大型専門店(無印良品・エディオン・ロフトなど)になっている。

レストランで食べた後、2階を通りがかるとEXPO2025オフィシャルショップがあり賑わっている。

売場自体は賑わってるなぁぐらいの印象だが、振り向くと「お勘定場」の行列がすさまじいことに。

レジの数は多く、夢洲の会場内のKINTETSUショップを思い出した。それでもこの混雑なのかと。


ところかわって梅田、グラングリーン大阪へやってきた。

なんとなくさまよってたらたどり着いたという感じだが、JRうめきた中央口のグランフロント側の反対につながってるんですね。

中を歩いているとすごく複雑なビルだが、オフィス階との兼ね合いのようだ。

地下にあるタイムアウトマーケット、ようはフードコートだが、ここで一服していた。

ふと思ったのだが、ここ最近、梅田には地下のフードコートやファストフード的なゾーンが増えた気がする。

グランフロント大阪のUMEKITA CELLAR、KITTE大阪の うめよこ もそうだし、

LUCUAとかLINKS UMEDAもそうだし、歴史は古いが阪神百貨店のスナックパークも引っ越している。

働く人が増えて、昼休みや仕事終わりに気軽に行ける店が欲しいということなのかな。


さて、コスモタワー展望台を出るとき、当日なら再入場できますよとみて、

夜景をやたらと推していたなと、日が落ちる頃にまたコスモスクエアへ向かうことに。

1日乗車券があるからこそである。2回入ればなおさら割安である。

夜の景色はそれはそれでよいが、昼に見てないと何が何だかという感じ。

大阪市街を見て思うのはギラギラしている建物はそう多くないと言うこと。

通天閣が目立つが、あとは案外控えめ。位置関係もあるのか無駄な光を放たないビルが増えているのか。

このあたりも都心立地のあべのハルカスだと印象はかなり違うだろう。

天保山の観覧車は派手だが、ほぼ同じ方角にはこれも光を放つOSAKA WHEELが見える。

でもやはり来場者の多くの目当ては夢洲ですね。作業のためかライトアップされたリングを見ているひとが多いようだった。

でもそれよりはるかに明るいのはIRの工事現場である。


大阪では万博ロスを随所に感じた。万博の名残を惜しむ人の多いことよ。

万博期間中には大阪・関西の他エリアの客入りが減ったという話もある。

万博を経て、違った賑わいがまた始まることになる。今日もたくさん見たが外国人観光客も多く来るのだろう。

その転換点の1つにIRというのがあるので、やはり待ち遠しいですね。まだ姿はさっぱりですが。