将来のバイクのナンバープレート

昔、こんなことを書いた。

二輪の軽自動車も分類番号が1桁なので枯渇に弱そうに見えるが……(略)

他の数字が新規に使われることはないので「4」など使うのは問題ないだろうし、

小板には2桁の分類番号も書けるので、それでも不足すれば「1□」など使うのかも。

(少し異質なバイクのナンバープレート)

これ、バイクへの希望ナンバー制導入で現実のものになるらしい。

二輪車のナンバープレートの様式見直し及び 希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ第四回 (国土交通省)


四輪のナンバープレートは 地名+分類番号(3桁)+記号(1字)+車両番号(4桁) で構成されている。

昔は分類番号が2桁で、今もそんな車はわずかに存在する。1桁はさすがに見ないか。

一方で二輪(排気量125cc超)のナンバープレートは250ccを境に大きく異なる。

250cc以下の二輪の軽自動車は昔の軽自動車のナンバープレートの形式そのもので、

地名+分類番号(1桁)+記号(1字)+車両番号(4桁)で構成されている。

分類番号の桁数を除いては四輪と同じ構成になっているが、

小板に納めるため上段に「2 多摩 に」のように並べるという配置の差はある。


一方の250cc超の二輪の小型自動車だが、こちらは分類番号がない。

地名+記号+車両番号 ということで、地名と4桁の数字以外には ひらがな しかなかった。

これでは枯渇してしまうというので、地名と記号の間に C,L,V のアルファベットを入れられるようにした。

「多摩C ほ」とか「足立L あ」のように並ぶ。(Lを使っているのは足立のみ)

なお、このアルファベット部分まで含めて記号という位置づけである。


希望ナンバー導入には車両番号以外の部分のバリエーションを増やす必要がある。

四輪では分類番号の3桁化(1998年)により希望ナンバー制を導入している。

二輪の軽自動車のナンバープレートについては分類番号での工夫が容易に想像できる。

冒頭に書いたとおりで現在使っている1, 2以外の1桁の数字を使ったり、2桁にしたり。

実際、国土交通省での検討でも1,2に加えて 4,5,7 と1,2,4,5,7から始まる2桁の数字を使う案が書かれている。


ちなみに一部の四輪の軽自動車では小板で分類番号2桁のナンバープレートが発行されているが、

「8 8 多摩 あ」のように2桁の数字の間にネジ穴が開く形になっている。

ただ、このような形を二輪車に適用するのは不都合があって、

それは自賠責のシールを貼る場所がなくなってしまうからである。

(四輪の軽自動車は小板が付いている車でも検査対象である)

このためナンバープレートの新様式案では2桁の数字はコンパクトにまとめられている。


話は戻って、二輪の小型自動車のナンバープレートの拡張案だが、

記号の前に入れられる C,L,V のアルファベットの数を増やして、

なおかつその後ろに数字を入れられるようにするという案が書かれている。

そもそもなんでC,L,Vだったのかという話だが、駐留軍関係でアルファベットの記号が使われることがあり、

このためのアルファベットは A,B,E,H,K,M,T,Y となっている。

これらと被らないというのでC,L,Vを選んだようだ。

とはいえ、これ以外にも空きがあることは確かで D,F,G,J,N,P,Q,R,W,X も使用可能と書かれている。

(D, Qあたりは数字の0と紛らわしい気もするが、今後詳細な検討がなされるのだろう)

これらのアルファベット+数字1桁というので「横浜C6 む」というような例が書かれている。

C6の部分も記号に含まれるので「C6む」というような形で登録されるということか。禍々しいな。


気になるのは二輪の軽自動車の分類番号拡張である。

1桁の分類番号として4,5,7を追加するのは特に問題はないと思う。

問題は2桁で「品川 11 あ 11-11」のようなナンバープレートはおそらく過去に存在したことがある。

なぜかというと四輪の分類番号が2桁だった時代に1□はトラック(普通貨物)を表していたからである。

2□はバス(普通乗合)、4□は小型貨物、5□, 7□は小型乗用である。


このあたりはどう考えているのかというのは気になるところである。

四輪との重複を考えれば 5□,7□なんていうのは全然使えないわけだが。

ただ、このあたりの重複は考えない方針なのかなと思ったところはあり、

一部で小板で発行される四輪の軽自動車(分類番号33, 66, 88, 00)は、

2桁時代の他の自動車のナンバープレートと重複しているように見える。

それでも問題ないのかもしれない。発行数が少なくて顕在化していないだけかもしれないけど。


当面は現状と大きく変わらない形で使用できる数字・文字を増やす対応であろう。

例えば二輪の軽自動車ならば1,2を希望ナンバー以外で使い、4,5,7を希望ナンバーで使うなど。

その後で希望ナンバー以外で10…を使い、希望ナンバーで20…を使うと。

二輪の小型自動車も当初はアルファベット1字で済む範囲で行くのではないか。

二輪の軽自動車については四輪の2桁分類番号との重複に気になる点はあるが、

それらが本格的に使われるようになるのは先の話であろうと。

その頃には2桁分類番号の車は今よりさらに減ってるんじゃないかと思う。


それにしてもなんで二輪の小型自動車のナンバープレートはこんな形になってるんだろう?

四輪のナンバープレートは 地名(東京府は省略)+数字3~4桁という時代を経て、

現在に近い 地名1字(東京都は当初省略)+分類番号1桁+記号+車両番号4桁になった。

軽自動車はこれの分類番号抜きの時代を経て、1桁の分類番号が導入された。

二輪の小型自動車のナンバープレートは分類番号導入前の軽自動車と構成が似ているが、

写真で見る限りではだいぶ違ったデザインで、関係性は不明である。謎ですね。