新しい郵便料金に連動しないもの

だいぶ前だけど、10月からの新しい郵便料金が発表されていた。

2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります (日本郵便)

定形郵便(50g以下)が110円(現在84~94円)、はがきが85円(現在63円)となるのは話題になっていたが。


それ以外の区分だと定形外が50g以下140円(現在120円)、100g以下180円(140円)など。

このあたりまでで値上げ幅が大きいのは はがき(+31%)と定形外50g超100g以下(+29%)あたりか。

けっこう使用頻度が高いところが上がるなという印象はある。

特殊取扱は書留は従来通り、速達が値上がりして速達は250g以下300円(現在260円)となる。

速達といえば2021年に土曜の普通郵便などの配達を休止したときに少し値下げされた。

250g以下では290円→260円になったが、逆戻りという感じである。


基本的なところは上記の通りだが、気になったのがレターパックである。

レターパックも第一種郵便物(封書)の一種であり、改定対象となる。

従来370円のレターパックライトは430円、520円のレターパックプラスは600円となる。

いずれも値上げ幅は15%程度なので他の定形外郵便よりはマイルドな印象。

土日祝日の配達もあることや追跡できることを考えればメリットは大きい。


レターパックライトの前身のレターパック350が出た当時、

ポスパケット(現:ゆうパケット)の料金を400円→350円と下げている。

これ以前のポスパケットは定価ではなかなかメリットが感じにくいと言われていた。

ゆうパケットへのリニューアル時に厚さ別料金の導入など、定価でも利用しやすくなった。

ゆうパケットは厚さ別、ゆうメールは重さ別の料金設定だが、

現在は最大の寸法・重量は揃えられていることもあり、ゆうパケット(3cm厚)とゆうメール(1kg)はともに360円に揃えられている。

消費税率変更時の丸めの都合でレターパックライトは370円となったが、

この3つのサービスは必然的にほぼ同じ価格に揃えられていたのである。


となれば、ゆうパケット・ゆうメールの定価も変わるのでは?

と思ったのだがQ&Aでこれは否定されている。

レターパックライトは430円、ゆうパケット(3cm厚)は360円と差が付く。

全体的にはレターパックライトの方が高機能であることは確かで、

郵便であるので信書を送れること、重量制限が郵便法の規定いっぱいの4kgであること、

必要によって航空輸送が利用されることなどはレターパックの強みである。

なのでこの価格差は相応の物とは言える。


あと意外だったのは郵便書簡(ミニレター)の扱いである。

元々封書と同額だったのが、いつの間にか はがきと同額になってしまっていたというもので、

これらの経緯を考えれば封書と同じ値段になっても不思議はないと以前書いた。

ただ、実際には はがき の新料金と同じ85円への改定となるようだ。

それどころか注釈にこんな記載がある。

厚さの制限(1 ㎝)を設けた上で、その範囲内であれば、郵便書簡に封入できる物の制限を撤廃するための約款変更認可申請を行っています。

どういうことなんだろ?

調べてみると内国郵便約款にはこういう規定があるんですね。

3 郵便書簡は、次に掲げる場合を除き、これに他の物を封入し、その外部に他の物を添付して差し出すことはできません。

(1) 全体の重量が25グラムを超えない範囲内において、写真、紙片等で薄い物を封入する場合

(2) 全体の重量が25グラムを超えない範囲内において、その外部に薄い紙又はこれに類する物を容易にはがれないよう全面を密着させて添付する場合(料金支払のための郵便切手以外の郵便切手(記念のため通信日付印の押印を受けたものを除きます。)又はこれに類する物は裏面に添付する場合に限ります。)

「写真、紙片等」という規定を変更するという意味なのかな。

ちなみにこの規定に違反した場合は定形外郵便として扱われることになっている。

一般的には25gを超過した場合に適用されると考えられている。

実態としてはあまり意味のない変更なのかもしれない。

でも、85円なら比較的安いな。63円に20円+2円と貼り足さないといけないが。