週末に知っていろいろ考えてたんだけど……
クレジットカード積立上限額10万円への引き上げに伴う設定可能日・ポイント付与率について (SBI証券)
クレジットカードでの積立投資信託が月10万円上限になるという。
これは法令の改正に基づくもので、他の証券会社でも同様だと思う。
10万円というのはNISAのつみたて投資枠(年120万円)を意識しているのだろう。
じゃあ月10万円をクレジットカードで積み立てるべきかというと、そう単純な話ではないと思う。
確かにクレジットカードで積み立てるとポイントが付くのはメリット。
でも、毎月10万円も捻出するのはなかなか困難である。
毎月5万円でもなかなかで、ちょっと背伸びして届く程度という感じ。
もし、月10万円の積立ができるとすれば、貯金などを取り崩して……
というのならば、積立というのはよい選択肢ではないかもしれない。
それならば、後に積立する予定の貯金を早く投資に回した方がよい。
確かに株価の上下はあるし、継続的に定額の買付をすることで、
安いときに多く買い、高いときに少なく買い、平均的な取得単価を下げる効果は見込める。
また、定期的に投資を続けるというのは、継続しやすい仕組みでもある。
ただ、やっぱり保有期間が長いというのは効くんですよね。
まとまった資金が投資に回せるなら、早いこと投資した方が得るものは大きい。
で、それがNISA投資枠にも言えるんですよ。
早くNISA投資枠を使えば、その分長く非課税の恩恵を受けられるのだから。
で、そういえば1月にこんなことやってたよなと。
一方でSBI証券では年1~2回のボーナス月に増額して買い付けることが出来る。
毎月100円の積立に、ボーナス月を1月として598800円増額というのは設定可能なようだ。
つみたて投資枠は投資信託の積立買付でなければならない。
しかしボーナスで増額することは可能である。それで1月早々60万円弱を埋めたと。
つみたて投資枠120万円中60万円はクレジットカードで積立するから、残り60万円を早々埋めようと。
でも、資金さえ目処が立てば120万円埋めるのは早い方がよい。
さて、クレジットカードでの積立について貯金があれば早く投資に回した方がよいと書いた。
ただ、クレジットカードでの投資にもメリットはある。
1つはポイントが付与されることで、僕の場合、オリコカードで0.5%である。
もう1つ、口座引落のタイミングが買付のおよそ1ヶ月後であること。
5月1日に買付する資金が5月27日に引き落とされる。そういう仕組みである。
ということはクレジットカードでの投資は1ヶ月弱、投資期間を長く取れる。
そうはいっても買付日・引落日を自由に選べないので、思ったような効果になってるかはわからないけど。
例えば、5月27日に30万円の資金が用意できた場合、
一括で投資する場合は5月27日に30万円買付することができる。
クレジットカードで毎月10万円投資する場合、
5月1日・6月1日・7月1日にそれぞれ10万円の投資を行えば、
5月27日・6月27日・7月27日にそれぞれ10万円引き落とされる。
この場合、5月1日分は一括で投資する場合よりおよそ1ヶ月先回りできる。
6月1日分は一括で買う場合とほぼ同時期なので互角と言えそう。
7月1日分は1ヶ月遅れるが、年3%のリターンを仮定すると1ヶ月で0.25%である。
クレジットカードのポイントが0.5%だから、ポイントのリターンの方が大きそう。
3ヶ月程度までなら資金をクレジットカード積立のために分散させるのはアリかもしれない。
そんなこんなの事情を考えてこんな作戦を考えた。
1月にボーナス月の増額でつみたて投資枠を約60万円埋めた。
クレジットカードでの積立買付が確定しているのは4月1日買付分までで、
ここまででつみたて投資枠を4ヶ月×5万円=20万円が埋まることとなる。
残りのつみたて投資枠はおよそ40万円である。
賞与の支給時期を考慮して、5~7月にクレジットカードで99000円積み立てる。これで30万円弱となる。
で、現在手元に投資に回したい資金があるので、
その一部を4月にボーナス月増額で約10万円をつみたて投資枠で投資する。
これで7月1日にはつみたて投資枠の年120万円がほぼ埋まる形となる。
従来は12月までかけて120万円埋めるつもりだったが、前倒しとなり非課税の恩恵を受ける期間が少し長くなる。
8月以降は課税口座で、例えば月5万円など積立を継続することを考えている。
クレジットカードでの積立は継続的な投資にとっては有益である。
でも、それはNISAである必要は必ずしもない。
最近の実績から5万円ならば継続的に投資に回せるだろうと見ている。
それでまた賞与の前後でクレジットカード積立を増額など、
投資を無理に先送りせずに済む範囲でクレジットカード投資を活用できればよいのではないか。
ところでクレジットカード積立の上限拡大について、
調べてみると選択肢が増えたと歓迎する人ばかりでもなかった
というのもこれに合わせて三井住友カードではポイント付与率について、
積立以外のクレジットカード利用額という要素を加えたためである。
一般的なカードであれば年10万円以上の利用で0.5%、それ未満は0%、
これも困る人はいるかもしれないが、普通に使っている人なら大丈夫。
ゴールドカードの類は元々は無条件で1.0%付与だったのが、
年100万円以上の利用で1.0%、10万円以上で0.75%、それ未満は0%、
これは年100万円以上の利用で年会費無料や特別ポイントの付与もあるので、
総合的に見ればこれもそんなに悪くない。0.75%でも今より少し悪くなる程度。
問題はプラチナカード、とりわけ「プラチナプリファード」である。
これ、なんと元々無条件で5%付与されていたのだという。
明らかにおかしいのだが、その代わり年会費33000円と高額である.
説明を見ると「ポイント還元率特化型のプラチナカード」って書いてあるね。
で、これが積立以外で年300万円未満で1%、300~500万円で2%、500万円以上で3%と、
これは大方は最低限の1%になり、従来の1/5の付与率になる。
いずれのカードも経過措置で今年10月までは従来通りの付与率が維持される。
年会費が高いのでこの間に解約含めて考え直さないといけないなという声がちらほら。
これは三井住友カードに限った話で、オリコカードには関係なさそう。
というかどうもオリコだと積立分もショッピング利用額に積算され、
それを基準にして年会費の優遇も決まるっぽいんだよね。
まだ未確認ですけどね。でも表示上はそう見えている。
他にこれといった使い道のないカードなので、積立だけで実績稼げるのはありがたいんですよね。
(なんでそんなカード持ってるのかというと家賃保証と関係があるのだ)