新NISAの投資枠を埋める方法

SBI証券でオリコカードでの積立をしているが、

来年からのNISAの制度変更に向けて、設定変更を行った。

オリコカード経由の積立

なぜこのタイミングで行うかというと、クレジットカードでの積立は、前月10日に締め切りだから。

12月10日までに設定変更しないと、来年1月は意図しない買われ方をしてしまう。

もっとも つみたてNISA→つみたて投資枠 は自動的に移行されるので設定変更不要なケースもある。

今回は限度額引き上げに伴って月33333円→50000円と変更したものである。


月5万円というのはクレジットカードでの積立の限度であり、

つみたて投資枠自体は年120万円、月平均10万円が上限である。

正直なところをいうと月5万円というのも過大という感はあるが、

オリコ側の特典があることと、年で均せば対応可能というので上限にしてある。

これでもつみたて投資枠は年60万円余るのである。


そこで現在、課税口座で持っているETFを売却してNISAに乗り換えることを考えた。

NISAに乗り換えればそれ以降の利益は非課税となる。

それが総合的に見てお得かというと株価次第という面はあるのだが、

少なくとも分配金(配当金)が非課税になるメリットはあるはずだ。

というので期待値としては早く乗り換えるほどメリットがあるとなる。

で、この乗換には つみたて投資枠の残りも成長投資枠240万円も使える。

すなわち計300万円をNISAに乗り換えることが可能という計算である。

なお、現時点では成長投資枠で現物株への投資予定はない。


つみたて投資枠は投資できる商品が限定されているのもさることながら、

つみたて投資枠では積立による定期・継続的な買付しかできません。
つみたて投資枠でのお取引は積立契約に基づく定期かつ継続的な方法による買付に限られます。

という制約があり、投資信託の積立買付でなければならない。

いままでのつみたてNISAもそうだったのだが。

一方でSBI証券では年1~2回のボーナス月に増額して買い付けることが出来る。

毎月100円の積立に、ボーナス月を1月として598800円増額というのは設定可能なようだ。

これとは別に成長投資枠で240万円買えば、早々300万円近くをNISAに移し替えることができそう。


なお、クレジットカードについては12月10日までに設定する必要があったが、

一般の積立は1ヶ月前からの設定なので来月にならないと設定できない。

なんなら年明けてからの設定でもよい。

今はシステム上、2023年までの一般NISA・つみたてNISAと、来年からの新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠、そして当然、課税口座と。

あれこれあって複雑になっている。


先ほども書いたようにそもそも月5万円、年60万円でも相当な投資額である。

新NISAを使い切ろうという考えは持たない方がよいかもしれない。

ただ、長期保有する前提であれば、投資枠を早く埋める方が非課税のメリットが多いということもまた事実である。

そこら辺を考えた上でこういう作戦もありますよという一例ですね。