横浜市(鶴見区)・川崎市(川崎区)の臨港地帯を走る鶴見線、
自動券売機と鶴見駅の乗換改札を撤去した話を書いたことがあるが、新車が入るという。
鶴見線の新型車両に違和感 「車体幅が狭い」ワケは? 実はけっこう独自仕様 JR東日本に聞く (乗りものニュース)
最近の通勤電車では車体の裾は絞ってそれ以外を広げた拡幅車体が一般的で、
これが混雑率の緩和にも寄与しているとされている。
しかし、鶴見線の新車はこれを採用しないという点で特異だという。
これは鶴見線の設備上の制約とされている。何か障害物があるということか。
とはいえ、この特別仕様の新車が入ることで、鶴見線と南武支線の車両の老朽化対策は一応目処が付く。
南武支線はすでに新潟で以前使われてきたE127系が2両2編成到着している。
中古なので「新がたの電車」とかネタにされていたが、
このE127系は新潟・長野県内で2両編成で走れる電車として作られた。
北陸新幹線の開通に伴い、信越本線(長野~直江津)が移管されることになった。
このとき妙高高原~直江津を継承する えちごトキメキ鉄道 がE127系を取得することなり、
JRはE129系を製造し、国鉄時代からの車両とE127系を代替することにした。
これで新潟県内のあらかたのE127系はえちごトキメキ鉄道に譲渡されたが、
2編成だけ中途半端にJRに残ってしまい、これが南武支線になってきたと。
なお、南武支線専用車は3編成あるが、普段は2編成で運行可能である。
点検時などの予備用に1編成は従来車が残るが、普段は走らないのでは。
鶴見線の新車導入、南武支線への車両転用により、両路線で走る205系はなくなるものとみられる。
(南武支線の予備車は当面残るが、鶴見線の3両編成から1両外せば対応可能なはず)
これらの車両はもともと山手線で走っていた車両である。
当時11両編成だった車両の中間車に運転台を取り付けて3両・2両編成にしている。
205系はJR東日本にとっては混雑路線に大量投入された車両である。
拡幅車体による混雑緩和を狙って当初の投入路線からは去って、改造された各地に散ったという。
ただ、それもそろそろ老朽化の問題があり代替が進んできたという。
東日本管内で残るのは鶴見線・南武支線、そして宮城県内を走る仙石線。
というわけで東日本管内で最後に残るのは仙石線になりそうだねと。
ちなみに205系はJR西日本でも走っている。
紆余曲折あり、現在はJR奈良線で各停用として使われている。
さらに老朽化した車両の代替を急ぐ中でこのような対応が取られてる。
いかにもその場しのぎみたいな見た目なんですけどね。
あとはJR東日本の中古車が富士急でも走っているそう。
仙石線の車両がどうなるかはわからないが、故障が多いという話も。
4両編成なので他路線からの転用の選択肢も比較的ありそうだが。
ただ、205系が片付いたら、次は209系の代替も考えないとならんのではと。
209系もまた混雑路線に大量投入され、混雑対策のため追い出された車両である。
千葉県内と川越・八高線に改造車が走っているが、どちらも部分的に代替されている。
でも全部なくすほどではないというのも実情なんかなぁ。
なお、中央快速線にも2編成いるが、これはグリーン車導入のための改造のためとされている。
改造中は一時的に走行できる編成数が減るので、それを補充していると。
全て改造が終われば役目は終わりになるとみられる。
本来は混雑路線にはふさわしくないが、一時的ということで許容したとみられる。
JR他社に比べれば比較的新しい車両の代替を進めている感じはあるが、
大量投入された車両を改造して作ったという難しさもあるのかもしれない。
205系は大都市圏の幹線から各地に散っていったが、
その代替となる車両は新車だったり、元々ローカル線用の車両だったりする。
205系はギリギリ転用が効く車両だったと言うことなんかね。
そんなこんなで205系も残る車両は少なくなってきた。
2017年まで大阪環状線を走っていたことで知られる103系も、
今や加古川線・播但線と筑肥線(筑前前原~西唐津)で細々走るのみ。
大都市圏から各地に散っていった車両だが、もう貴重な存在である。
103系なんて車両の都合が付けばすぐにでも廃車にしたいんだろうけど、
なかなか都合が付かず細々残っているのが実情のようだ。