KADOKAWAが「ニコニコカドカワ祭り」というキャンペーンで、
自社の出版物を購入した人向けに特典を付与するキャンペーンを行っている。
ニコニコカドカワ祭り2021 キャンペーン公式サイト (KADOKAWA)
電子書籍はBOOK☆WALKERで50%コイン還元(すでに終了済み)、まぁこういうのはわりとあるが。
独特なのが紙の出版物、書店で購入したレシートの画像を提出することで、
購入額の税抜価格の50%(実質的には合算額の100円未満は切り捨て)の図書カードNEXTネットギフトが付与される。
書店越しに自社の本が売れたことを確認出来れば、特典を付与するという珍しい試みである。
今のKADOKAWAはデジタルコンテンツの会社という側面が強いのはそうだけど、
そのルーツは角川書店などの出版社であり、現在も主要な事業である。
その本も通販というのはあるけど、なんやかんや言っても書店というチャネルは重要である。
あと、KADOKAWAの事業では映画もそうですね。これも映画館で上映されてこそである。
デジタルコンテンツといっても、リアル店舗によって涵養されてきたという思いはあるんだろう。
リアル書店を巻き込みつつ、KADOKAWAから直接特典を付与するというキャンペーンは、
書店に余計な手間を掛けさせずに、書店共々盛り立てていきたいという考えなんだろう。
レシートの画像を提出するというやり方自体はどうかと思うところもあるが、
書店に手間を掛けさせない方法としてはこれがよいだろうということか。
あと、特典の付与方法で、これもリアル書店に還流するようにと図書カードNEXTですね。
これも自社製品に限った商品券など発行できればいいわけですけど、
大半の書店に手間なく受け付けられるのは図書カードってことになるんですかね。
図書カードを使って買うと図書カードが戻ってくるとすれば、直接的な値引きにほぼ等しい。
それができるのは図書カードNEXTネットギフトだからこそ。
図書カードの現物を送る必要はなくURLさえ送れば良い。
とはいえ、図書カードNEXTネットギフトもよいことばかりではない。
交換対象として用意されているのが1000円・500円・100円の3種類だけで、
1390円分を1枚の図書カードにして出すとかそういうことはできないんですね。
1000円1枚、100円3枚とかそういう受取方をしないといけないと。
書店にもそれぞれ印刷して持参するなどしなければならず手間である。
で、実は失敗したんですよ。間違えて100円4枚受け取ってしまったと。
残り900円分を500円1枚、100円4枚とか、そんなんでは書店で使いにくくてたまらんと。
400円少々あれば参考になりそうな料理本を買えるんじゃないか。
(KADOKAWAは雑誌「レタスクラブ」を刊行しており、同誌の総集編がムックとして出ている)
というわけで書店に行き、100円4枚の図書カードとあと手持ちの図書カードで購入。
正直、図書カード5枚も読み取るのはめんどくさそうだった。
これが受理されると1000円1枚と100円1枚の図書カードで受け取れるはず。
図書カードNEXTネットギフトがあったからこそできるキャンペーンであり、
これ自体はとてもよいことだと思うのだが、実務的には難しいところがありますね。
QUOカードPayは複数合算して利用できるアプリを提供してたりしますけど。
こういうものがあるといいなとは思うが、なかなか簡単ではないですね。
図書カードNEXTはネットギフトだけでも合算させてくれよという気もしなくはないけど。
課題はありますけど、こういうことができること自体が画期的なんですよね。
KADOKAWAの本を意識することは、ライトノベルとか漫画を除けば少ないかも知れないが、
総合出版社であり、意外なものがあったりするので調べてみると面白いかもね。
図書カードなど使うにはいい機会でしたね。