先週、こんな話を書いて終わりましたが。
そういえば、小銭の取扱コスト削減といえば、前にとあるスーパーで気づいたことがあったけど、
それはこの話とはだいぶ違う話なのでまた改めて。
これ、万代というスーパーの「mandai pay」の話ですね。
夏休みに親元で厄介になったときに買い物に行ったのだが、そこで万代に行った。
万代に買い物に来てるのは意外だったのだが、時々行ってるみたいですね。
で、ここでの支払にmandai payという専用の電子マネーを使っているのだという。
特定日にチャージすると特典が付与されるというのもあるのだが、
mandai payを使わないと支払がめんどくさいという事情もあるようだ。
まず、mandai payのチャージは専用の機械が置かれている。
カードの裏面を上向けて入れるみたいだが、裏面に書かれたバーコードを読み取ってるのでは? とのこと。
あらかじめチャージしておいて、カードをレジ係に渡して精算する。
これで済むということが重要で、そもそも万代は現金以外での精算に対応していない。
万代も店によるのかもしれないが、この店はセミセルフレジが設置されている。
このため、mandai payを使わない場合は、レジでの登録後にセミセルフレジに回って現金精算する必要があるところ、
mandai payを使えば、セミセルフレジに回らずとも精算が完了するわけである。これがとてもありがたいわけだ。
なので、万代で買い物するという前提で言えば、mandai payは便利である。
最初に書いた話ですが、mandai payを利用して買い物する人は、チャージは紙幣で行い、つり銭を出す必要はない。
最近は小銭の取扱コストが増しているが、紙幣の預け入れで手数料を取る銀行はおそらくない。
このため万代はmandai payを運用することで、小銭の取扱コストを大きく削減できる。
さらに、売上金は現金で入ってくるので、資金繰りの面でも有利なはず。
その代わり、mandai payのシステムは自社専用なので、その運用コストは自社で持つ必要がある。
また、自社専用の電子マネーでも事業規模より自家型前払式支払手段としての規制を受ける。
第三者型前払式支払手段に比べれば条件はゆるやかだったはずだが。
小銭のやりとりがなくなるのはよいが、mandai payは店に現金を持参してチャージする必要はある。
WAONのような電子マネーも現金を持参してチャージする人は多いですけど、
一方でイオンカードでのクレジットチャージ、イオン銀行からの銀行チャージという手段もあり、
この場合は店に現金を持ってくる必要はないので、そうすればキャッシュレスでの買い物になる。
これに対して、現金チャージ以外の手段を持ち合わせていない mandai pay はキャッシュレスというには弱い。
現金チャージのみにすることでコストを低減し、資金繰りのメリットも得ようとしているのでしょうけど、
キャッシュレス化のメリットとして言われる、現金の手持ちがなくても買い物できるというメリットは得られにくいだろう。
(あらかじめ mandai pay に残高を積んでおけばよいが、使える店が限られ、払戻はできないので
小銭の取扱コストが増大する中で、キャッシュレス化が進むこともあるのではないかと言うが、
できるだけ紙幣だけでの収受を行うようにすれば、小銭特有の取扱コストを回避することはできる。
せいぜい、おつり用の千円札を両替してもらうのに手数料がかかるぐらいかな。
現金を取り扱う以上、盗難・警備といったコストはかかるのだが、それはもともとかかっていたものですから。
紙幣のみの現金取扱コストというのは、おそらく他の支払手段のコストより安いはず。
ただし、それを実現するために mandai pay のような自社専用電子マネーを導入するコストまで含めて安いかは知らない。
ほとんどの人は給料などを銀行振込で受け取るわけだから、銀行口座から現金を引き出すことなく決済できてこそキャッシュレスである。
手段はいろいろあって、クレジットカードだけでなく、銀行口座からチャージする電子マネーやデビットカードでもよいと思うし、
利便性を考えると日常の買い物では使うことは少ないが、銀行振込というのもキャッシュレス決済手段の1つである。
そういえばレンタル業者からノートPCを買ったときは銀行振込で払いましたね。(cf. レンタル業者の特別販売)
でも、よっぽど高額じゃなければ手持ちの現金で払えるという人がほとんどなわけですから、
mandai payのような現金チャージして買い物するというのは、わりと受け入れられるかもしれない。
でも、キャッシュレス化が進む中で、ATMの撤去、手数料増大という懸念もありますからね。どうなることやら。