ジーフットが株式併合によりイオンの完全子会社になるらしい。
公開買付の後、株式併合はよくあるけど、いきなり株式併合は珍しい気がする。
現状のイオンの持株比率が61.9%とすでに6割越えで、
大株主に見えるイオングループ各社や持株会で5.5%ほどはあるので、
公開買付を経ずに、株式併合でスクイーズアウトできるという判断なのだろう。
ジーフットと言われて何かわかる人ばかりではないだろう。
ASBeeと言われればイオンモールなど買い物に行く人はわかるか。
イオングループにおいて靴を専門に扱う会社である。
あるいはイオンの靴売場、Greenboxもこの会社の事業である。
なお、Greenboxは順次ASBeeにブランドを統一している。
実はジーフット、以前より赤字続きということは言われていた。
イオンとしてもいろいろ方策は考えたが、完全子会社化という結論に至ったよう。
上場子会社はどうしてもリソースのやりとりが難しい。
イオンリテールの靴売場におけるコンセッショナリー方式は、投資と運営が分かれているため活性化の投資が進んでおらず、ジーフットもイオンリテールも収益性が低い状態となっています。このような不具合を解消し、衣料フロアと一体となった靴売場の活性化投資を促進します。これにより、商品供給先を衣料フロアの各売場に広げ、ジーフットの収益性を高めます。
コンセッショナリーという言葉を知らなかったのだが、百貨店の食品フロアでよく見るやつである。
百貨店の食品フロアは精肉・鮮魚など、実績ある別会社が入っている。
しかし対外的には百貨店の直営売場として存在しているわけである。
確かにGreenboxはイオンモールの地図でもイオン直営売場の色で塗られている。
しかし、これがゆえ靴売場とそれ以外の衣料品売場は分断された形になってしまっている。
「衣料フロアと一体となった靴売場の活性化投資を促進」というのも解釈はいろいろあるが、
店舗によっては靴売場をイオンリテールなどに移管することも考えているのかもしれない。
こうなるとジーフットはイオンリテールなどに靴を卸す会社になるのか。
もちろん専門店スタイルでASBeeを続けていく店もあるだろうが、
「ジーフットの既存テナント区画を新業態に転換し、グループ店舗への新規出店も進めていきます。」
という記載からASBeeを畳んで、他テナントへの入れ替えも視野にあるのだろう。
モール全体としては靴売場が維持できることが前提だろうが。
正直どうなるのかはよくわからないところはある。
ただ、イオンとしては靴は引き続きやっていくという意思表示であろう。
実はイオングループで靴を多く取り扱う会社は他にもある。
それがメガスポーツである。けっこう靴売場広いんだよな。
イオンスポーツ商品調達 という両社で設立した会社が存在する。何してるのかよくわからんが。
メガスポーツもアメリカのThe Sports Authorityが撤退して、イオン完全子会社になって長い。
イオンリテール自体もsporsiumというスポーツウェアの売場があるし、
この分野はイオンの衣料品売場とメガスポーツの両面展開なのかもね。