今日も今日とて競馬観戦、大雨に見舞われた地域も多く「雨でグリーンチャンネルが映らない」なんて人も。
衛星放送って雨に弱いんですよね。(帯域によるが10GHz以上の高い周波数では降雨減衰の影響を受ける)
そして中山競馬場も大雨に見舞われ、ダートコースは田植え前のよう、芝コースは田植え後のようなど言われる始末。
こんな中でレースするのも大変だろうけど、それも競馬なんだろうな。
そんな今日一番の大レースは「中山グランドジャンプ」だった。
「ジャンプ」とあるように障害物を乗り越えながら走って行くレースである。
「J・GI」という格付けが付いている。ジャンプ(=障害レース)の最高グレードという意味なんですね。
J・GIの格付けの付くレースは2つしかなくて、もう1つは中山大障害ということで、どちらも中山競馬場なんですね。
特に難易度の高い「大障害コース」があるのが理由なんだとか。日本における障害レースの総本山みたいなところですね。
そんなレースで勝利をしたのはオジュウチョウサン号、なんと同レース5連覇である。
実は2016年に1着をとって以来、5年連続で1着なのである。
同一の重賞レースで5連覇はJRAでは初めてのこと。
もう1つ、この勝利は同馬にとって重賞レース13勝目だというが、これも新記録だという。
これまで12勝の馬は3頭いたそうだが、それを超えて単独トップだという。
【中山GJ・豆知識】オジュウチョウサン、テイエムオペラオーやグランドマーチス超える新記録樹立 (netkeiba.com)
しかもオジュウチョウサン号はまだ現役を続ける気満々なので、自分で記録を塗り替える可能性も十分あるという。
確かに障害レースということで、ライバルも少ない世界ではあるけど、それでも勝ち続けることは難しいはず。
こんな記録を打ち立てたのだから、引退後には「オジュウチョウサン記念」とか名前が付いたレースができるかもねというファンも。
確かにあっても不思議ではないけど、JRAでは馬の名前が付いたレースって少ないんですよね。
定期的に開催され続けているレースは「シンザン記念」「セントライト記念」「共同通信杯(トキノミノル記念)」「弥生賞ディープインパクト記念」の4つだけだという。
過去にあったけど廃止されたものもあるし、日本ダービー第80回記念とか、JRA創立50周年記念とかでそのときだけ過去に活躍した馬の名前がついた例はあるそう。
地方競馬では活躍した馬の名前を付けたレースはそれなりにあるらしいけど、JRAだとこんなに少ないんですね。
「ディープインパクト記念」というのも引退後13年を経て、没後の命名である。
その馬自身の活躍もさることながら、子供たちの活躍まで見ての命名だったというからハードルの高さがうかがえる。
いずれにせよ、まだ現役を続けるならば、そんなのはまだ先のことだろう。
もっとも、世界には現役の馬の名前を付けたレースで、その馬が勝利したなんて無茶苦茶な話もありますが。
WATCH: 26 in a row! Winx wins at the 2018 Winx Stakes full race video (The Roar)
ちなみにこのWinxという馬、2019年の現役最後のレースで勝利したことで、世界でもっとも賞金を稼いだ馬になっている。
G1レース25連勝とかいう、ここだけ見ればJRA最多記録と書いた重賞13勝が大したことないように見える。
Winxが活躍したオーストラリアと日本ではいろいろ事情も違いますけどね。
ただ、どんなレースでも勝ち続けられるのはただ者ではない。
そういえばオジュウチョウサンってどれだけ賞金を稼いだんだろう。
今回の勝利を入れて7億6880万円(本賞金)でしょうかね。
これは父親のステイゴールド号を少し上回る数字だという。(もっと稼いだ子もいるようだけど)
……確かにすごいけど、重賞レース13勝という記録を上げながらこれなの?
調べたところ障害レースの賞金ってトップクラスのJ・GIの2レースで1着取って6600万円なんですよね。
平地のGIレースで2歳限定のレースを除けば一番安いものでも1億円、高ければ3億円も出るんだから、明らかに安い。
世界的に見ても障害レースの賞金ってそんな傾向らしい。
世界でももっとも賞金が高い障害レースはイギリスのグランドナショナル、1着賞金が 561,300ポンド(およそ7550万円)という。
そうやって考えてみると、日本のJ・GIレースの賞金は世界トップクラスと言ってよいのかな。
そりゃむやみに遠征したりしないわけだ。(過去に障害レースのために外国遠征した馬は1頭しかいないらしい)
障害レースというのは、馬が生け垣などの障害物をジャンプしながら越えていくわけだが、
これはそれなりの危険が伴うことで、騎手が落馬したり、馬がケガしたりで競走中止になることもしばしば。
大差でもなんでも全頭が無事にレースが終えられればファンの拍手が起こるのだという。
しかし、今日は雨の中でしたから、全員が無事にゴールとはならず、11頭中3頭が競走中止。
そのうち1頭はなんと死んでしまったのだという。
【中山グランドJ】昨年の最優秀障害馬シングンマイケル死ぬ 最終障害で落馬、競走中止 (netkeiba.com)
ものすごい派手なこけ方をしてたから心配だったんだけど、致命傷でしたね。
ファンもいろいろな願いをもって迎えたレースだっただろうけど、「全頭が無事で」という願いは叶わなかったわけである。
オジュウチョウサンの輝かしい記録をたたえつつも悲しんだファンは多かっただろう。