先日、試作品を改造したって話を書いた。
このとき、自分たちで改造せず、外に改造を依頼していた基板が返ってきた。
これですぐ動くのかというとそうはいかない。
なぜかというとROMが書き込まれていないから。
そこで到着した基板に対して、以下の作業を行う必要があった。
- FPGAのROMを書き込む
- マイコンのROMを書き込む
- メンテナンスツールで初期化処理を行う
大した話ではないように思えるが、それぞれ使う道具が違うのが問題である。
最初にこの試作品が届いたときには、1と2を別の人がやっていた。
マイコンのプログラムの書き込みをできる人はけっこういたのだが、
FPGAのプログラムを書き込む環境がそろっていて、その操作ができる人が限られていたのよね。
ただ、この人はマイコンの書き込み環境がなかったので、FPGAはこっち、マイコンはこっちって分けてやってたわけ。
僕も最初はマイコンの書き込み環境だけあって、FPGAの書き込み環境はなかった。
ところがFPGAの書き込みをする用事が時々あって、そのたびに書き込み環境を持ってる人を呼んでやるのはめんどくさい。
そこで、自分の環境にもFPGAの書き込み環境を用意することにした。
FPGAの書き込み環境をインストールするのはけっこう時間がかかったのだが、完成してしまえば便利なものである。
デバッガを持ってきて、ボタンポチポチで書き込みできるんだから、便利なもんだ。
そんなこともあって、今回届いた改造品を使えるようにする作業も1人でできるわってやってたんだけど、
これがけっこうめんどくさかった。
何がめんどくさいって、各段階で使えるツールが違うからだ。
- FPGAのデバッガをつないで、書き込みツールでポチポチして、再通電させる
- マイコンのデバッガをつないで、書き込みツールでポチポチして、再通電させる
- メンテナンスツールでExcelワークシートの手順通りに初期化処理を行う
もともと机の上に計測器がいろいろおいてあって(初期化処理完了後に引き続き行う初動確認で使う)、
それに加えて、2種類のデバッガを並べて、PCではいろんなツールを立ち上げ……なんてやってると頭がこんがらがってきた。
途中から思ったんだけど、今回はまとまった台数あったから、流れ作業でやったほうが効率よかったのかもね。
FPGAに書き込む人、マイコンに書き込む人、メンテナンスツールで初期化する人と、分けてやれば、こんな混乱することもなかっただろうしなぁ。
1台、2台やるなら1人で全部できるのはメリットが大きかったんだけど、台数が多くなるとねぇ。
それでも半日で全て動作できるようになったばかりか、初動確認まで終わらせられたしよかったのかな。
そりゃ工場の効率性には叶わないだろうけど、ROMも書き込まれてないところからスタートにしては悪くはないんじゃないの。