持ってるお金を増やすため投資する先というのはいろいろあるだろう。
株や債券を買って会社に投資したりというのはよくあることだろうし、不動産というのもあるだろう。
しかし、食べ物も投資の対象になることがある。
よくあるのが小麦など穀物だな。まぁ穀物ならわかるんだが、今日驚くべき発見をした。
それはワインが投資の対象になっていると言うことだ。
香港 有名作曲家のワインに4億6000万円 (MBSニュース)
この4億6000万円というのが1本あたりなのか全部なのか、釈然としないが750本で割ると61万円となる。
高いなぁとは思うが、この金額を出しても買いたいなと思う人はいるのかもしれない。
ただよくよく考えてみるとワインがオークションに出てくるというのは変な感じである。
このワインの出品者というのはワイン製造業者ではなく個人だから不気味な話である。
例えば大根を買ってそれを転売しようと考える人はいないだろう。専ら食べるために買うし、食べきれなくてもお裾分けするぐらいだろう。
日持ちしないからだとと言うかもしれんが、六甲のおいしい水を買ったのを転売しようという人はいないだろう。
まぁそもそもこういう食べ物の類って必要な時に必要な分だけ買うのが基本ですからね。
ところがワインではそれをする。さて、どういうことか。
これはワイン愛好家が書いた記事だが、なぜこのように売り買いされているのかという事情がよく分かる。
まず、なぜ売り買いが行われるかという話だが、これはボトルの状態で保存が利いてさらに熟成も行われるからですね。
そして値段の上下が激しいという事情もある。
私自身はまだ、将来再販することを想定してワインを購入したことはないのですが、将来自分が飲むであろうワインを、その価格が高騰する前に、先物予約や現物の形で、ケース単位で購入してきました。
別に将来にわたって値段がそう変わらないのなら今買う必要は無くて、飲む時に買えばいいわけです。
さっきの六甲のおいしい水の話はまさにそうだから成り立つことだ。
けど、ワインはそうではない。だから安いうちに買っておこうとか考えると言うことだ。
そして安いうちにかったワインを高くても買いたいと思う人に売れば儲かると。ワインに投資するとはこういうことか。
こうやってワインを投資目的で買う人が増えるとどうなるか。
実態はなにも変わってないのにワインの値段が上がっていくことになる。
これってバブルのことなんですよね。
インフレもバブルも、ものの値段があがるのは同じだが、インフレは全てのものの値段が上がる。
生活にかかわるものに値段が上がれば給料を上げざる得ない、そして値段が上がっていく。
ただバブルは一部のものだけが値段が上がる。日本の1980年代後半から1990年代初頭のバブルの場合は不動産か。
この手のワインの世界というのはあまりご縁がないのでなんとも。
まぁ大量生産するようなワインなら全くこう言う問題は無いんでしょう。
生産量も少ないワインに限ってこういうことが起きるんでしょうね。
あまりに不思議な世界だなと思った。