以前、母が プラスEX のパンフレットを持っていた。
プラスEXは既存のクレジットカードに付加してEX-ICサービスを受けられるものだが、
これ年会費がかかるのよねぇ。年540円、J-WESTカード エクスプレスやエクスプレスカードの年会費、年1080円よりは安いのだが。
その割に割引額が小さいので、あまりに中途半端だと。
そんなわけだから確実に年1往復以上使うならJ-WESTカード エクスプレスの方がよいだろうと勧めた。
さて、それでJ-WESTカードとEX-ICカードが到着したのだが、難しいのがEX-ICカードの使い方だ。
名古屋駅で近鉄から新幹線に近鉄・JR乗換改札を使って乗り換える場合、
- 近鉄・JR乗換改札ではPiTaPa1枚で通過する
- 在来線・新幹線乗換改札ではPiTaPaとEX-ICで通過する
ここで、なぜ新幹線乗換改札までPiTaPaが必要かというのがまずわかりにくい。
僕は新幹線に乗るのに近鉄・JR乗換改札は使わず、一旦外に出て新幹線の改札に直接入るのだが、母はそれは遠回りだという。
もし、在来線改札からEX-ICを利用する場合は、運賃は引き落とされないが在来線用のICカードが必要になる。
今は名古屋駅の近鉄・JR乗換改札は近鉄・JR両方でICカードを使う場合は1枚のカードで通過することになっているので、
近鉄がPiTaPaなら必然的にJRもPiTaPaになる。ちなみにJR東海では0円でもICカードとして有効なので0円のPiTaPaでもいい。
どうしても在来線用のICカードがない場合は駅員に言えば通行証をくれると思うが、新幹線改札に直接行くように言われるかもしれない。
しかし、そもそもEX-ICが適するかどうかというのが問題だ。
名古屋は新幹線の駅からJRに乗るが、東京側が東京駅・品川駅でJRから降りるとは限らないというのが問題だ。
ただしJRの乗車券は分割したから高いとも限らない。600km越えないと賃率下がらないしね。分割することでかえって有利なこともある。
実際どうなのよと母の典型的な利用例で調べてみた。
これで調べてみると乗車券+e特急券よりEX-ICの方が500円ほど高いと出てきた。乗車距離が長いから通し運賃のメリットが大きいようだ。
e特急券を使うとなると、特急券の受け取りと乗車券の購入という操作を2つする必要がある。
名古屋駅の近鉄・JR乗換改札の横には特急券の買える券売機があり、ここでe特急券の受け取りと長距離の乗車券の購入はどちらもできる。
今もここできっぷを買ってるらしいのだが、ここは混んでるとのこと。
外からの新幹線改札の横には受取機があって、これはe特急券の受取とクレジットカードでの乗車券類の購入ができて、ここは空いているので、
これを活用できれば便利なのだが……近鉄・JR乗換改札にはないかなと。
逆に東京方面から名古屋へ来るときは、発駅で乗車券を買って、新幹線に乗り換える品川駅の受取機でe特急券を受け取って乗り換えればいいので、わりと楽な気はするけど。
EX予約もなにかと便利ではあるのだが、年会費がかかるので気軽に使えないのがねぇ。
EX-ICは便利そうに見えて使いにくいところが多い。運賃面で不利にならないのなら便利なのだろうけど。
プラスEXとか失望ばかりだろうと思うのだけど、どうなのだろう。
僕も東海道新幹線を使う機会が皆無とは思わないのだけど、たまに使うだけならひかり号自由席でええわと思ってしまうね。
新住所から西方面に行く場合の最短ルートは高速バス安定だし。新幹線の方が速いのは確かだけどさ。